ぶ“りら”途中下車@伊豆急で行く伊豆東海岸の旅(前編)
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。緊急事態宣言等も解除され、活動の制限も徐々に緩和されつつあります。全面的な安全・安心には程遠い状況ではありますが、これから少しずつ、遠出もできるようになるといいと思います。
今回は、伊豆急行線で行く、伊豆東海岸の旅をお届けします。
伊豆急行線は、JR東日本・伊東駅(♪伊東へ行くならハ・ト・ヤ!の伊東)から、伊豆急下田駅に至る、45km余りの路線です。
幼い頃(今から40年ほど前)に、おそらく伊豆稲取駅までは乗っているのですが、その時の記憶は全くないため、実質的に初体験の路線です。
では、行ってみましょう。
写真1・伊東駅全景。地面が濡れているのが分かります…
ここは伊東駅。朝の8時です。天気予報では「晴」と言っていたにもかかわらず、何と霧雨が降っています。どうしましょう…
ここで、「伊豆満喫フリーきっぷ」1,900円也を購入し、出発です。
写真2・伊豆急の電車。一昔前の東急線っぽい車両。海側がクロスシートになっている
車窓は、トンネルのまにまにちらっと海が見える、といった感じ。
あっという間に伊豆稲取駅に到着。ここで途中下車します。稲取は、死んだ父親に、釣りに連れてきてもらったことのある、思い出の地。小6か中1だったな。漁港近くのテトラポットの上に乗り、海タナゴなど釣っていたところ、猟師さんの履くゴム長を引きあげてしまい、驚愕したことを覚えている(笑)。
写真3・伊豆稲取駅。とんがり屋根がかわいらしい。
霧雨そぼ降る中、傘もささず、海に向かって歩いてみます。数分で漁港に出ます。海産物などの直売所があり、今日は「朝市」と知らせる登り旗が出ています。
写真4・稲取漁港。漁船が静かに佇んでいる。
写真5・稲取港直売所「こらっしぇ」。ここではなぜかサツマイモを買った
直売所をぶらぶらした後、朝市も覗いてみます。
写真6・「朝市」会場。直売所のすぐ向かいのビル1階。
薄暗い広間に、地元の方々が干物やら朝どれ野菜やらを並べて商っています。奥には、キンメダイの釜めしのお店が!ちょっと迷ったけれど、朝ごはんの代わりにいただいてみましょう。
写真7・キンメダイの釜めし。700円也。キンメのアラでとった味噌汁はお代わりし放題。
う、うまい…!魚のうまみがしっかりごはんに乗っているのと、キンメの切り身もしっかり入っているのがよい。味噌汁もいい感じ。
すっかりいい気分で駅に戻ります。雨はあがり、空が少し明るんでいる。稲取は「吊るし雛」で有名(発祥の地?)なようで、駅の通路にも吊るしてあります。魚の形の吊るし雛は、どこかキンメダイっぽい。
写真8・9・伊豆稲取駅地下通路に飾ってあった、吊るし雛。かわいい。
次に向かうは、伊東方面に2駅ほど逆戻りして、伊豆熱川駅です。続きはまた今度。では。
(つづく)