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#05 業界に縁が無くても面白い!?  「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」を観戦したら楽しかった話

どうも。いらっしゃいませ。
SoRAiです。

 あるメディア媒体を手伝っている友人から「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース興味ある?」と連絡があり、二つ返事で行ってみることにしました。
 実はレースの存在は知っていたのですが、メディア業界に繋がりの無い一般人の自分が観戦に行けるようなレースだとは思っていませんでした。
例年9月に開催されているのですが、今年は12月開催とのこと。行くしかない。眠い目を擦りながら一路茨城県、走りの聖地筑波サーキットへ。

メディア対抗ロードスター4時間耐久レースとは?

 このレースは初代ロードスターがデビューした1989年にスタートし、自動車専門誌やテレビ・ラジオ・インターネットなどメディア関係者のチーム対抗として年に一度、業界の腕自慢たちがロードスターを駆って真剣勝負をする今回で30回目を迎える歴史あるレースです。
 車両はすべてマツダロードスターNR-A、安全にレースを楽しむための装備以外は、ほぼ市販車と同様の状態。タイヤの空気圧以外は一切の調整・改造が不可という、厳格なイコールコンディションが保たれています。主な専用装備はマツダ製ロールバー、ビルシュタイン製ダンパー、エンドレス製ブレーキパッド、ブリッド製バケットシート、CUSCO製レーシングハーネスなど。タイヤは開催初年度からブリヂストンがサポートを継続し、2020年から「POTENZA Adrenalin RE004」のワンメイクとなっているとのこと。

MAZDA ROADSTER NR-A

と、まぁ概要はこんな感じで、レースの存在は知っていたのですが、一般人の僕はこのレースに対してこんな事を思っていました。

「そもそもメディア・モータースポーツ業界の人間じゃない自分が行って楽しめるの?」

 普段国内トップカテゴリーのレースやチューニングカーのイベントには足を運ぶのですが、この手のレースは行けるものだと思ってなかったので、レース後のレポートやYouTubeで観る程度でした。あまり上手く表現できないのですが「知人がいないサークルのBBQに行くような」「推しのいないアイドルライブに行くような」複雑な心境でした。幸い筑波サーキットはチューニングカーのイベントで数回行ったことがあったので道にも迷わず、すんなりと駐車場に入ってパドックへ。パドックパスは2000円。安い!

ピットボックス上からメインストレート・ピットレーン・コントロールタワーを望む
この距離の近さが筑波サーキットの魅力

久々の筑波サーキットの雰囲気を楽しんでいると続々と車両がコースイン。

J-WAVE Racingのマシン ラジオDJで有名なピストン西沢さんのチーム

全車コースイン完了するとコースが開放。
「えっ?パドックパスでグリッドウォークできるの?」
トップカテゴリーやF1だとスタート前のグリッドまで入るには別途チケット購入が必要なのでこれは嬉しい。

さすがはマツダのイベント。オフィシャルカーもロードスター。バイオフューエルCX-90も登場
2大会連続の一番手スタートはREVSPEEDチーム。この距離感で写真が撮れます。
助っ人ドライバーはトップカテゴリー出場(GT300)の富林選手
グリッド最後尾からの眺め。大盛況でした。

いざ4時間の耐久レースがスタート!

 場内各所でレースの模様を眺めていると実にロードスターは車らしい動きをする。なんならちょっとかわいい。国内トップカテゴリー(SUPER GT やSuperFormula)の空力マシン特有のカクカクした高速コーナリングも素晴らしいが、ロードスターのタイヤを鳴らし、ボディをロールさせながら曲がっていく姿もいいものである。メーカー対抗のレースだとマシンの性能差によって動きや直線スピードが異なるけれど、このレースは全てが一緒の条件なので純粋にドライバーの腕勝負なのである。ドライバーバリエーションも豊かなので走り方・車の動かし方の違いが素人の自分でもわかるのが観ていて楽しい。

「ENGINE」エースドライバーは走れるYoutubeR大井貴之さん。鮮やかな色が特徴的

レースの中継はYouTubeLIVEで配信されていました。いつまでアーカイブが残るか不明ですが、是非ご覧ください。

パドックにはブリジストンカフェが!これは嬉しい。

レースの展開が落ち着いてきて、少し退屈になってきたら筑波サーキットの食堂へ名物のもつ煮は最高でした。パドックにはマツダがブーステントを出して車両の展示や暖かい飲物を配っていたり、ブリジストンカフェが出店していた。こうゆうサービスって通常のレースだとスポンサー向けにされるものなので嬉しい。この他パーツメーカーのブースで楽しむことができる。

夕暮れの最終コーナ。映える写真も撮影できる

感動の(?)ゴール!

あっという間に4時間が経過。ルールで給油量がきまっているので、終始全力全開では燃料切れでゴールできないので、後半になると前半セーブしていた分ペースを上げるチームがいたり、急激にペースダウンするチームがいたりと様々。ゴール間近となると夕暮れも迫ってきてライトが点灯して幻想的

感動の(?)ゴール。優勝はTipoチーム
戦いを終えたマシンを綺麗に拭き上げるチームの皆様が印象的でした
優勝マシン&表彰台

個人的カラーリングランキング

レース終了後もコースが開放されたので、レースを終えたマシンを間近で撮影できたので超個人的に格好良かったカラーリングのチームを紹介。
同一マシンなのでチーム毎に個性が出てており、楽しめるポイントの一つ。

GOETHEのマシン。チームの皆さんも格好良かったです。
マツダ人馬一体のマシン マシンに入った文字と深緑色のラインがお洒落
今年から参戦したチームブリジストン。タイヤメーカーのロゴやカラーはやっぱり良い
戦いを終えたマシン達

 そもそもメディアに縁の無い自分が行けるレースだと思ってなかったので、右も左も分からないわからない状態での現場入りとなったものの、耐久レースにも関わらず終始退屈することも無く楽しむことができた。そろそろキーボードを打つ手が疲れてきたのでここらへんで終わるが、疲れが取れたら追記していきたいと思う。
2023年は9月9日(土)に開催されることが表彰台で発表されたので、観戦しようと思っている。筑波サーキットは東京からのアクセスも良いので是非モータースポーツファンにも観戦して欲しい。

ではまた。

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