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昭和レトロなラジオに父の思いを感じ、その頃について調べてみた

先月帰省した折に、引き出しのなかに眠っていたこれ、なんだと思います?

私は子どもの頃、時々イタズラしては聞いていた、ラジオです。

これを夫が修理したら復活!
ちゃんと受信して聞けるようになりました。

SONYタイマーはまだ発動していない時代のSONYの製品🤭


私が子どもの頃すでに、古いなぁと思っていたんだけど、昭和39年のものだそうです。
ちなみに発売当時は、4880円だったとか。
調べたところ、昭和39年の大卒初任給平均が2万円。となると現在は約11倍の貨幣価値となる計算?

53680円!

亡き父が独身時代に買ったもの。

新しいものが大好きで、物欲があるのに普段は我慢して、時々ポロッと買ってきてはそれを大切にする人でした。自分のためより、私や母に買ってあげるのが好きな人だったなと、ラジオを見ていたら思い出しました。

先日、自分用に新しいパソコンを買った私ですが、値段は勿論全然違いますけれど、少し前から買おうと計画してお金を用意していました。日々使うものですから全く後悔はありませんし、もっと早く買えたら良かったなと思ったり。

若い頃の父は、そんな気持ちだったのかな。
どんな気持ちであのつまみを回して、ラジオを聴いていたのかな。
そしてどんな放送が流れていたのかな。

気になったので調べてみました。

昭和39年の出来事
東海道新幹線開通(東京と大阪間 2880円)
東京オリンピック
ケネディ大統領暗殺
新潟地震
東京モノレール開業
日本武道館開館

流行歌
坂本九さん 明日があるさ
西郷輝彦さん 君だけを
都はるみさん アンコ椿は恋の花

その他
VANのアイビールック(服装)

カバヤのジューC
明治のハイクラウン
ロッテのガーナチョコレート
グリコの鉄人28号キャラメル

なかなか興味深い年でした、昭和39年。
テレビのない職場で、オリンピックのためにラジオが聞きたかったのかな。
また、あそこから坂本九さんの声が流れていたんだね。
戦後20年を迎えようとする前年。
この年のアカデミー賞は、マイフェアレディだそうです。
ベストセラーの一つに山岡荘八さんの『徳川家康』実家にあります…お父さん、流行のもの好き。

ラジオ1つからいろいろ想像が広がります。

世の中の流れに乗って、遅れまいと必死だったのか、または興味のあるものがたくさんで、少ない給料から考えて買い物したりして楽しんでいたのか。

そんなことを考えました。


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