あいにくあんたのためじゃない、ってまさにまさにの柚木さん。
柚木麻子さんの小説にハマりつつあります。
最近読んで衝撃を受けたのがこちらです。
『あいにくあんたのためじゃない』
短編集です。
目の付け所と、あぶり出し方の冷酷とも言える視線が鋭くて、途中で本を閉じる事ができません。
ネット社会で、ちょっと人気があるからと傲慢になって、他人を面白おかしく晒して嘲笑する。
夢を語るけど、夢を実現する気力はない子に手を差し伸べたらどうなるか。
誰かが買い物しているのをほとんど見たことのない、街に昔からあるマダムの雑貨店の謎。
落ち目の