見出し画像

【春弦サビ小説】note村の一日 第3話【リレー小説】


🎸第1話

🎸第2話

【これまでの登場人物】
つるさん、PJさん、ミモザさん、BRILLIANT₋Sさん


「こんにちはー!」

威勢の良い声とともに勢いよくドアを開けたのは..


ーあれ?誰もいない?

ミモザが不思議そうにきょろきょろと見回すと、


「ここ!ここだってば!」

声のする方に視線を落とすと、足元に灰色の猫がいた。小さな体に大きな荷物を背負い、ちんまりと座ってこちらを見上げていた。

「ええと、あなたは誰?」

「えっ、わからない?ここに来るメンバーで猫って私だけだと思うんだけど..ミモザさんたら、冗談きついんだからぁ」

「うそうそ、ごめんなさい。お待ちしておりました」

ミモザはニヤリと笑うと、黒い花柄のワンピースの裾を両手で少し持ち上げてお辞儀をした。


「にゃんくしーさん、バイクで来たの?」

「もちろん!相棒の妄想バイク🏍️で世界中を旅してますからね。海だって渡れちゃいますよ」

小さな猫は自慢げに尻尾をピンと立てると、とことこと部屋の中に入り辺りを見回した。


「ええと、つるさんは?」
「師匠は今釣りに出かけるんです。きっとにゃんくしーさんにお土産のお魚を持ってきてくれますよ」
「それは楽しみですね!」

灰色の猫は荷物を置いて陽の当たる窓辺の椅子に腰を下ろすと、ご機嫌で鼻歌を歌い始めた。

「まぁ、海辺で聴くのにぴったりな歌ね」
BRILLIANT_Sはにっこりと微笑んだ。
「えへへ、ありがとうございます」

窓から入る心地良い潮風が部屋中に満ちていき、柔らかな歌声が通り抜けていく。PJはかすかな寝息を立てながらまだ眠り続けていた。




今回の新登場人物猫🐱


この続きを書いてくださる方は、コメント欄でお知らせください〜お待ちしています(´∀`*)フフ


こちらのリレー小説は、『春弦サビ小説』の企画に参加しています↓


✨追記

『note村の1日』に可愛いテーマ曲ができました🙌


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?