クリスマスツリーにハロウィンのカボチャ飾り付けてあるやつ嫌だな〜

10年ほど前、スペインのバルセロナ住んでた頃、街中でハロウィンのカボチャを見たのは、外資系のデパートの一角だけでした。

最近見たツリーの話

最近、あるテナントのエントランスに小さいハロウィンカボチャをオーナメントとして飾り付けてあるクリスマスツリーを見ました。

人目につく場所に企業や団体が出してるのは嫌だな〜

緑とオレンジで美しいとか思うし、ご家庭や個人で楽しんでる人にはこんなこと言ってごめんね〜ではあるけど、宗教的な「無頓着」さは、結構危ういと思っています。

祭事としてのハロウィン・クリスマス

自分はクリスチャンじゃないのに、こういうのを話すのは批判もあるかもしれないが、ちょっと言いたいな。

1. クリスチャンの教義では異教徒の祭事を行うのはNG
2. クリスチャンにとってハロウィンは異教徒の祭事
3. クリスチャンにとってクリスマスは祭事

穏健な人も、教義に厳格な人も当然いるし、イベントとみるか祭事と見るかもグラデーションかもしれない。でも前提としてはクリスチャンはハロウィンを祭事として祝わず、クリスマスは祭事として祝う。

イベント(文化)も宗教も尊重されるべき

個々人がイベントを楽しんだり、宗教の祭事を祝ったり祝わなかったりするのは最大限尊重されるべきだと思う。だからハロウィンやクリスマスをイベントとして楽しむ人がいて当然だと思うし、クリスマスを(ハロウィンも)祭事として祝う人がいるのも当然だと思う。

その両方が成り立つには、お互いが越境しないことが条件なのに、ハロウィンとクリスマスを混ぜたツリーを公然と配置するのは「クリスマスはイベントであって祭事じゃないと公言して回るようなこと」だと思う。これは越境だなって。

文化も宗教も尊重されるべきって言うとき、文化がいつもちょっと強い

例えると、お盆のナス馬が、ナスの代わりに、アメリカの文化と合体だー!!つってホットドックに足4本ついたやつだったらどうよ?
あーそれは面白いか。や、面白いけど自身が真剣な仏教徒だったら面白がってイベントとして消費するのは嫌なんじゃなかろうか。

そういう想像力の話。

こんなこと言うと、クリスマスもハロウィンも日本では宗教的な意味合いは薄いからとか言われると思うけど、宗教的な意味合いが濃い人から見ての想像力のなさはまずいんじゃないのかって話だから、そんな反論は聞かんぞ!

文化って言うと宗教を蔑ろにしすぎる傾向ある気がするなって話。


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