あなたが秘密を聞いた時とるべき防衛策(解決編)
続きー!
エアロック(気密室)の「エア」は空気の意味だけど、エアロック(秘密室)の「エア」はエアギターのエアとかと同じ意味だよ!鍵なんかねぇ!皮肉だね。が、前回までのあらすじです。
想定ケース
あなたが誰かの秘密を聞いたなら、それが漏れたとき容疑者になってしまいます。数人で飲みいったときとか、みんなで一緒に秘密を聞くケースありますよね。
リスナーA,B,Cの3人がマスターMから打ち明け話を聞く
「実は不倫をしているんだ」
この話が第三者Zにもれた時、マスターは思うわけです。
「この話をしたのはA,B,Cだけだ。彼らの誰かがしゃべったに違いない」
こんなんなったら、疑心暗鬼で関係が壊れてしまいますよね。これって秘密が漏れたことよりオオゴトじゃないかよ。
解決編
なんどもいうけど、人の口に戸はたてられない以上、システムで解決すべき案件なのよ。打ち明け話を聞いたら、まず、
万が一、自分が秘密をを人に話してしまったときは、必ず追加情報(リファー)も話すと、他のリスナーとマスターに約束します。
自分がAだとして
Mが不倫してるんだって、相手はデンマーク旅行中に知り合ったって
みたいな感じで、具体的でリアリティのある嘘情報を混ぜることを約束しておきます。同様に、B,Cにも同様に嘘情報を考えてつけてもらうことの約束を取り付けます。
Mが不倫してるんだって、相手は図書館司書で本の趣味が合うんだって
Mが不倫してるんだって、相手はライオンの身体を持ち顔は人間の女性。旅人に謎掛けをして答えらぬ者を喰らうんだって
これで仕込みはOK。
これでもし秘密が広まって、Mの不倫相手がスフィンクスってことになってたら、Cは言い逃れできません。もっというと、C的には、言い逃れする気はなくA,Bの無実を守るためリファーをつけました。っていう誠実さもあるともいえるので、執行猶予がつくのでお得です。
ここがミソ
罪の意識が希薄なまま、秘密をうっかり話してしまうことはあるかもしれないが、秘密を話しちゃったときにリファーをつけないのは意図的な罪、インテンショナルファールだからね。仲間を冤罪に巻き込むことは秘密を話したことよりも罪深い。
この意識が漏洩者にあることによりリファーシステムが成立します。信頼関係がある中で機能するフェイルセイフですね。