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DAU/MAU比率を分析する

みなさんこんにちは。

プロダクト担当者向けに、「使われない機能をゼロにする」ためのツール開発や支援を行っている、株式会社INVOXの佐藤です。

今回は、DAU/MAU比率の分析について書いていきたいと思います。

0. DAU/MAU比率とは?

DAU/MAU比率とは、SaaSや広告ビジネスを行っているサービスで利用されることの多い、ユーザーのエンゲージメントを表す指標の一つです。

月間の平均DAU(SaaSなどビジネス利用されるものは平日の平均DAU)を当該月のMAUで割った比率のことを指します。

Facebookが採用したことで注目を浴びましたが、プロダクトの性質によっては誤解を招くこともあり、適切に解釈する必要があります。

DAU/MAU比率について詳細に知りたい方は以下の記事が参考になります。

1. どんな分析ができるのか?

DAU/MAU比率の分析には、以下の2つの方法があります。

機能を比較する
粘着性の高いユーザーが頻繁に利用する機能を発見します。
その機能の利用率が低いユーザーに対して利用促進を行うことで、DAU/MAU比率の向上を目指します。

属性を比較する
粘着性の高いユーザーの属性を発見します。
新規ユーザー獲得の際のターゲティングに役立てることで、DAU/MAU比率の向上を目指します。

これらの分析について詳細に説明していきます。

2-1. 機能を比較する

用意するデータは以下の2種類です。

  • ユーザーごとの月間のログイン日数

  • 分析を行う各機能の、ユーザーごとの利用回数

ログイン日数と各機能の利用回数の相関関係を比較し、相関が大きい機能がDAU/MAU比率に良い影響を与えているとみなします。

相関が大きい機能Aの散布図(左)と相関の小さい機能Bの散布図(右)

2-2. 属性を比較する

用意するデータは以下の2種類です。

  • ユーザーごとの月間のログイン日数

  • ユーザーごとの属性データ

各属性のカテゴリごとにログイン日数を比較し、有意な差があるのかを比較します。
ログイン日数が多い属性がDAU/MAU比率に良い影響を与えているとみなします。

カテゴリごとに差が大きい属性Aのエラーバー(左)
とカテゴリごとに差が小さい属性Bのエラーバー(右)

最後に

DAU/MAU比率はユーザーのエンゲージメントを測定する上で重要な指標です。

INVOXでは、今回ご紹介したDAU/MAU比率やその他の様々な指標について、正しく計測や分析ができるようなツールの開発、及び支援を行っています。

ツールの利用に興味がある方
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