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【圧倒的没入感】2020年、VRはなぜ普及していないのか

「VR元年」と言われた2016年。あれから4年が経過しました。
今のところ、まだVRが広く普及したとは言えません。
ですが今からVRを導入しようとしている場合、これはポジティブな事実として受け取ることもできます。

この後お話ししますが、VRはこれから一気に普及する可能性が十分にあり、先行してVRを導入することで、様々なビジネスシーンにおいてVRの先駆けとなることが可能だからです。

ここからは、なぜVRが普及していないのか本当にこれから普及するのか ということについてお話していきたいと思います。


2016年のVR元年、なぜ我々はVRを体験していなかったのか

VRとは「Virtual-Reality」の略称で、仮想現実のことを指します。

2016年に各メーカーが一斉にヘッドマウントディスプレイ等のデバイスをコンシューマー向けに発売し、アミューズメント施設等のアトラクションにも導入さえ始めたことから、「VR元年」というと2016年を指すことが多いです。

そこから4年以上経過した今、なぜVRがあまり普及していないのかというと、まず第一に考えられることが、ヘッドマウントディスプレイ等のデバイス導入時のコストでしょう。
技術の進歩と市場拡大により、デバイスの価格は徐々に下がっていくと思われていたものの、発売当初の価格が高く、想定以上に売れなかったようです。
その後、技術は多少進歩してコストは下げられるようになったものの、やはり一般消費者が購入するにはまだまだ高いというのが現状です。

そうなると、なかなかコンテンツ開発側も市場拡大を見込めずに、大きな予算をVRにかけることができません。
もちろんVRコンテンツが充実していない状態で、高額なVRデバイスを一般消費者が購入するにはハードルが高く、こうして負のスパイラルが出来上がってしまいます。


VRとは一過性の衰退していくコンテンツなのか

ではVRはこのまま衰退していくのかというと、そんなことはないでしょう。
VR普及を阻む最大のボトルネックはVRデバイスの価格であり、これは技術の進歩やスマートフォンとの連携などにより、徐々にではあるかもしれませんが、今後改善していくことは間違いありません。

VRデバイス導入のコストさえ下がってしまえば、そこから一般消費者にもVRが浸透し、コンテンツの充実や新たなサービスが発表され、市場もどんどん拡大していくことでしょう。


VRの圧倒的没入感は今後のコンテンツ戦争の切り札となりうるか

VRが他のコンテンツに比べて圧倒的に秀でている点、それが「圧倒的没入感」です。
現状の様々なコンテンツの中で、最も人の感覚を支配できるといっても過言ではありません。

コンテンツの評価基準として、近頃よく注目されている「離脱率・維持率」というものがあります。
これはコンテンツを体験する上で、「どのくらいの人が最後まで体験したか、またどのくらいの時間体験を続けたか」といった評価基準です。
「どれだけ飽きずに集中して楽しむことができたか」とも言えます。

現在主要なコンテンツとして、「文章・音声・映像」などがありますが、これらのコンテンツは以下のような感覚を使用して楽しみます。

文章→視覚(言語的)
音声→聴覚
映像→視覚、聴覚

今のところ、映像コンテンツが視覚と聴覚の両方を使って楽しむコンテンツなため、他のコンテンツと同じ離脱率・維持率だとしても、その間に多くの情報を伝えることが可能です。

VRも映像コンテンツの一種として分類されますが、既存の映像と比べて視野における画面の比率がほぼ100%を占めます。
ほとんどの情報を視覚と聴覚から取得している人間にとっては、VR空間に自分が身を置いているのと同等の、これまでにない圧倒的な没入感を得ることができます。

それにより他のコンテンツよりも、一度視聴を始めるとVRの世界に入ってしまうと、離脱率・維持率ともに良好な場合が多いです。
「ながら視聴ができない」という点も、しっかりと情報を伝えられるという面では強みとなります。

このように、VRコンテンツは今後のコンテンツ戦争において、他とは違う優位性があるため、視聴環境さえ整えば爆発的に普及するポテンシャルを秘めています。


まとめ

なかなか現状では、身の回りでVRを視聴することができるデバイスを持っている人はいないかもしれません。
しかしビジネスシーンでは、徐々にではありますがVRを活用したいという声がようやく聞こえるようになってきました。

弊社でもここ数ヶ月でVRを利用した動画制作のお問い合わせのお声を数多くいただくようになりました。
リモートワーク等の、今までオフラインで行っていたことをオンライン上で完結できるように進めている、今の状況にもマッチしていると言えるでしょう。

今後VRが一気に普及する可能性は十分にあると思いますので、今のうちからVRで動画制作をご検討してみてはいかがでしょうか?


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弊社では360°カメラによるVR動画の撮影から、ドローンを使用しての360°空撮VRも撮影可能です。

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