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土萠めざめ
2016年2月10日 22:11
他愛も無いお喋り、夢の中での思いがけない遭遇、小さな約束、そして、答えあわせのような告白。アイスクリームが溶けていく速度で、近づく身体。傷の記憶。むき出しの言葉。契約の破棄、そして訪れる終局。 二十一歳にして女性を知らなかった僕の想像上の「恋愛」とは、そういうものだった。 彼女との関係性にどんな名前をつけたら正解だったのか、未だに分からない。「上った時と、下った時とで数が違うのよ」「ど