004 転勤して…それから…

 ご無沙汰しております。宮城県民になりましたつむりんです。
 転勤してもう2か月が経ちました。月日の流れは早いものです。
 この2か月間怒涛のように環境が変わり、それがストレスを生み、夫婦生活もギクシャクしてしまったり、様々な困難が待ち受けておりました。
 ツイッターにも低浮上でしたが、生存報告を兼ねて状況をご報告いたします。

勤務先が・・・
 
3月付で宮城の方に転勤となりましたが、本来配属されるはずだった仙台ではなく、配属となったのは石巻でした。
 通勤距離は約60km。郡山からだといわきの好間あたり、もしくは会津若松駅くらいまでの距離感と思っていただければ良いかと思います。こちらに毎朝通うこととなりました。
 ギリギリまで仙台かと思われましたが配属3日前くらいに石巻へ行くようにと指示がありました。仕事の内容としては、発達障害の特性が色濃く出ないよう、営業から業務スタッフとなったため、ほぼストレスフリーで仕事ができるようになりました。また、遠方から通勤していることもあり、スタッフの皆さんも温かく迎えてくれました。

 しかし、順風満帆にいかないのが私つむりんです。

 発達障害の特性はプライベートの方へ色濃く出るようになりました。


価値観のすり合わせ → 発火するほどの摩擦へ
 転勤すること、妻と一緒に暮らすこと、これを目標に会社内でも様々な形で働きかけを行い、ようやくそれが結実したのも束の間、お互いのこれまでの生活スタイルがガラリと変わることで発生したのは、価値観のすり合わせどころではなく、発火するほどの摩擦でした。
 買い物の仕方、福島ファイヤーボンズのブースト、帰宅時の靴の並べ方に至るまで、妻にとっては私の一挙手一投足がすべてストレスの要因となっていたようでした。そのストレスが爆発した出来事が起こってしまったのです。

愛車、突然の故障…
 ご存じの方も多いかと思いますが、これまで私めはワゴンRスティングレー(愛称:ヴァルキリー)に乗っておりました。2年ほど前に中古で購入、以来オイル交換等欠かさず、メンテナンスを施しながら大事に乗っておりました。
 しかし、宮城に引っ越してきてからというもの、オイルが異常なまでの減少を見せ、オイル交換後2千キロもたずしてタンクにはほぼオイルが残っていない状態となってしまいました。恐らくエンジン内部のピストンリング等に異常が出てしまい、ガソリンとともにオイルも燃えてしまったのではと推測しています。
 状況が状況のため、二人で話し合い、新車の購入を決意。しかし、折からの半導体不足に端を発する納期長期化に伴い、納車までいつになるか見通しが立たない状態に。ギリギリまでもってくれれば万々歳でしたがそうは問屋が卸しません。ヴァルキリーで走行中にエンジンチェックランプが「点滅」しはじめ、みるみるうちにパワーが出なくなりました。
 自動車保険付帯のロードサービスを使い、なんとか這う這うの体で帰宅すると、待っていたのは怒りに震えた妻の顔でした。
 結論から言うと、ポンコツ車を掴まされた買い物下手なダメな旦那というレッテルがびっちりとこびりついておりました。

ヴァルキリー、突然の別れ
 症状から察するに、1気筒動いていないようでした。動いていない気筒を確認し、その旨をディーラーさんへ伝えておりましたが、事態は想像をはるかに超えていました。

ディーラー「圧縮が全く上がりません。直すにはエンジンを乗せ換えるしかありません」

 自動車は、いくら念入りにメンテナンスを行っても、壊れるときは唐突です。元自動車ディーラーに勤務していた身ですからそれは重々承知の上でした。しかし、そんなことは車について門外漢の妻は知る由もありません。遂にポンコツ車を掴まされた買い物下手なダメな旦那車を壊した、というところまでジョブチェンジを果たし、妻の怒りは頂点に。流石に私も反論させてもらいましたが、もはや焼け石に水どころか焼け石にハイオクな状態に。一瞬ですが本気で離婚が頭をよぎりました。

買い物下手なダメな旦那、金銭感覚の欠如
 買い物下手なダメな旦那、これは車以外にも当てはまります。マスクが切れかかっていたのでいつも愛用していたユニ・チャームの超快適マスクを購入したこと、会社での昼食に必要かと購入した弁当箱、これらすべては燃料にしかなりませんでした。
 こちらにとっては必要なものを購入しただけだったのですが、妻にとっては無駄遣い以外の何物でもなかったようで、完全に逆鱗に触れてしまいました。最終的に下された決断は、


「財布の中身は1円単位で妻が管理」

ということで落ち着きました。
 これが何を意味するか。もはや私には自由が無くなったことを意味しています。


発達障害当事者会ふくべこのこれから
 今年2月4日、満を持して立ち上げました発達障害当事者会ふくべこについてです。初回はかなり気合を入れ、遠方からもご参加をいただき、また発達障害を持っているが故の悩みの共有ができた素晴らしい会だったと自負しております。
 しかしながら、仙台市在住となりなかなか地元へ戻れないこともあり、3月の第2回目は代表者が不参加という忸怩たる思いでおりました。
 結婚生活を送る中でついつい忘れがちだったADHDである自分。今まさに代表者である私が最もふくべこを必要としている状態となっていますが、それすらも叶わない状況となっており、数々のSNSも低浮上となっておりました。
 今後のふくべこについてですが、せっかく立ち上げた当事者会をみすみす無くすようなことはしたくありません。ですが、実務的な部分はほぼ不可能といって差し支えありません。なにしろ妻は当事者会の立ち上げに反対していたからです。曰く、そうした会の運営はちゃんと生活できている人(収入・時間・健康状態)がするものであって、あなたはどれも当てはまらないでしょ?という理論でいますので、もはや私がふくべこの代表を語ることすらおこがましくなってしまっている現状です。
 現実的な線でいえば、私自身はふくべこの代表を降り、ふくべこにご参加いただいた地元の方で引き継いでいっていただけたらと思っています。
 何なら「ふくべこ」という看板を降ろしてでも、別な当事者会でもよいです。せっかく立ち上げた福島県内の発達障害当時者会という流れだけは維持していただければ、というのが正直な願いです。

最後に
 ここまで長文をお読みいただいてありがとうございました。
 結婚して幸せなのかどうか、これを模索した2か月間でもありました。当事者会の運営など、積極的な活動はできませんが、結婚した発達障害当時者として、こんな私がどうすれば幸せになれるか、このネタをため込んで皆さんと共有できるように頑張りたいと思います。
 ふくべこに多いな期待をしていただいていた皆さんには本当に申し訳ない思いでいっぱいです。大変申し訳ございません。不本意ながらこうした状況下につきご理解を頂けますと幸いです。
 もう少し余裕ができたらSNSにも浮上していければと思っております。
 今後とも宜しくお願い致します。

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