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返本還源(序)〔禅の古典〕

この記事「返本還源(序)(禅の古典)」について 前回読んでくださっていいねをくれた方ありがとうございました。 書き手ひとりが翻訳してるだけと思ってたところに、読み手がいたのでまた書いたもの投稿します。 前回の入鄽垂手の前段にあたる「返本還源(へんぽんげんげん)」です。 序と頌のうちから序を訳しました。 返本還源(序)本来清浄 不受一塵 本来清浄にして、一塵(いちじん)を受けず。  本来の清らかさがある、清らかになるには浄(きよ)らかにすればいい。  塵(ちり)ひとつ付い

    • 入鄽垂手(序)〔禅の古典〕

      十牛図の第十図を「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」と言います。 以下はこの入鄽垂手の書き下し文と、その意訳です。 十牛図はいずれの図も、序(じょ)と頌(じゅ)の二段構成です。 そのうちの序のみを訳しました。 そこでここに残します。 入鄽垂手 序柴門(さいもん)独り掩(おお)うて、千聖も知らず。  玄関の柴の門を閉じた人のように、この世のどんな"聖"も知らない人がいる。 爺に逢うては爺相応、婆に逢うては婆相応、子供に逢うては子供相応。  爺に会って爺にならう、婆に会って婆にな

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