磁気探査 「鉛直探査」

 磁気探査とは磁気を検知するセンサーを使用して不発弾を探す仕事です。

 探査の基本的な方法の一つに「鉛直探査」というものがあります。

 探査する孔をボーリング機械で削孔し、地表面から孔の底までセンサーを入れ、また底から地表面までセンサーを引き上げる、センサーを上げ下げすることで孔の中の磁気反応を用紙に記録していく。この時、探査をする人がセンサーを孔に入れた深度の1メートル毎に記録者に合図を送ることで、どの深度でどのくらいの磁気反応があったのかを調査することができるので不発弾をさがすことができます。

 自分がこの探査で好きなところは、センサーを孔の中で上げ下げする作業です。孔の中をセンサーを詰まらせることなくスルスルと上げ下げすることができると何回でも探査をしたくなるくらいにどんどん楽しくなってしまいます。

 自分がこの探査で大変だと思うところは「位置出し」と呼ばれる作業で、ボーリング機械で削孔をする前に、探査をする孔の位置を測量機器などを使って地面に印を付け「位置出し」をしていきますが、この位置出しが現場によっては何百箇所もあるので探査前の準備が大変になることが多い。なので少し面倒に感じてしまう時もあります。

 自分にとって鉛直探査の現場は、掘削前の作業が面倒なだけで、始まってしまえば探査も楽しいし、孔を掘ってる時間は待ち時間もあり体力的にもキツいことはないので前向きに仕事ができる現場だと思っています。
 

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