磁気探査 「危ない手榴弾」

 磁気探査の主な仕事は不発弾を探すことです。

 この題名を見ると「手榴弾が危ないのは当たり前だろ!」と思われることでしょう。
 結論から言うと、「危ない手榴弾」とは陶器製の手榴弾のことです。
 
  アメリカ製の手榴弾は通称「パイナップル」と呼ばれ、鉄製なのでセンサーに反応するので発見はしやすい方です。
 ですが、旧日本軍が使用していた手榴弾は陶器製のものもあり、磁気反応が無かったり小さかったりする。(引き抜くピンは金属製だったりするため)
  専用のセンサーを使用して探査をし、「対象の不発弾のようなものはない」と判断したところから陶器製の手榴弾は発見される可能性がある。
  現場としては、艦砲射撃の弾や投下された爆弾よりもセンサーにひっかからないこの爆弾の方がよっぽど恐ろしいし、気を付けなければいけない。
 

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