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会社の飲み会(珍しい)

発表会の直前に、会社の飲み会があった。
行きたくない。

私はリファラルで入社したくせに、私を引っ張った人のことにもう好意がなくて、隙を見せまいと気を張っている。彼女は所謂【お局】なので、彼女の私に対する印象が、社内の人の私に対する印象にもなる、そういうリスクがある。
なので、欠席という選択肢はまずない。

莫迦みたいに聞こえるだろうけど、私だけが欠席したら、私の陰口を言われるような気がするのだ。陰口というほど瞭らかではないけど、印象操作というか軽いディスりというか、ふわっと嗤われるとか、そういうことが起きると思っている。
今回は、子を産んで復職したての人がその日しかダメだったので、厭だけど行くしかなかった。
コロナ禍の前から、社畜をやめたころから、私は行きたくない飲み会に参加できない体になっていたのと、ついでに踊り始めたので、そこへ「余計なカロリーを摂りたくない」も加わるっていうね。
あ、余計なカロリーというか、不毛なカロリーが嫌なんだと思う。

気になっていたお店だったことと、福利厚生費が使えたのが救い。
私は生魚(お刺身、お寿司、カルパッチョ等々)が大好きなので、そこはとてもよかった。

でも結局少しは酔っていたのだろうか、我ながら珍しく、likeかれしのことを少し話した。私を今の仕事に引っ張った人が驚いていた。
「今のかれしの話はしないから全然知らなかった、今日どうしたの、珍しい」と。
※20代からの知り合いなので私の恋愛ばなしの大抵は知っているけど、今の人は彼氏でも配偶者でもなくlikeかれしなので、あまり話してない。

私は歴代彼氏の人数が少ないし、あまり長続きしない(大抵1年弱)ので、今の人は2年が経つから落ち着いて安定してしまって、特に話すことがないのだろう、と解釈されたので、そのままにしておいた。
確かに安定してる。私ちゃんとつき合わないほうがいいのかな。
でも史上最も甘やかされ、対話している。

私がつき合うことに及び腰なのは、始まりは終わりの始まりだと思っているから。結婚したくないのは、いろんなものがどうしたって付随するから。
相手の家族とか。私の家族とか。それらに関心ないので、煩わされたくない。
私にとって恋愛は非日常で、お菓子で、夏休みで、テーマパークだ。
生活に落とし込むことはできない。
ずっと一緒にいる、生活を共にして戦友でいる、家庭を築き継続するプロジェクトメンバーとして切磋琢磨することの尊さもわかるし、それらに対するコンプレックスもある。でも私にはできない。
コンプレックスのあまり、以前はこれを幼さだと思っていたけれど、最近はもう私の単なる「特徴」だと思うようになった。

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