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第17話 「地獄の陸路大移動編🇲🇽➜🇬🇹」【後編】

サン・マルコス🇬🇹⇒アンティグア🇬🇹

●前回のあらすじ
さて前回の話では、メキシコ国境を乗り越え、タリスマン🇲🇽というところから、サン・マルコス🇬🇹までなんとか辿り着いた。
そして時刻は13:30。
ここからの移動は以下の通り。
サン・マルコス⇒チマル・テナンゴ⇒アンティグア
乗り換えの都市、チマル・テナンゴを目指し出発。

「サン・マルコスまで到着。」

道のりまだあと約3倍はありそう...。

「足は真っ直ぐは入らん。椅子硬い。」

ちなみに、こんなバスに乗っている。
グアテマラでは「チキンバス」と呼ばれ、普通の夜行バスのような長距離バスもあるのだが、こちらのバスの方だと5分の1くらいで移動できるらしい。
ちなみに乗り心地は最悪です。
・足の幅狭すぎて正面向けない。
・イス鬼のように硬い。
・いかにもオンボロバスで、揺れるし、ガシャンガシャン音する。
※ただ、「安い」。高速バスやと数千円するところ、約1,000円程度で移動できる。

バスに乗ると出発までの間、色んな商売人がバスに乗り込んでくる。もちろん、売るのが目的なので、乗りはしない。

2時間が経過したその時、
「パァァァァァァァンッ!」
とクソでかい破裂音が鳴った。
どうやら、タイヤがパンクしたらしい。
バスでパンクってどんなんやねん。

不幸中の幸いとはこのことで、たまったま目の前がタイヤ屋やった。
「なんでやねん」

いや、有難いんか。
こんな奇跡要らんねんけどまぁ、ありがたい笑
1時間くらいかかんのかなと思ったら、アホみたいに手際良くて、20分くらいですぐに復活。

「いや、手際いいんかい」
どこが適当でどこが本気なんかほんまに読めねぇ。

そして約5時間ほど揺られ、目的地のチマル・テナンゴのバス停までのこり約30分となった所で、まさかの渋滞。

「ケサル・テナンゴは停車したが、乗り換え無し。
かなり大きな都市で、有名な日本人宿もあるから行ってみたかった。」

すると、何やらもうこの先は進めないから、降りろと。
「へ?目的地まで歩いて1時間ちょいあるんやけど。今もう夜18時半やねんけど...。しかもバス停どこやねん...。」

そして、突如ハイキングは始まった。
幹線道路の脇をとにかくひたすら歩いた。
半信半疑のもと、目的地はあるのかも分からない「バス停」。

「距離にして徒歩で約1時間」

歩いてると、降ろされた理由が分かった。なぜか、道が封鎖されていた。そこには大勢の人だかり。人も通れないんかな?よく分からんが、テープをくぐって突入してみた。
普通に通れた。ほんまによく分からん。事故はなさそうやし、なんやったんやろうか。

そしてやっと到着。
「な、ない。バス停がない。というかバスも1台もないし、そもそもめっちゃ薄暗い。」
案の定、何も無かった。

たまたま近くに警察がいたので、どこでアンティグア行きのバスに乗れるのか聞くと、親切に教えてくた。どうやら、最終のバスがもう出てるんじゃないかとの事なので、パトカーで送ってくれることに。優しすぎる、、、。
そしてバスの目の前に下ろしてくれた。
(ちなみに、ガチで何も目標物のないただの道に止まってた。分かるわけないやろこんなん!!!!笑)

「デコトラもしくは、エレクトリカルパレードのように輝くチキンバス」
「アメリカのスクールバスをデコった感じ。
(乗り心地最悪)」

どうやら、もう出発するところやったらしく乗車。
しかし、まだハプニングは待ち構えていた。
なんと、19:30チマルテナンゴ発、アンティグア行きの最終バス、アンティグアの手前の所までしか行かないとのこと。
「なんでやねん。」と、心の底から湧き上がってきた。

周りの乗客に聞くと、タクシーは使えるそうなので、それを使いなと教えてくれた。
なんやかんやグアテマラ、人はとにかく優しい。
ここに来て、アンティグアに行けることがほぼ確定したので、宿を予約した。
(ちなみに、宿はその日の泊まる1時間前とかでも予約できる。最悪、飛び込みでも大丈夫。)

「アンティグアの手前」

そして、アンティグア手前のところで下ろされた。夜やけど、まぁ、危ない感じはなかった。

UVERを呼び、なんとか夜21:00にアンティグアの宿に到着。
超疲れた。さすがに疲れすぎたので、贅沢にピザを買い、大爆睡。

移動総時間:「24時間」

さて、超大変だったメキシコから、グアテマラのアンティグアへの陸移動。
実は、飛行機で行けば簡単に行ける。
けどまぁ高いし、旅感は無くなる。
旅にハプニングは付き物やし、死なんかったらそれで大丈夫。日本に帰るころにはさらに強くなってそう笑

ということで、「地獄の陸路大移動編」でした!
いかがでしたでしょうか笑

旅は楽しい!
それでは、おやすみなさい!

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