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第20話 アカテナンゴ火山🌋②【グアテマラ🇬🇹】

おはようございます。
こちらは、午前3時。いや眠すぎる。

改めて紹介しておくと、こんなところで寝てました。まぁ、寝心地は言わずもがな。
※写真は別の時間帯に撮ったもの。

「夜は雨の音がすごい&超湿気てる」
「仲良く3人で雑魚寝」

その前に、、、
エクストラコースについて説明してなかったと思うので。
実は、出発前にこんなことがあった。
前回も軽く説明したが、
今回のツアーは2パターンあり、「登ってテントで泊まるのみ」 or 「登ってテントに泊まり朝早起きして更に火山に近づく」 がある。。もちろん後者は追加料金がかかる。
この追加料金で行くコースには行く予定が無かったが、たまたま同じホームステイ先にいた人が同じツアーにいて、エクストラコースにも行くと言っていたので、自分も行くことに。

外はもう真っ白。ものすんごい霧。
ガイド曰く、綺麗な火山が見える確率は「シンクエンタ シンクエンタ(50-50)」とのこと。

「視界は真っ暗。足元は火山灰で歩きにくい。目の前をライトで照らすと、霧に反射して何も見えない。」

「Vamos!」
まぁもう行くしかないでしょう。せっかく来て、行かずに後悔より、行って後悔。
あちなみに、バモスめっちゃ使います。

そして支度をして、いざ出発。
ほんっっっまにライト無かったら何も見えへんし、ライトあっても、10m先は見えない状況。
山初心者やし、ばり怖かった。

「前の人についていく。ただそれだけ。」
「夜の山ってほんまに雰囲気怖すぎる」

もっと衝撃の出来事があった。
出発して2分ほどで、男の子(20歳いかないくらい)が真っ暗な山道で倒れていた。真っ暗闇やから突然出てきて、鳥肌立った。
現在の時刻は午前3時半。
普通に考えて、みんながキャンプ周辺を出歩いていたのは、遅くても夜22時。
トイレを探して帰れなくなったのだろうか。
しかも、手には登山客が付けるバンドが。さらに、彼は半袖だった。

ガイドが、「アミーゴ!アミーゴ!」って言ってつついても反応がない。
1分ほど全く反応がない...。
肩を揺らしても全く反応無し。

すぐに、キャンプ方面に助けを呼んだ。
すると、突然、ゆっくり起き上がった。
ほんまに良かった。
でも絶対に何かしら身体にダメージはあるはず。結局、その子がどうなったかは分からない。
山の怖さを知った。

気を取り直して、再出発。
周りはこんな感じ。

「他のツアー客もいた」
「暗い中怖すぎる橋」

絶対に前の人に遅れを取らないように必死についていった。このエクストラコースに行く客は、基本的に上級者ばかりで、かなりペースは早い。やけど、何とか食いついた。
中学のサッカー部を思い出すようやった。
(高校の部活は楽してたからね笑)

私事やねんけど実は、日本でもほぼ毎日お花摘みにいくくらい、めちゃくちゃ腹が弱い。
この朝ももちろんお花摘みに行きたかったが、ちゃんとしたトイレがない&霧すぎて怖い、ってので、行けてなかった。それのせいで、トレッキング中3分に1回後ろの人にエアー攻撃をしていたこと、ここで詫びさせて欲しい。
絶対、呼吸しずらかったよな、本当にすまん💦

そして、段々火山🌋に近づくにつれ、地面の状態が変わってきた。より火山灰が多く、草木がなくなってきた。

「後ろの方のツアーガイドのレーザーが反射した様子」
「火山灰だらけの中力強く咲く花。何かは分からん。」
「休憩も取るよ」

出発から約2時間弱で、目的地に到着。
いやぁぁぁ、霧が濃すぎる、、、。
1時間くらいすれば日が昇り始めるとのことなので、待機&撮影大会。

「安い方の木の棒を借りて」
「意外と良い、?」
「お、意外と良いのでは?」
「彼は、スペイン語も話せるアメリカ出身の旅人。自然に関する記事を書いてるそう。公式インスタみたらフォロワー40万人越えでびっくりした。」

このアメリカ人の客ほんまにアホで、半袖1枚とパーカー1枚のみ。おもろい。

「寒すぎて冬眠」
「謎のダンスで身体を温める」

ちなみに、ここくっそ寒い。
元々朝の山で寒い×風が強い×水っぽい。
またもや、ウルトラライトダウン、、、と思ってしまった。

そして1時間が経過。
相変わらず景色は真っ白。
ツアーということもあり、キャンプに戻らねばならぬ時間に。
「断念。」
悔しすぎる、、、。かざんみたかったなぁぁぁぁぁぁぁ。別の火山で再チャレンジするかぁ。
とはいえ、しっかり霧の中も楽しんだ笑

同じツアーにいたアメリカ人は、話によると登山経験者ぽいのに、半袖1枚とパーカー1枚だけで来とって、凍えて死にそうなってた笑、強者やねんけど、言い方変えるとただのアホです。

キャンプに戻ると、一気に疲れが来て、2度寝爆睡。
と思ったら、朝パンとコーヒーあるよーと起こされた。うん、コーヒーは飲みたい。
山の上で飲むコーヒーは格別やぁ。
写真撮るの忘れていた。
こーゆうのも2人とかで旅してたら撮るんやろなー、とも思う。

そして下山の時間。
何故か分からないが、下山はほぼトレイルマラソンだった。
ここに来て、日本で父と2回ほど山ランをしていた事が効いた。明らかに効いた。
先頭集団に常について行けた。(中にはベテランもいたので、ツアーのレベルではないくらい早かった笑)
とはいえおそらく、ペースはゆっくりに合わせてくれていたはず。

帰りの道中の休憩スポットで、アーチ状の木を発見。1人が登り始めた。
「登らずには居られない。」
猿マインド×調子乗りが掛け合わさり、自分も登ることに。
(なんかフラグやなぁ。旅出発直前、友達と温泉行った際に寄った海岸でもこんなことあったなぁ。)

「なぜ登ったか?そこに木があったから。」

言い訳じゃない!!!!(先に言った)
今履いてるHOKA ONEONEの靴、めちゃくちゃいいんやけど、底が分厚すぎて地面の感触が分かりにくい。そのせいで、マジでグラグラ。
言い訳じゃないで!何度も言うけど!!!

しっかり記念撮影。
いい感じ!
さて、フラグを回収しに行こうか。
調子乗った時は何かが起こる。

この木に登ったいかにもサルみたいなやつは、降りる時に、登ってきたところを引き返した。
俺はジャンプした。やってもうた。
着地は成功(?)したが、手を犠牲にしてしまった。手のひらをしっかりと擦りむいた。
そんなんバレたからカッコ悪いから、こっそりティッシュで抑えて止血。

オチまで完璧な木登りでした。めでたし、と。

そんなこんなで、山の麓に到着。
するとまた子猫ちゃんたちが出迎えてくれた。
疲れ吹っ飛んだわ!

「にゃあ」
「ゴロン」
「かゆい」
「膝の上...」

猫ばっか載せてごめんなさい。
重度の猫アレルギーながら、猫大好き。
動物はやっぱり可愛いよなぁ。

悔しさが残る登山だったが、まぁなんやかんや楽しかったので満足。
リベンジする理由ができました。この山かは分からんけど。
以上、アカテナンゴ登山編でした!
次は、「アトティラン湖編」でまたお会いしましょう!

ということで、Adiós !

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