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日本という国の束縛力。

日本という国の束縛力。
それは、いかにこの国が魅力的で安全で恵まれた国であるかを表している。
ご飯は美味しい、道もキレイ、自然も豊かで、教育レベルも高い。
世界トップレベルのパスポートの強さ、もの作りの最先端。
かつては世界一にもなった経済大国でもある。
歴史を見てもユニークであり、独自の文化を発展させてきた。
言語もひらがなとカタカナ、漢字を組み合わせて文を構成する。
これが通用するのは日本だけである。

はっきり言って、これほどいい国が他にあるのだろうか。
そう思う。

それでも、これほど素晴らしい国の中ですらも、
生きにくさや、住みずらさ、将来に希望を見出せないという若者が多発
しているらしい。

海外に行ったことがある人ならわかるかと思うが
日本は本当に便利な国だ。必要なものはコンビニやスーパーでほぼ揃う。
トイレもほぼどこにでもあり、普通に綺麗だ。治安もそこまで悪くない。

「生きる」ということの最低限の営みに対して、
これほど安全で便利な国はない。

それでも、人間はなんとも不思議な生き物だ。
自ら死を選ぶ者もいる。日本では、特に多い。しかも若者に。

「生きる」ことにおいてこれほど充実した選択肢が用意されている国で
なぜ自ら死を選ぶ必要があるのだろうか。わからない。

最も生きるのが容易な国で、自ら死を選ぶ人口が多い。
なんて皮肉な世界なんだ。

最も生きるのが過酷な世界で、生を選ぶのと
最も生きるのが容易な世界で、死を選ぶの。

どちらがいいのか、わからなくなってくる。

ただ、一つ言えるのは、どちらもおかしい世界であるということだ。

本来は、最も生きるのが容易な世界で、希望に満ち溢れ、生き生きとした
生を選ぶべきなんだ。それが、最も幸せなことだと思う。

生き生きとした生を選べていない若者が多い感じは肌感でわかる。
たぶん、多くの読者さんも感じているだろうと推察する。

それは日本の何かが、多くのことが、うまくいっていないからだ。

これをすれば日本は良くなるとか、YouTubeとかテレビで言っている専門家とかコメンテーターはゴロゴロいるんだけど、
そんな薄っぺらい施策で良くなるんだったら、とっくの昔に良くなってる。
それでも良くならないから、諦めて海外にいく人は多いでしょ。最近特に。

日本を立て直すために頑張る人たちと
日本立て直しを諦めて海外に出ていく人たちと

2通りの選択肢がある。

どちらを選ぶかは自分の価値観次第。
あと、どれほど束縛されているのか次第。

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