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2021全仏オープンテニスまとめ #1

1月の全豪オープン最後の記事と同じ、この人がタイトル写真になりました。大坂さんの会見拒否声明とその後の棄権に始まり、とにかく話題が多すぎる大会でした。日本人が負けてしまうと日本での報道は途端に寂しくなりますが、実はテニスファンにとっては色んな意味でめちゃくちゃ楽しい大会でした。私なりの視点で振り返ります。

今男子ツアーで一番面白い人

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ロシアのダニール・メドヴェーデフ(25歳)です。何が面白いかと言うと、まずこの人現在世界ランキング2位です。先の全豪オープンでは準優勝でしたし今大会も第2シードです。

なのにですよ、前哨戦では「土のコートは嫌い、だって汚れるし」とか言ってます。試合中でさえ「あーもうこのコートにはいたくないよぉ」と愚痴ってしっかりマイクに拾われています。普通はスポンサーなどにも印象悪くなるから思ってても言わないでしょ?でもこの人は言ってしまいます。もちろん今回の全仏オープンは土のコート(クレイコート)です。

なるほど苦手を公言するだけあって今まで一度も全仏で勝ったことがなく「2050年までには全仏で一回くらい勝てるだろう」などと自虐ツイートもしています。しかし結果はなんとベスト8!本人的には万々歳で、一回戦を勝った時点で「歴史をつくった!」とツイートしました。

そして今回準優勝したチチパスに敗れていますが、ナント相手のマッチポイントでアンダーサーブを放ちネットダッシュ。意表をついたつもりがしっかり対応されリターンエースを決められゲームセット。(全豪オープンではチチパスにストレートで勝っています)

実はこれ男子テニスツアーの Funniest Moments という動画で、いわゆる「珍プレー集」です。メドヴェーデフは常連で、これは今大会のものではありませんが、マイアミの炎天下で脚が痙攣しておかしな格好でぴょこぴょこコートを歩いています。観てみてください。私はこの珍プレー集が大好きです。

例のイタリア人達どうなった?

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私は前回の記事「錦織くんのトップ10復帰が現実的でない理由」で3人の注目イタリア人選手を紹介しました。そのうちの2人の19歳ロレンツォ・ムゼッティとヤニク・シナーが共にベスト16に進み、シナーはナダルに敗れ、ムゼッティは優勝したジョコビッチを崖っぷちまで追い詰めました。今大会は全て5セットマッチ。つまり3セット獲った方が勝ちです。ムゼッティは先に2セットを獲ったのです。しかも2セットともタイブレーク。ピンチにやたら強いジョコを相手に2回のタイブレークを競り勝って、あと1セット獲れば大金星!というところまでいきました。

しかし今回ジョコは不思議な力を持っていました。それについてはまた次回書きたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

参考記事👇







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