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エキストラというものに行ってみた

初めて映画館で映画をみたのは
確か母親に連れられていったのだけど
物凄く混んでいて今では有り得ないが
階段に座って見たことを覚えてる
映画の内容はほとんど覚えてないんだけど
仲村トオルさんが主演の
「ビーバップハイスクール」だった。
それ以後映画館というものに
あまり縁はなく思春期に入り
その頃にレンタルビデオ屋というものに出会い
昔の古い映画や新作映画を何本も見ることにハマり
ついにはビデオ屋でアルバイトし
毎日毎日映画を見る日々を過ごしてた。
映画の世界に憧れはあったものの
あんなキラキラしたとこ
自分が関われる場所ではないし
一生縁がない世界だなぁと
それは諦めとかではなく
まったく違う次元の人達だと思っていた。
その後普通に(普通にかどうかは怪しいけど)
結婚したり離婚したり
また結婚して子供産んで子育てして
その合間に映画館にひとりで足を運ぶ
という生活をしてきて
あっという間にアラフォー。
であっという間に何だか癌に。
そしてあっという間におっぱいをなくした。
その時にふと思った
このまま人生終わんの?
えーつまんなくない?
子育ては楽しかったし
本当に私の子かと思うほど素晴らしい子に
育ってくれた
そろそろ私は私のために生きてみても
良いんじゃないか?
そんな時にエキストラ募集の一通のメールが
「めんたいぴりり」
華丸さん主演の映画
応募
受かりましたので…のメールが来た時には
えっ?困った!何着ていけば?
とちょっとパニくったけど
まぁ楽しもう!
私に出来ることを誠実に真面目にやるだけだ!
と思い現地へ
初めての映画の現場
目に入るものが全て新鮮
俳優さんはもちろんだけど
小道具ひとつとっても
真剣に作られてる
全てが真剣で
良い映画をとろうという気持ちで溢れてた
暑い熱い日で日焼けも半端なかったけど
あっという間に1日が過ぎていった。
今でもあれは夢だったのでは…?
というぐらい素敵な空間だった。
それ以来
映画は映画館でみた方がいい
という思いが強くなった。
映画じゃなきゃ撮れないものを撮ってる
その現場で作られたものはやはり
映画館で大きなスクリーンで見た方が
思いが伝わる。
そして色んな映画館に行ってみてほしい
私はよくミニシアターにも行くのだけど
ミニシアターでしか
見られない映画もあるから
色んな人に知ってほしいと思う。



#映画にまつわる思い出

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