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「また、会える?」
「もちろん。必ず会いに来る。そして、次会う時には…」
「会う時には…?」
「なんでもないよ、大好きだよ。もう電車の時間だ、行くね。」

遠距離恋愛中のカップルだろうか…
年齢は高校生ぐらい…卒業間際だろうか…
彼が会いに来ているようで、別れ際のようだ。
実際私自身大した恋愛経験はないので、彼女側も寂しいのだろうと客観的にしか思えないのであった。
とはいえ、彼が立ち去った後の彼女は呆然と広場から動くことなく、その場でしゃがんで泣き崩れていた。

遠距離恋愛を体験した事はないが、そこまで泣くのかと思う程に泣き崩れている。

~♪
愛してる気持ちか大きくなる度
君がいないと空気が抜けた風船みたいになってしまうの
また会えるとわかっていても
いてもたってもいられない
そばにいたいよ

逢えない時間はこんなにも寂しいなんて思いもしなかった…

~♪

思わず即興で曲を作って歌う。
彼女の事情は分からないが、彼女にとって彼は尊い存在なのだろう。そんなことを思い眺めているとふと歌っていた。
幸せになって欲しいなぁと思うのであった。


おはようございます。璃音です。
連載?始まりました。
単体だけでも楽しめる内容にしますが、どこかで繋がってる感じになると思います。
今日も1日頑張るぞー。

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