踊れば踊る、歌えば歌う。①

しんと静かな舞台
暗闇の中響く独唱

ただ立っているだけなのに
威圧感を感じる
トップのオーラというべきか

ただただ観客は息をのむ

あぁこれが真の実力なのか
私はトップを超える
そう決めてからずっと私は踊り続けた　歌い続けた

私たちが生きるこの世界
生まれてから物心がついた時には、歌と踊りがすべての世界
男も女も関係ない
ソロでもよし　グループでもよし

そこからフェードアウトする場合は
裏方に回ることになる
歌を作る　ダンスを考える　演出を考える

そう　歌い踊り続けるには
よい裏方との運命的な出会いも一つの運

1年生から12年間同じ校舎でライバルだったり　仲間としてすごすのだ。
切磋琢磨しながら涙あり、笑いあり。

これから私はとことんこの人の上を行く。
その覚悟が朽ちるまで私はやり抜く。

そうやり抜くんだ。

「私はクイーンであり続ける。
誰にも超えさせない。」

観客席から歓声が沸き上がる。

・・・超えて見せるから、絶対に。