見出し画像

僕は復学することにしました。

僕は去年の10月から一年間、大学院を休学していました。当時はいろいろ迷って休学を決意しました。正直、つい最近まで戻るつもりはありませんでした

しかし、今になって考えが180度変わり、復学することにしました

僕がなぜ休学し、この一年間どのような考えをして生活をしていたのか、そしてなんで気持ちが変わったのかここに記録しておこうと思います。


画像1


さかのぼること2年。

まだコロナウイルスが世に出てない頃、僕には叶えたい夢ができました。

それは世界一周をすること。

ただただ男のロマンとして旅がしたかった。

旅、旅、旅。

僕の頭の中は旅欲いっぱいになってしまいました。

画像2

そこで僕はどうしたら世界一周ができるのか考えました。そしてすぐ、最初にして最大の壁が現れました。

「お金」です。

当時の僕には東南アジアでなくなるほどのお金しかありませんでした。

一年間お金を貯めることにしました。

出発は一年後。そう決めました。

しかし、一年後となると大学は卒業している。よし、院に進学して学生期間を伸ばそう。そして一年後休学をして世界一周しよう

当時の僕はこんな考えでした。そして大学院に進学しました。

そこから必死でお金を貯めました。卒論の合間にアルバイトをたくさんし、飲み会は最低限しか行きませんでした。自炊もしました。相当、付き合いが悪くなったと思います。でもそれでもいいんです。自分の夢を叶えるためだから。そう自分に言い聞かせて毎日を過ごしました。

無事に大学院の進学も決まり、担当教授には10月から休学することを伝えました。

そんな晴れやかな気持ちでいたころ、だんだんとコロナウイルスが影響を強めていました。国境は閉鎖され、世界一周どころか県外にも出られない、しまいには家の外にも極力出ないようにという状況。

10月までに収まることを祈りつつ大学院生活をスタートしました。

しかし、皆さんご存じの通り収まるどころか感染は拡大しました。それと同時に僕の夢は今は叶えられなくなりました。

悩みました。落ち込みました。

そして、すべてのモチベーションがなくなりました。このままではだめだと思い。新たにやることを決めました。

そこで思いついたのが自転車旅。

とにかく旅がしたかった僕にとってこれしかないと思いました。

僕は旅を通して知らないものに触れ、苦しい状況を乗り越え、何かを達成したかったんです。世界一周だって貧乏バックパッカーだったら多くのトラブルに巻き込まれ、めちゃくちゃ苦しいと想像していました。それを乗り越え人として大きくなりたいと思っていました。

しかし、国内をただ旅するだけではそんなに苦しくないし得られるものは少ないと思いました。そんなときにふと自転車ってありなんじゃねって思ったのです。

自転車だと自分が動力となる必要がある。きっときついだろう。雨や坂、パンクなど乗り越えなくてはならない壁がたくさんある。これしかないと思いました。

そうと決めたら早かったです。一律給付の10万円を握りしめ、自転車とgoproを買いました。

画像3

そして休学し日本を自転車で旅することを決めました。

自転車旅の仕方なんて何も知らないけどとりあえず、おっきなバックパックに荷物を詰めて出発しました。

最初は四国を友達と二人で回りました。旅をしている自分に酔いしれただただ純粋に楽しんでいました。もちろん酷暑の中走るのは辛かったですがそれでもそんな状況が楽しかったです。

画像4

四国一周が終わり、九州へ向かう前noteをはじめました。それと同時に旅をしながら働くことへのあこがれが募っていきました。そしていろんな選択肢があることを知りました。

youtuber、ブロガーをはじめ日本各地で住み込みのアルバイトをすることでも生活ができると知りました。

そして僕は、自転車旅をしながら2つ住み込みバイトをし、ブログを一から作って発信し収益化もしました。

画像5

住み込みバイトではほんとによくしてもらって家族が増えたような気がしましたし、ブログでは自分の経験が価値になったようでものすごくうれしかったです。

このまま収入を増やしていって生きていくのもありだなって思うようになりました。

しかし、記事を50個ほど投稿したころふと、なんかやってることが小さいなと思うようになりました。

なんか僕がやっていることはすべて一人で完結している

確かに生きていけるが”何かもっとデカいことをしたい”と思いました。一人ではできない。もっと多くの人にためになる。そんなことを成し遂げたいと思うようになりました。そのためには社会人として働く必要があると感じました。

そして、休学の一年間が終わるころ、まだ僕は悩んでいました。復学するか退学するか。実は就職活動もしました。そこで改めて自分と向き合って、僕が社会に貢献したいことは大学院を卒業した先にあることに気づきました。なのでもう一度やり直して頑張ってやろうと思います。

正直、戻るのは怖さもあります。でも、これも自分の試練だと思って乗り越えていきたいと思います。

長々と書きました。ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。

そして最後に、みなさんへの感謝を伝えたいです。

この休学中の一年間で出会ったみなさん。関わってくれた皆さん。ありがとうございました。ほんとにたくさんの人に出会いました。そしてお世話になりました。人の優しさに触れてばかりでした。たくさんの刺激を受けました。皆さんに出会えたから、生きる上でいろんな選択肢があることを知ることができたし、その中で自分はどう生きたいかが少し見えました。休学期間がこんなにも充実したのは皆さんのお陰です。ありがとうございました。

そしてこれからは、人として自立できるように頑張っていきます。そして、皆さんに恩返しをしたいと思っております。ありがとうございました。

画像6

たいが

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?