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HD-2D

株式会社リオ制作部 銀です。
「OCTOPATH TRAVELERⅡ」の発売が発表されました。それに因みまして。

HD-2Dという言葉をご存じでしょうか?
ゲームを嗜んでいる方なら聞いたことがあると思います。

最近はグラフィックの綺麗さや、演出や映像の美しさを競うようなゲームが多いですが、ファミコン時代には点々とドット絵で画面を作成していたのです。

その時代に発売されたゲームがリメイク版としてリリースされることがあります。
そのなかで、懐かしさを残しつつドット絵独特の立体感や空気感を演出し、ドット絵と3Dが融合したような見た目になるCGの表現技法がHD-2Dです。
もちろん、新作のゲームOCTOPATH TRAVELERⅡなどでもこの技法は取り入れられています。

リメイク前のゲームの良さを表現するとともに、リアルなグラフィックでは表現が難しい漫画的な表現・効果などができて汎用性が高く、3Dで画面酔いしやすい方にも優しいです。

3D酔いしないというのもありがたいのですが、HD-2Dにはプレイヤーに考える余地、遊びがあると思います。
綺麗なグラフィックは、まつ毛の一本一本まで繊細に描き出していますが、
キャラクターの表情がはっきりしないからこそ曖昧な部分を補完しようと考え、こんな表情なのかな?実はこうなのでは?などの推測を立てたり想像したりして、考える力を豊かにさせる部分もあるのでは?と。

時間に追われているときは視野が狭くなりがちです。
決め打ちのような考え方から一歩引いて、俯瞰で物事を取り入れた時こそ、見えるものがあるのでは?
白黒つけないグレーさやゆとり(遊び)を残すのも、考え方として心の片隅にあってもよいと思います。

2018年に発売されたOCTOPATH TRAVELERを初め、
TRIANGLE STRATEGY(新作)やライブアライブ(リメイク)などが発売されており、また、ドラゴンクエストⅢやタクティクスオウガ リボーンなども発売予定ですので、RPGが得意な方はプレイしてみていただければと思います。

※HD-2Dはスクエアエニックスの登録商標です。


子供のころはゲームをやっていたけど最近は全然、
と言う人にとってもHD-2Dは懐かしい郷愁を誘うと共に、
美しい背景に感嘆できるグラフィック表現です。
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