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【思い出ゼロ】初めてディズニーだった話③(最終話)

東京、いいな。なんか。

地方に住んでたからか、人が多いところが苦手。身動きが取れないくらいギュウギュウなところは、特に苦手。東京は人が多くて、なんか冷たい印象があった(東京の方ごめんなさい)けど、あちこち美々しくて、刺激的な場所だった。
私が数秒突っ立てるだけで、ものすごいスピードで発展しているように感じた。東京ってすごい。

4日間の東京旅行から帰宅。

ここからは精算タイム。
デートや旅行にかかったお金は、絶対に割り勘。付き合ったばっかりのときに、2人で話して決めたこと(お互いの誕生日は例外)。
お財布からレシートを出したり、スマホで支払い履歴をみたり。ご飯、グッズ、ホテル、ディズニーのチケット。電卓で計算。

今回は、彼が多く払ってくれてたから、差額分を私が渡す。
よし、これで貸し借りは無し。スッキリ。
すると、彼がニコニコしながらこう言った。

「これで思い出ゼロだね」

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