見出し画像

ワーキングホリデー⑭(フィンランド、イタリア)

「海外に住みたい」「英語を勉強したい」「海外で働きたい」という夢を全て叶えることができる理想の制度がワーキングホリデー。前回の続きワーキングホリデー協定を結んでいる各国の申請条件や期間、募集人数等細かく見ていきたい。


前回のラトビアとウルグアイと同じく、日本とワーホリ提携を結んだばかりで、ビザの申請人数や条件に関する情報があまりないので、今回もフィンランドとイタリアの魅力についてお伝えする。

フィンランド

フィンランドは、陸地の約70%が森に覆われており、40の国立公園がある。
どの公園も豊かな緑が美しく、これぞフィンランド、という風景が広がっている。

ヘルシンキからアクセスできる「ヌークシオ国立公園」には約2~7km程の気軽に楽しめるコースや湖沼を巡るコースなど3種類のハイキングコースを楽しめる。
また、ラップランドの「オウランカ国立公園」はフィンランドで1番人気のハイキングコースで、時期が合えばハイキング中にベリーやキノコ狩りを楽しむこともできる。

日本でも「ととのう」などのワードをよく耳にするほどブーム到来中のサウナですが、サウナの発祥はフィンランド。
もともとsaunaはフィンランド語で、何世紀にも渡って続く大切な文化のひとつであり、身体と心を整えるために欠かせない存在であった。
フィンランドの人々にとってサウナはリラクゼーションであると同時に、大切な団らんの場。家族、友人はもちろんその場に居合わせた人とも会話を楽しんでいる。

サウナにもさまざまな種類があり、その中のひとつ「スモークサウナ」は煙突がないのが特徴の、昔から続く伝統的なサウナ。大きなストーブで薪を燃やしサウナ室を温めていき、温まったら煙を外に出し、ストーブに残る熱でサウナを楽しむ。

フィンランドのイメージと言えば、サンタクロース、ムーミン、サウナ…など様々ありますが「オーロラ」もまさにそのひとつ。

フィンランドでオーロラを観るならラップランド地方が有名で、ロヴァニエミはオーロラ観測に最適なエリアで、サンタクロース村などの観光やアクティビティも充実している。

サーリセルカはフィンランド最北の通年型リゾート地で、明かりが少ないので街中からオーロラが観られるチャンスがある。
また、穴場を狙うならルカという地域で、北極圏ではないがオーロラが発生するオーロラ・オーバルと呼ばれる帯の下にあり、宿泊客の多くが現地の人々なのでよりローカルな雰囲気を味わえるのが最大の魅力。

フィンランドの首都ヘルシンキは緑あふれるコンパクトな街で、北欧建築、デザイン好きには見どころが目白押しとなっている。
ヘルシンキのランドマーク「ヘルシンキ大聖堂」は5つのドームを持つルーテル派の総本山で、意外とシンプルな内装が必見。

岩をくりぬいて造られた、別名ロックチャーチと呼ばれる「テンペリアウキオ教会」はとってもユニークなデザインの教会。教会の壁には自然のままの岩が利用されており、外観も教会とは思えないスタイリッシュになっている。

また、ヘルシンキではマーケット巡りも楽しみのひとつで、屋台やカフェで食事をしたり、ベリーの盛り合わせを食べ歩いたり、おみやげを探したり、楽しみ方は千差万別。

イタリア

イタリアは長い歴史を持つ国の1つで、紀元前8世紀にローマ帝国が誕生して以来、東ローマ帝国、西ローマ帝国と2200年以上の歴史がある。
北から南まで、地域や都市によって全く雰囲気が異なり、定番のミラノ・ローマ・フィレンツェ・ベネチア、この4都市だけでも全く雰囲気が異なる特徴を持つ。

ミラノは東京のようなモダン都市でビジネスの中心、ファッションの中心。
ローマは、歴史好きには外せないローマ帝国が想像できるような遺跡などが、今も沢山残っており、フィレンツェは映画などでも美しい風景が観られる。
そして水の都ベネチアは、海に囲まれているため、移動が水上バス、水上タクシーになっていて運河には小さな橋がたくさんあるのが魅力。

イタリア料理といえば日本人にも馴染みがあり、パスタやピザをはじめ、北から南と地域によって気候も違い、さまざまな特産物が楽しめる。

今回紹介したフィンランドとイタリアを最後に全14回でお届けしたワーキングホリデーシリーズも完結。

次回は、ワーキングホリデー以外にもあまり知られてはいないが、「海外に住みたい」「英語を勉強したい」「海外で働きたい」という夢を叶えることができる制度がいくつか存在する。その中のひとつであるフォルケホイスコーレをお届けしていきたい。


最後までご高覧いただきましてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?