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ワーキングホリデー⑫(スウェーデン、オランダ)

「海外に住みたい」「英語を勉強したい」「海外で働きたい」という夢を全て叶えることができる理想の制度がワーキングホリデー。前回の続きワーキングホリデー協定を結んでいる各国の申請条件や期間、募集人数等細かく見ていきたい。


スウェーデン


・対象年齢    18~30歳※申請時の年齢

・滞在可能期間 (最長)1年間

・ビザ発給人数  制限なし

・就学できる期間 明記なし

・就労できる期間 明記なし

・ビザ申請方法  オンラインで申請


スウェーデンは北ヨーロッパのスカンディナビア半島の東側に位置する国で、国土の6割が森や湖など豊かな自然であふれている。

絵のように美しいカラフルな建物が特徴的で、首都のストックホルムには今もなお古い町並みがそのままの状態で残されており、14の島を橋で結んだ水の都は「北欧のベネチア」とも称され多くの観光客に愛されている。

また、城壁で囲まれた中世都市カルマル、大聖堂や海洋博物館などがあり運河沿いの港町として発展したスウェーデン第2の都市ヨーテボリ、ホテル全体が氷で作られた幻想的な「ICE HOTEL」が有名なユッカスヤルヴィなど、ストックホルム以外にも個性的な街々が点在している。

「フィーカ」と呼ばれるスウェーデンにおけるコーヒーブレイクの時間があり、スウェーデン人は1日に何度もコーヒーブレイクをする習慣があり、その際は一人ではなく恋人や家族、仕事仲間と一緒にコーヒーの時間を楽しんでいる。
スウェーデンでは1年間に日本の2倍ほどコーヒーを消費をしている、

フィーカのように知人との和を大切にする一方で、スウェーデンには個人主義の考えも強く根付いていて、スウェーデンの人々は自立心が強く、真面目で、「個」の在り方を尊重している。
女性の就職率が80%を超えていることも、その一端といえるかもしれない。

スウェーデンは「とにかく寒い」というイメージが先行しがちだが、メキシコ湾からの暖流もあり、想像よりも穏やかで四季をしっかり感じることができる。

特に北極圏の天候が特徴的で、夏は1日中太陽が沈まない「白夜」があり、冬になると今度は逆に1日中太陽がでない「極夜」になる。
冬は夜の時間が長くなるため、オーロラを見ることができるチャンスが高まる。


オランダ


・対象年齢    18~30歳※申請時の年齢

・発給人数    200人

・入国期限    明記なし

・滞在可能期間 (最長)1年間

・就学できる期間 明記なし

・就労できる期間 明記なし※年間通して同一の雇用主はNG

・ビザ申請方法  メールで事前登録し、入国後に申請


オランダはドイツと隣接る西ヨーロッパの立憲君主制国家。日本ではポルトガル語を由来に「オランダ」と呼ばれているが、オランダ語では「低地の国」を意味する「Nederland(ネーデルランド)」と呼ばれており、さらに英語圏では「Netherlands(ネザーランズ)」の表記になっている。

「低地の国」という国名が表す通り国土の多くが干拓地となっており、国土の4分の1は海より低い位置にある。
山も少なく、どこまでも平らな道路が続くので、自転車がとても人気で、自転車専用道路があり、通常の道路もよく整備されているので、普段使いはもちろん隣の国ドイツまで自転車で旅することも可能となっている。

首都アムステルダムは、年間約970万人が訪れる通称「水の都」で、アムステルダム国立美術館やゴッホ美術館、アンネ・フランクの家など様々な観光エリアが存在している。

また、オランダと言えば視界を埋め尽くすほど一面に広がるチューリップと運河沿いに並び立つ風車が有名。
首都アムステルダムを中心に足を延ばせば、様々なオランダの顔を楽しむことができる。

オランダは世界的に見ても「働き方の自由度」で傑出している国でもあり、女性の社会進出は一般化されている。
パートタイムでも正社員として働ける「短時間正社員制度」のおかげで「男性が所得を、女性は家庭を支える」という考えに固執しない働き方が浸透している。
そのため、オランダでは休日家族でピクニックやバーベキューを楽しむ家庭が非常に多く、その結果オランダは「子供の幸福度調査」で過去に世界1位に選ばれた。

日本でも人気の高い「ゴーダチーズ」は、オランダを代表する伝統的なチーズで、癖がないため日常的に料理に使われていてお土産品として喜ばれる一品。
オランダには「肉屋さん」「魚屋さん」のように「チーズ屋さん」があるので、新鮮でおいしいチーズが簡単に手に入る。

オランダの公用語はオランダ語となっているが、実際は英語がかなり浸透しているため子供からご年配の方まで英語を話すことが可能。
また、言語的によく似ているドイツ語を話せる人もとても多い。


今回は、スウェーデンとオランダのヨーロッパの水の都2ヵ国についてお届けした。
次回もワーキングホリデー協定を結んでいる各国の申請条件や期間、募集人数等細かく見ていきたい。


最後までご高覧いただきましてありがとうございました。

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