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新築注文住宅 初打合せ

ついに始まりました。
毎回、わくわくとドキドキが止まらなくなります。
どんなお客様なのか、どんな家を希望されているのか、どんな土地なのか。

設計のこだわり

新築の打合せを進めていくときに、一番こだわっていることは、お客様の予想を超えていくことです。
そのために、お客様との打合せ回数をなるべく多く作って、後悔のない家づくりをしたいと思っています。
同じ金額の設備や家具を住宅に採用するにしても、設計者の使い方で、見栄えが大きく変わります。
私の思いとして、同じ金額を払うのであれば、よりおしゃれに仕上げたいです。
また、よく納まりといいますが、この納まりが非常に重要で、事前にどのような納まりになるのかできるだけ多く検討することで、美しく仕上げることができると思っています。

ラフプラン

ラフプラン

ブログにアップしてみましたが、図面が下手すぎて恥ずかしいですね。
これは、以前に書いたもので、パソコンの中に残っていました。
今は、いきなり、キャドで線を引きことが多くなりましたが、お客様との打合せの最中には、このようなラフプランを書くことがあります。

本日のお客様は、平屋をご希望でした。
記憶が新しいうちに、ラフプランを作成して、そこから何度も検討を繰り返し、最初のプランをお客様に提出します。

平屋ブーム

最近、平屋を希望される方が非常に多いですね。
特に、南相馬市は、大きな土地をお持ちの方が多く、敷地に余裕があるので、2階建てにする必要がないということも、平屋が多い理由だと思います。
平屋の設計で一番考えることは、動線です。
字のごとく、人が動く道筋の事です。
回遊動線がいいという記事を見かけますが、ただ回遊動線を採用しただけでは、廊下の面積が増え、無駄に大きな家が出来上がっただけです。
回遊動線がいいのではなくて、生活がしやすければいいのです。
今回の設計では、今のところ、回遊動線を採用しようと思っています。
また、平屋は、部屋の配置が難しいです。
特に窓の配置で、真ん中の北側に部屋を作ると、北側にだけ窓となり、暗い部屋になってしまいます。
なるべく、2面で採光が取れるよう考えて、居室を配置し、日中、明るい家にしたいです。

住宅の省エネ性能

お客様が一番忘れがちなのが、住宅の性能についてです。
最近は、住宅の性能について、インターネット等で多く語られているので、お客様も住宅の性能について、知識を持っている人が増えました。
さらに、国の施策として、省エネ住宅には、補助金を配布したり、住宅ローン減税も省エネ住宅のみを対象にしたりと、国として、省エネ住宅を推進している影響も大きいかと思います。
私個人の考えとして、省エネ性能は、高い方がいいと思っています。
当然の事ですよね。
省エネ性能が高ければ、冬、暖かく、夏、涼しい家で、かつ、電気代も抑えられるなんて、夢のような話ですよね。
しかし、省エネ性能を上げれば上げるほど、住宅の価格は、上昇する一方です。
その点をどこで折り合いをつけるのか、金額と適度な省エネ性能は、難しい問題です。

設計者として、お客様が住みやすい家に住んでほしいと思うことは当たり前のことですが、性能を上げすぎた挙句、価格が高くなりすぎて、住宅ローンの返済で苦労してしまえば、それは不幸であって。
いつもいい家と価格の間でさまよっています。

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
くだらない内容になることもあるかと思いますが、今後も読み続けていただけたらと思います。

RIOアーキ南相馬


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