過去の作品たちに再会 新地の家

先日、一番最初に設計した家について話しましたが、今回は、二件目です。
色々あって竣工まで、非常に時間のかかった物件です。

先日、所用で福島県相馬郡新地町まで、足を延ばす機会がありました。
新地町は、南相馬市より北方に位置し、車で50分くらいかかる場所です。

所用を済ませ、ふと思い出しました。
この先に、苦労して引き渡した家がある。
この家は、まず、農地転用の手続きが必要で、同接道をとればいいのか非常に難しい家でした。
まず、この家の接道は、2項道路で、さらに、里道みたいな感じでした。
非常に怪しいと思いながら、各種申請を済ませ、許可が下りるのを待っていたところ、そもそも、建築基準法上の道路とは、認められませんとの回答でした。
私は、2件目の設計です。この時、ちょうど1件目の現場監督も掛け持ちしてました。
どうしていいのかわからず、方々に相談して、何とか接道問題は解決となりました。
この時点で、初回打合せから約10ヶ月経過していました。
約1年後にようやく着工となり、無事引き渡せました。

知識のない人が設計や営業担当になると大変だと改めて思います。
これから、新築住宅を検討する方々は、どこで建てるにしても、担当者にはこだわってください。
営業もしかり、設計もしかり、この担当者の力量で、家の完成度が大きく変わってきます。
一生に一度の買い物ですから、ここで建てたいけど、担当者がいまいちと感じた場合は、すぐに担当者の変更を申し出てください。
自分の作りたい家について考えてくれる担当者は、絶対にいるはずです。
家づくりで、担当者は、一番と言ってもいいくらい大切です。

私自身、まだまだ未熟者ですが、お客様の御要望をかなえ、一つでも多くの作品を作り上げたいと思います。

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
家づくりで大切なことは、いい担当者に出会うことです。
私は、お客様にとって、いい担当者に慣れているのか、わかりませんが、一人でも多くの人のために設計できたらと思います。

RIOアーキテクト

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