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小池百合子は9月1日に追悼文を送れアルタ前街宣 - 2020年8月6日(木)/東京都新宿区

2020年8月6日(木)、東京都新宿区(新宿駅東口アルタ前広場)で行われた『0806追悼文を送れアルタ前街宣 + Twitterデモ』の記録

 歴史修正主義におもねり、差別主義に加担する小池百合子東京都知事に抗議する街宣が行われた。都知事に対し「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」に追悼文を送付すること、そして東京都に対し、差別煽動団体「そよ風」による偽の慰霊祭に都立公園の占用許可を出さないことを求めた。
 今回の街宣は、新型コロナの感染状況を鑑みて、関係者のみのソーシャル・ディスタンシング・スピーチリレーという形で行われライヴ配信され、同時にウェブ上でハッシュタグを使ってのTwitterデモが行われた。

【参考リンク】
Counter-Racist Action Collective / 配信映像

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[スピーチ書き起こし]-1 主催者(5,258文字)

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スピーチ書き起こし-1(主催者 C.R.A.C. 谷口岳さん)
今日、8月6日に、ここで街宣をやるということにしました。これはですね、皆さんご存知のように、今のパンデミックの新型コロナの状況の中で、どういう形で声が上げられるだろうかと、いろいろ考えた結果、ライブ配信で、皆さん一般の方には参加して頂かないという形で、街宣をやることにしました。同時にですね、Twitterの方でタグを使って、デモをやって頂く、そのお願いをしました。ハッシュタグはですね、「 #小池百合子は9月1日に追悼文を送れ 」、このタグで皆さんにはTwitterデモをお願いしているところです。
これについて、少し時系列だけ私の方からもう一度確認をさせて頂きたいと思います。
2016年に小池百合子が都知事に就任しました。そして彼女はですね、自民党の古賀都議から要請を受けて、9月1日の横網町で行われている朝鮮人犠牲者追悼式典に追悼文を送ることをやめるということを、2017年の追悼式から始めました。その2017年の追悼式と同時にですね、差別扇動団体「そよ風」が偽の慰霊祭と呼べるようなものを同じ時刻、同じ場所で行っています。
この「そよ風」という団体がどういう団体かというと、在特会ととても関連の深い団体です。群馬の森の朝鮮人追悼碑撤去運動、それから北海道では中国人の強制連行を扱った慰霊祭があるんですけど、これに嫌がらせを行っているような団体です。これはロビーと称してやっていますが、内容を見ると嫌がらせとしてやっている。そして、外国人を排斥することを目的として活動している団体だというふうに言えると思います。
この「そよ風」の行った講演会に、2010年、小池百合子が都知事になる前に、元防衛大臣という肩書きで出席しています。ですので、小池さんと「そよ風」は都知事に就任する前からも付き合いがあるということが明らかだと思います。
それから、自民党の古賀俊昭都議、今年の3月に亡くなった方なんですが、この方は非常に保守的な考えの持ち主で、1997年に都議会議員として教育現場への不当介入を行った事件として知られている、「こころとからだの学習」裁判、七生養護学校事件とも呼ばれていますが、障害児教育の中で人権を疎かにすることを都議が主張して、そのことで処分された教職員によって起こされた裁判なんですが、こういう事件を起こしています。この裁判は、古賀さん側が敗訴しています。2014年には、古賀さんは在特会が主催する、北朝鮮の拉致被害者を奪還するという名目のデモ行進に参加しています。そのデモ行進は、北朝鮮に向けた戦争を煽る、非常にヘイトスピーチがたくさん巻き散らかされた、そういうデモ行進でした。
古賀俊昭議員っていう方は、もともと非常に差別主義に近い場所にいた方です。繰り返しますが、この古賀さんが小池百合子都知事に対して、追悼文を送らないようにという要請をしたわけです。その翌年2017年から、3年間連続で「そよ風」が偽の慰霊祭を行っていて、それに合わせるように、追悼式の方に追悼文を送らないということを小池都知事はやっているわけですね。
1974年から粛々とずっと行われていた朝鮮人犠牲者の追悼式典が、突如2017年から今のような状況に置かれているわけです。これ、とても不思議というかですね、小池さんが都知事になった途端にこういうことが起こっている。そのことによって、実際に静かに追悼式典が行われていたところが、妨害のような形で「そよ風」が入り込み、そのことによって非常に警察もたくさん入って、物々しい中で追悼が行われているという状況です。
都知事は、この追悼式典と「そよ風」の偽の慰霊祭を同じように扱うっていう理屈でやっています。このこと自体がまずおかしいんですね。妨害を目的としてやっていると考えた方が筋が通るんじゃないかと思います。
都が追悼式の実行委員会と「そよ風」に、誓約書を出さないと占用許可出さないよっていう問題が、今年の5月ぐらいに発覚しました。それを受けて、5月に都庁前で、一度私たち、これに抗議する街宣を行いました。それと同時に、署名が集められ、3万人という、とても大きな数の署名を集めることができ、都知事に向けてその署名を渡すということができました。これは本当に大きなことだったと思うんですね。実行委員会は、公園の占用許可を出す担当の部署と話し合いを重ねて、8月3日に正式に誓約書を求められない形で、追悼式典が行われるということを発表しました。
そして、同じ8月3日に、東京都の審査会、これは正式には『東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例第14条の規定により設置する審査会』というんですが、この審査会で、昨年墨田区で9月1日にヘイトスピーチと認定される言動があったと判断され、都の人権部が公表しました。都は具体的には書いていませんが、内容を見ると昨年の「そよ風」の偽の慰霊祭を舞台に行われたヘイトスピーチでした。このヘイトスピーチの認定というのはとても大きなことだと思います。審査会が公平に判断した結果として、私はこれを評価したいというふうに考えています。
東京都では、先月都知事選がありました。都知事選の中の討論会で、小池さんは質問に対して、反差別ということにはっきりした態度を示さず、曖昧なまま反差別に賛同を送ることもなく逃げるような態度を取りました。結局、都知事に当選したわけですけれど、当選して今年、追悼文が送付されるのかどうかということに非常に注目しています。送らないようであれば、これまで通りに、差別者の協力者として批判し続けなければならないというふうに私は思っています。小池都知事に対しては、これまでの態度を改めて歴史に向き合い、9月1日の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に追悼文を送ることを求めます。
そして、「そよ風」が8月3日の人権部の発表を受け、8月4日に自分たちはこれまで通りに、偽の慰霊祭を開くとブログで発表しました。私、「そよ風」のブログを見て、東京都のこの条例の担当の部署ですね、東京都総務局人権部というところに電話で問い合わせをしてみました。そこでのやり取りを、ちょっとかいつまんで話しますけれど、まずですね、この条例は審査会があるということが肝になっていると思います。市民がヘイトスピーチだと思われるものを、都に通報するんですね。その通報がヘイトスピーチかどうかっていうことを判断する為に審査会が開かれます。審査会がこれをヘイトスピーチだっていうふうに判断したっていうことを受けて、人権部がそれを公表する。この一連の流れによって、この条例は成り立っています。それで今回、昨年の「そよ風」の偽の慰霊祭の中で、ヘイトスピーチが行われたということが公表されたわけですけれど、実は東京都人権部のほうから、その当該団体である「そよ風」に対して、あなたたちヘイトスピーチをやったんですよ、ヘイトスピーチと認定されたんですよ、という直接の連絡はいってないんです。直接の連絡がいってなければ、「そよ風」としては、正直、何も痛くも痒くもないわけですね。じゃあ、なんの為に条例があるのか。条文の中にあるんですけれど、第12条に「知事は、次に掲げる表現活動が不当な差別的言動に該当すると認めるときは、事案の内容に即して当該表現活動に係る表現の内容の拡散を防止するために必要な措置を講ずるとともに、当該表現活動の概要等を公表するものとする」という風に書かれています。今読んだ文章の中で、必要な措置を講ずる、それから概要を公表するということが書かれています。
今回、審査会を受けて、8月3日に公表されたものは、今言った公表にあたるんですが、必要な措置が講じられていないように見えるんですね。そのことを都の人権部の方に電話で確認しました。都の人権部の方は、啓発が目的の条例なんだって言い方をされて、必要な措置ということで、例えば、そのヘイトスピーチをやった団体に、あなた達がヘイトスピーチをやったんだよっていうことを伝えることもしていなければ、そのヘイトスピーチの舞台になった昨年のイベント、そのイベントの占用許可を出した公園を管理する東京都庁の中の別の部署ですね、その部署に対して、ヘイトスピーチがあったよっていうことを伝えることもされていないということです。これとても大きな問題だと思うんですね。条例というのがせっかくできて、だけどその条例が全く良い形で運用されているように思えない。
公園の方はですね、建設局の公園緑地部管理課というところなんですが、こちらに今日、私また電話をしてみました。公園緑地部管理課の方に話を聞くと、人権部と少し話が違ってですね、公な形で人権部から審査会の内容を伝えるということはされていないけれど、ただ今回の「そよ風」の偽の慰霊祭に関する問題というのは非常に世論も注目していて、メディアも今年の春から取り上げていることもあるので、実際には、公にならない形でですが、連絡を取り合って情報を聞いてるというふうに建設局の方はおっしゃってました。
これ、条例のちゃんとした仕組みとしてですね、必要な措置を講じるっていうことをやっていかなきゃならないんじゃないかと思うんです。東京がオリンピックをやるというタイミングで、国際社会に向けて、東京というのは差別がない街なんだよっていうことをうたう為に作った良い条例ですから、この条例を生きた条例にする為に、私たちも働きかけをして、必要な措置をちゃんと講じてくれて、実行力のある条例にしていかなければならないのではないかというふうに考えています。
8月4日に「そよ風」が、今年も自分たちは偽の慰霊祭をやるよっていうふうに、ブログに書いていることについて、公園緑地部管理課の方に話を伺ってみました。これは正式なコメントではないので、あくまで私が電話で聞いた、その担当部署の方とのおしゃべりの中の話でしかないんですけれど、8月6日現在、「そよ風」は占用許可をもらっていないそうです。今、都と「そよ風」の担当者同士で調整をしているという言い方をされていました。ですので、ブログで彼らが今年はやるぜっていうふうに言っていること自体は、まだ正式に占用許可が下りた上で言っているわけではないのだという、そういう認識を持っていいんじゃないかと思います。
私たちはですね、先ほどから言っているように、まず小池都知事に対して追悼文を出せということを求める。そして同時に、東京都に対して、これは小池都知事に対してでもあるわけですけれど、公園の占用許可を「そよ風」に対して、出してくれるなと、それを訴えていかなければいけないのではないかというふうに考えています。
電話で都の担当者の方といろいろ話をした感じですね、審査会でヘイトスピーチが認定されたこと、それから追悼式のほうに正式な占用許可が下りたこと、とても前進しているんじゃないかという、そういう感触を私は感じました。その良い流れを受けてですね、東京都の職員の方、そして、小池都知事にはもっと頑張ってもらわなきゃいけない。その為に、私たちも、担当の部署に応援の声を届けて、それで盛り上げていくしかないんじゃないかなというふうに、今は考えています。実際に話を聞いてみると、東京都にはネトウヨから嫌がらせのような電話もたくさんかかっているようなんですね。その話をすると、東京都の職員の方、苦笑いしておっしゃってましたけれど。
私たちは、都に問い合わせをする時に、嫌がらせを目的とするんではなくて、良い仕事やってくれと、せっかくできた条例を本当に意味のある生きた条例にしてくれということを伝えていきたいというふうに思います。日本っていう国はですね、国連から人権が遅れてると、人権のことをちゃんと取り組まなきゃダメだよという勧告を、ずっと受けている国です。その国がヘイト解消法を作ることができました。そして東京都は、五輪をきっかけとして、東京都の条例を作ることができました。私は、東京都の職員の方には、東京都は国を追い抜くぐらい、この条例を生きたものにしてくれというふうにお願いをしました。こういったことですね、皆さんも一緒に声を届けて頂けるとありがたいと思います。
最後になりますが、今、新型コロナの厄災という中で、実は私たちがこれまで社会の中で、解消することができなくて、そのまま抱え込んできてしまった様々な差別問題が、炙り出されている時だと思います。だからこそ今年、この関東大震災朝鮮人虐殺の問題を粗雑に扱うことなど許されないというふうに言えるんではないでしょうか。私たちは歴史を学んで、今の一日一日をちゃんと生きていかなければならないと思います。その為にも、引き続きこの問題に関心を持って、それぞれ自分がやれることをやりながら、私は本当に、追悼、という言葉の意味に従って、追悼できるような環境で静かに9月1日を迎えたいというふうに思っています。


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[スピーチ書き起こし]-2 ジャーナリスト 安田浩一さん(3,073文字)

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スピーチ書き起こし-2(ジャーナリスト 安田浩一さん)
ジャーナリストの安田浩一と申します。
東京都の墨田区横網町公園に、関東大震災における朝鮮人犠牲者の追悼碑、慰霊碑ができたのが1973年なんですね。その翌年から、この同じ場所で、朝鮮人犠牲者慰霊祭、追悼式ってものが行われるようになりました。
初めて行われたのは、1974年。この1974年に、当時の美濃部東京都知事がこんなメッセージを送ってるんですね。かつてのむごい行為は今なお私たちの良心に鋭く突き刺さる。これが一番最初のメッセージです。以来、東京都知事は代々メッセージを送り続けてきた。いろんな都知事いましたよ。差別的な都知事もいた、何もしなかった都知事もいた。歴史修正主義の都知事もいた。それでもなおかつ、追悼文が送り続けられたのは、まさにその美濃部都知事が言った、良心に突き刺さるものがあったからだと私は信じています。
ところが2017年、その追悼文の送付が取りやめられるんですね。心に突き刺さるべくものを振り払い、するっと身をかわした人物がいるわけです。それが小池百合子東京都知事だった。2017年、初めて追悼文送付の中止というものを言及したのが、同年の8月末の東京都の定例記者会見でした。その記者会見、私も行ったんですけれども、記者会見で小池さん、こうおっしゃったわけですね。関東大震災で亡くなった全ての方々に哀悼の意を表したい。だから追悼文は送らないんだと、そのようにおっしゃったわけです。全ての方々、つまり震災で亡くなった方々、あるいは虐殺で亡くなった方々、その全ての方々を一緒に追悼するんだから、特別に朝鮮人虐殺の被害者の為に、追悼文は送らないんだと、そのように話したわけです。
震災の犠牲者に哀悼の意を表するのは、これ当然のことですよ。そして一方、虐殺の被害者というのは、震災の被害者とは全く違うんですよね。虐殺の被害者っていうのは、震災を生き延びた人なんです。震災を生き延びたにも関わらず、人の手によって殺されたのが、朝鮮人、中国人、あるいは一部の日本人、地方出身者なんかもそうでした。そうした人々が震災とはまた違った文脈で殺されたわけです。そうした人々と震災で亡くなった人々を一緒にするということ自体が、私は非常に間違ってると思う。というか、間違ってますよね。これはね。当然だと思います。天災の中に人災を閉じ込めてしまう行為だと私は思うわけです。
更にその定例記者会見でもって、東京都知事の小池さんはこう言っている。大きな災害に付随する形で様々な国籍の方が亡くなった。付随、としてるわけです。つまり、おまけなんですよ。大きな震災があった。それにおまけで、外国籍の人は、外国人が、一部の日本人が、亡くなった。そうした物言いをしてるわけですよね。こんなに、犠牲者、殺された人々に対する感情の低い、温度の低い言葉は私はないと思っています。
ところが、その2017年以来、小池さんはずっと追悼文を送ってません。毎年このことは記者会見で問われます。そもそも朝鮮人虐殺の有無に関して、認識に関して、問われた小池さんは何て答えたかと言うと、こう答えてるんです。様々な見方がある。つまり、一貫して虐殺があったこと、一方的に誰かが死を強いられたことを、一方的に殺されたことを、一度たりとも小池都知事は認めていないんですね。虐殺の事実を、小池さん認めたことはこれまで一度もありません。
ちなみにですね、追悼文送付中止の直接のきっかけとなったのが、同年の3月の定例都議会でした。この都議会で、先ほども名前が出ましたけど、古賀俊昭さんという、当時自民党の都議の方ですね。この方は今年お亡くなりになりましたけども、この方が小池さんにこういう質問したわけです。あの追悼碑、日本人に対するヘイトではないですか。そういう質問されたわけです。そもそもが問題意識を間違ってるし、日本人ヘイトなる定義も間違ってるし、そして非常に悪意のある質問であったんだけども、小池さんこう答えた。適切な判断をしたいと思います。そして、小池さんは、小池さんなりに適切だと判断した追悼文送付中止というものを、以来ずっと続けてるということなんですね。だから調子こいて、ヘイト団体が、差別者団体が、今、9月1日、朝鮮人犠牲者追悼式典が行われている場所のすぐそばで、偽の慰霊祭までを開いてるわけです。
この慰霊祭、ご覧になった方もいるかもしれません。慰霊祭と名前がついてるものの、実際にやってることは一体なんでしょうか。ここで飛び交ってる言葉というのは、例えば、慰安婦の強制連行はなかった。徴用工はただの出稼ぎ労働者であった。実際に1923年9月1日以降あったのは、朝鮮人虐殺ではなくて、日本人が暴行され、あるいは朝鮮人がテロを起こし、そして日本人が強姦された。そうした、どうしようもない与太話を、その場で飛び交わせ、そして慰霊が全く行われてない謎の慰霊祭が行われてるわけです。
更に、昨年その場所で行われた偽慰霊祭で、出席者の一人はこう述べてるわけですね。私たちの慰霊祭の目的は、災害テロを抑制する為の最高のイベントだと思います。と、そういう表現を使った。つまり、テロ抑制の為のイベントなる表現でもって、わざわざ慰霊祭開いてる。しかし、慰霊の言葉などどこにも飛び交ってない。彼ら彼女らは、石原町慰霊祭と称してるわけです。石原町というのは、その横網町公園がある地域のことを言います。その石原町で亡くなった方々を慰霊するのだ、追悼するのだ、そうした物言いで慰霊祭なるものを開いてるんですけども、実際にそこで飛び出してるのは、ヘイトスピーチそのものであるし、何よりも石原町その地元にとってみても、その慰霊祭そのものは、まるで知られてないという事実もあるわけです。
私、去年、その慰霊祭が行われた直後に、石原町、つまりその石原町には町会が四つあるんですね。その四つの町会の町会長全てに取材してきました。そもそも、この慰霊祭なるものは地元の同意を持ってるものなのか。そもそも、この慰霊祭というものは石原町と共同で行われてるものなのか。そもそも、この慰霊祭というのは石原町の同意があって行われてるものなのか。全ての町会長に話を聞いたんですが、全員がノーという返事をしたわけです。そこで慰霊祭が行われてることを知らない町会長がいた。慰霊祭が行われてたことは知ってるけども、何ら自分たちとは関係ない慰霊祭である、そう思い込んでる町会長がいた。それで、全員に共通したのは、全くそのことは町会の合議でも会合でも議論されたこともなければ話題になったこともない。ましては、「そよ風」、その慰霊祭の主催者団体から話があったり、あるいは相談があったことも一度もないという、そうした返答が私の取材の中から出てきたわけです。つまり、地元の同意なく行われてる、勝手にやってるヘイトの為だけに行われてる。それが偽慰霊祭なんですね。
で、結局、小池知事の、いわば、適切な判断なるものが、こうした、まさに、おまけをも呼び込んでしまった、ということが非常に腹立たしい限りです。だからこそ、私はやっぱり、小池知事に訴えたいわけですね。こうした、いわば死の線引きをするということは、命をおろそかにすることですから、人の死をとにかく軽んじるなということ。そして、記憶と歴史を勝手に塗り替えるなということ。記憶と歴史を作り変えるな。記憶と歴史を奪い取るな。そしてヘイトに加担するな。満腔の怒りを持って、小池知事に抗議したいと思います。


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[スピーチ書き起こし]-3 署名呼びかけ人(1,267文字)

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スピーチ書き起こし-3(署名呼びかけ人)
こんにちは、木村と申します。
今回、署名の呼びかけをさせて頂きましたので、その署名の経緯について少し話したいと思います。
私は、2020年、今年の5月19日からキャンペーン支援サイトのChange.orgで、以下のキャンペーンを行いました。
キャンペーンの名前、少し長いんですけど、「小池百合子さん、差別をやめて関東大震災で虐殺された朝鮮人の追悼式典に横網町公園を使わせてください!」という名前の署名です。
これを6月9日まで行いまして、31,846件の賛同を得ることができました。で、この署名を6月11日に都知事宛てに提出いたしました。
私がこの署名を始めたきっかけなんですけど、5月19日から始めたんですけど、その前日ですね、5月18日に「9.1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員会」から声明が出たんですね。この声明で、今回、東京都から誓約書の提出が求められているということが明らかにされました。
私はこの事実をTwitterで知りました。ものすごく怒りを覚えたんですね。2017年から3年続けて小池百合子東京都知事が追悼文を送ってないっていうことも既に怒りを持っていましたし、更にそれに付け加えて、こういう誓約書の提出を求めるっていうのは、あまりに非道だと思ったんですね。
きっと誰かが署名を集めてくれるだろうと思ってたんですけど、いや自分でやっちゃおうかなと思って、これまでにもしばしばTwitter上で、色々な署名をChange.orgとかでやっていたので、じゃあ私がやってしまおうということでやりました。
最初はすごく嫌な想像だったんですけど、無視されて全然署名集まらずに終わるんだろうなというふうに思ったんですけど、ふたを開けてみたら、こんなにたくさんの人が賛同して下さったんですね。
都に提出して、結果、誓約書は求めないって、開催することができたというのはとても嬉しい、喜ばしいことだと思いますが、やっぱり私はこれで終わりではないと思っています。この街宣の趣旨でもありますが、小池百合子東京都知事が追悼文を出す、歴史にちゃんと向き合って、関東大震災後の朝鮮人虐殺をちゃんと認めるっていうことをちゃんとして欲しいなと思っています。
私は、2017年から横網町公園の追悼式典と同時刻に隣りで行われていた「そよ風」の妨害、偽の追悼式典っていうのを、かなり後になってネット上で知ったんですね。それを知ったので、2018年は現地に行きました。「そよ風」の酷いヘイトスピーチが行われてるのを見たんですね。これもすごく許せないので、東京都はこういうことをやらせてはいけないと思います。せめて、その時刻をずらす。同時刻にあんな至近距離で行わせてるっていうのがすごく非常識で、他のイベントの場合だったらありえないんじゃないかなって思います。しかも、「そよ風」っていうのは、もう折り紙付きの差別集団なんで、それに同時刻あんな至近距離で暴挙をやらせるっていうのは、すごく酷いことだと思います。
ありがとうございました。以上で終わります。


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[スピーチ書き起こし]-4 ノーヘイト武蔵野(742文字)

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スピーチ書き起こし-4(ノーヘイト武蔵野)
こんにちは、ノーヘイト武蔵野です。
私たちは昨年の秋、外国人排斥で有名な日本第一党が吉祥寺の街でヘイトデモを行うということを聞いて立ち上がりました。市民への周知ポスティング、市議会議員への働きかけなどを通して、無事、吉祥寺でのデモは中止になりました。
自分たちの街で差別扇動が行われようとしていたことに、いてもたってもいられなかったんです。そしてまた同じようなことが起きています。
差別は本当に恐ろしいです。たった100年前、この東京をはじめ関東一帯で、私たちの先祖は、まだ大地震の余震が続いていたであろう、そんな恐怖の中で、朝鮮の人たちと助け合うどころか、虐殺を行ったのです。
繰り返さない唯一の手段は、歴史に学ぶこと、過ちを反省し、未来に伝えていくことしかありません。
でも100年経っても、この国は残念なことにまだ差別が絶えません。ヘイトデモは町を闊歩しますし、朝鮮学校の子供にだけマスクを配らないという行政があったり、朝鮮学校の学生には受験させないという大学があったりします。今私たちが変えなければ、この国は100年経ってもこのままなんじゃないかと思ってしまいます。
小池知事、知事は選挙で選ばれた私たちの代表です。その知事が率先して歴史に学び、反省をして欲しいのです。私たちの代表が残虐な歴史をなかったことのように振る舞っていることを黙って見過ごすわけにはいかないのです。知事という立場でこそ率先して悲惨な歴史を見つめ、朝鮮人慰霊祭に追悼文を出してください。あるべき東京の姿を示してください。
私は地方出身ですが、縁があってこの東京で暮らし働くことになりました。いつまでもこの東京を愛していたいと思っています。だからこそ虐殺の歴史私は忘れません。
ノーヘイト武蔵野からです。


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[スピーチ書き起こし]-5 在日コリアンKさん(1,734文字)

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スピーチ書き起こし-5(在日コリアンKさん)
こんばんは、在日コリアンのKと申します。よろしくお願いします。
小池都知事が都の記者会見で、歴代都知事が送ってきた追悼文の取りやめた理由を話していた時に、私は凄く違和感を感じたんですね。それは何故かって言うと、小池さんの口から一度も、ただの一度も、朝鮮人、中国人、あるいは日本人、殺された社会主義者の日本人、そういった固有名詞が一度も出てこなかったんですね。
これは誰が言ったか分からないんですけど、人の死には二つの死があって、一つは文字通り肉体的な死、そしてもう一つは、その人がその人の名前や存在が語られなくなったことによる死、つまり忘却という死です。
小池さんの追悼文取りやめは、震災後に虐殺された人々を、震災に付随して様々な事情により亡くなられた方々、という漠然とした言葉に埋没させ、その存在を歴史から葬り去ろうとする、そういう行為にしか私には思えないんです。
ちょうど今、私が立っている、ここ新宿という街では、日韓関係の悪化を引き金に、2000年の初めくらいから、「朝鮮人を殺せ」、「朝鮮人を叩き出せ」、「ゴキブリ朝鮮人」、そういった人を人とも思わない、全く政治的な主張とも言えない差別扇動デモが頻繁に発生していました。そういうデモを見た人は、「どうせ、いくらなんでもそんな事やるわけないだろ」、「どうせ口だけだよ」、そう言ってましたけど、果たしてそうですかね。
関東大震災では、そうした、死ね、殺せと言った、彼らと同じ主張やデマに踊らされた市民の手で、多くの人が殺されたんですよ。これは事実なんです。内閣府の中央防災会議でも、そうした記述がちゃんとあります。歴史的な事実です。
今、自分のような在日コリアンの目線でこの社会を見ると、テレビでは隣国への憎悪を煽るようなワイドショーが毎日放送されたり、電車にはヘイト月刊誌の中吊り広告があったり、またそこにある大型書店ですね、そういう場所に、隣国への憎悪と偏見を煽るような表紙の本が整然と並んで今日も売られています。当たり前のように売られています。インターネットでは極右議員や文化人の挑発的で差別的な言動に喝采を送るサイレントマジョリティの存在があります。そして何より、僕も皆さんも持っているスマートフォン、このスマートフォンというのが匿名で憎悪と偏見に満ちたデマを瞬時に拡散できる道具なんだと思います。
世の中の空気が、そういうカジュアルなヘイト方向に向かっている今だからこそ、都知事が送る追悼文には、大きな意味と役割があるんじゃないでしょうか。いくら都知事になったからといって小池さん、あなたの独断で送付をやめていいっていう性質のもんじゃないんですよ。歴史修正のカラーを出したかったら、都知事を辞めてからやってください。
97年前の虐殺事件から、一体この社会はどれだけ進歩したんでしょうか。むしろ時計の針は、あの時代に逆戻りしてるように私は感じます。2017年から始まった小池都知事の追悼文送付も、そうした流れに同調する極めて愚かな行為だと断じざるを得ません。歴史を直視することは恥ずかしいことでも何でもありません。向き合わなかったり、なかったことにするのが一番恥ずべき行為なんじゃないですか。
今、東京都心で関東大震災のような災害が起きても、例えば免震性のある建物だとか、地震を想定したインフラ整備とか、あるいは広い避難場所だとか、そういう備えっていうのは、出来てると思うんです、ある程度は。じゃあ災害後に発生したヘイトクライムを起こしかねないデマはどういう備えをするべきなんでしょうか。どういう準備をしたらいいんでしょうか。
それは、とても地味なことですけど、同じような過ちを繰り返さないように、起こったことを語り継いでいくこと、何百回でも何万回でも誓いの言葉を発し続ていくぐらいしか方法がないと私は思っています。そして、それをやらなければいけないのは、慣例的であれ何であれ、この東京で一番大きな声を持っている小池都知事以外に誰がいるんでしょうか。
どうか小池さん、もう二度と不幸な被害者も、そして加害者も出さない為に、9月1日の慰霊祭に追悼文を送ってください。本当にお願いします。よろしくお願いします。


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[スピーチ書き起こし]-6(1,519文字)

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スピーチ書き起こし-6
ちょっとだけ話をさせてもらいます。私はヘイトスピーチ、その他に反対する、反差別の活動を個人的にやってきた者です。
今回の大震災追悼式典に都知事が追悼文を出さなかった、そしてヘイト団体に東京都の公園を貸したということに対して、憤りを持っています。
2000年頭くらいからインターネットを使いはじめました。初めは、そんなことはなかったように見えたんですけども、だんだんネット上で嫌韓、排外国人的な言説がすごく増えてきたのをずっと見てました。初めは、そういうようなものは、だんだんだんだん、ほっとけば消えるかなと思っていったら、どんどんどんどん酷くなって、あっという間に、本屋で外国人を排斥するような話だとか、韓国を侮辱するような話、中国を侮辱するような話、そういう本がどんどんどんどん並ぶことになりました。
あ、こういうことは、ほっといたらどんどんどんどん増えちゃうんだなと思って、それで初めは、嫌韓感情的なことに対抗したいって思いもありつつ、自分がいろんなことをなした、できた、インターネットっていう空間で、ああいうヘイトがどんどんどんどん広がってくことに対して、対抗したいって思いがすごくあったんです。
関東大震災の虐殺、あの時に、何もない人をやっぱり殺すわけはなくて、自警団を作って虐殺して回った人たちは、元々やっぱり根深い朝鮮人に対する差別感情、そしてプラス、彼らが井戸に毒を投げた、火をつけて回ってる、そういうデマに踊らされて、自警の意味でどんどんどん人殺しを始めていった。その状況っていうのは、インターネットの中でどんどんどんどん増えてって、それが表に出てきた、ヘイトの言葉がどんどんどんどん増えていくのと、同じことなんだと思います。
そういう人々の憎悪を煽るような言葉を放置し続けてはいけない。そして、関東大震災の虐殺っていうのは、大正時代の昔の話ではなくて、つい最近の震災でも、ネット上ではすぐに、例えば、東日本大震災でも、外国人の窃盗団が回っている、あるいは強姦をしてる、そういう人たちがいる、みたいなデマが流れました。結局それは、後々は全部否定されるんですけれども、ちょっとした写真なんかで、金庫を開けてる写真なんかで、ほらこの人たちは、と。
裏にそういう外国人排除の感覚があると、そういうことは容易に暴力にすぐ結びついてしまうんだと思います。だからヘイトスピーチ的なことを放置するのはまずいし、そしてそれは、今も同じように続いてる問題だと思ってます。
今コロナの中で、他府県ナンバーが自分たちのとこに入ってきた、みたいな話があった時に、よそ者が来たらそれを追い払おうとか、嫌がらせをしようっていうのは、多分なんかプリミティブな人間の感情なんだと思います。でもそういう時に、それを暴力に結びつけないためには、根深い根深い差別感情的なこと、排他的なこと、排外的なことに対して、いちいちいちいちその時に、反対する声を上げていく必要があるんだと思います。
今日は8月6日で、ちょうど原爆が落とされた日ですけども、あの原爆の話も毎年毎年繰り返しでやってます。繰り返してやらないと忘れちゃうからだと思います。関東大震災の追悼文は、やっぱり出し続けて、そしてヘイトに反対していく、そういうことで、かつて行われた朝鮮人虐殺みたいな、ああいうおぞましいことを二度と繰り返さないということに繋がるんだと思います。
小池都知事、まず一つは、朝鮮人犠牲者の追悼祭に追悼文を出すこと、もうひとつは都の公園を、東京都が管理してる公園を、差別団体に貸し出さないことです。もうすごい簡単な、超最低限の話だと思います。お願いします。ありがとうございました。


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[スピーチ書き起こし]-7 小説家 中沢けいさん(2,212文字)

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スピーチ書き起こし-7(小説家 中沢けいさん)
皆さん、こんばんは。ご通行中の皆さんもちょっと聞いて頂けると嬉しいと思います。
横網町町公園で9月1日に開かれていた朝鮮人犠牲者追悼式、東京都が誓約書を出せというふうに言ってたのを撤回するようにお願いする声明に加わった者の一人です。
大勢の方がこの声明に加わってくださいました。100人超えました。また、今お話がございましたが、この声明を見て、署名を集めてくださる方が現れました。3万人を超える方が署名をして頂きました。
こうして、皆さまの声を上げてくださったおかげで、東京都は誓約書を求めることを撤回しました。更に、都は横網町公園で「そよ風」というグループが行なっていた集会について、これはヘイトスピーチであると、こういう認定を明瞭にいたしました。
これもそれも、みんな皆さまのお声を上げてくださったおかげです。今日はお礼が言いたいなと思って、お家からのこのこ這い出してきたわけでございますが、せっかくマイクを持たせてもらったので、若干持論を述べさせてもらいたいと思います。
2017年から都知事は、この朝鮮人犠牲者追悼式へのメッセージを出しておりません。これを再び出すようにお願いしたいと皆さんがおっしゃってます。声明の中にもその旨があったと思います。私もその通りだと思いますが、もう一歩踏み込んで、都知事は追悼式にメッセージを持っておいでになってください。出席してください。そして出席することによって、この東京が二度と惨劇に見舞われないという決意を、皆さんと一緒になって、改めて指摘する機会にして頂きたいんです。100年近く前の惨劇が再び起きないとは限らない、そういうのは大げさだと私は思いません。
つい二日前です。大阪府の知事が、うがい薬のお話をして、それをNHK他、テレビが報道して、かつそれがSNS等で広がって、またたく間に、ほんの1時間の間ですよ、実は私見てたんだけど、日本中からイソジンが消えちゃいました。うがい薬が。
今朝、香山リカさんが、うがい薬はうがいをする為の薬であるということが分かるまでに丸1日かかったって、つぶやいてましたが、広がるのは1時間です。専門家が寄ってたかって修正するのに丸1日だけど、まだきっとイソジン探してる人いると思うんですね。一度広まってしまうと止めるのは大変、しかし私達、こういう情報が広がるのは、関東大震災の時のスピードの比ではありません。
関東大震災の朝鮮人虐殺事件というのは。横浜で発生して関東一円に広まるまでに、ほぼ一週間程度の時間がかかってます。人から人へ口伝えで伝わってったんで、そこに文明の利器はありませんでした。今私たちは携帯を握って、何をするか分かんないような状態の中にいます。
私たちの周りで犠牲になるのは、必ずしも従来型の朝鮮人差別だけではありません。都知事が、夜の街、夜の街と繰り返すので、私の知り合いのおばあさんは、夜外へ出ると感染症にかかると信じてしまいました。それ違うよって言わなかったんだけどね、私は。でも、多くの皆さんは、特に、この街歩いてる皆さんは、夜の街という言い方が、いかに人を差別する雰囲気を持ってるか、ご存知だと思います。それから、岩手県では、感染された方がここにきて、ちょっと出たんですが、その方の会社が酷いメール攻撃等を受けてるそうです。こういう感染者に対する差別、あるいは攻撃、こういうものもあります。数え上げてったらキリがなくて、私たち一人ひとりが、いつ被害者になるか分からない状況が、新しい文明の利器を媒介させて起こっているのです。
更に言えば、私たちは、うっかりすると自分で加害者になりかねない。何回か勘違いしてリツイートしたり、偽の情報を掴んで本気にしたりすることが私もありました。加害者にも被害者にもなり得るということが、より100年前よりもっと切実に起こってきてるのは、昨日のうがい薬が証明した通りです。
ですから、こういうことがあったんだという事を、皆さんで集って思い出していただく、その思い出す機会の中に、都知事が一人立って頂けるということが、我々にあるブレーキを作ることになります。また、被害者と加害者の間の和解の機会にもなります。ですから、都知事には、是非、是非、9月1日の横網町公園で行われる関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式にメッセージを持って、その場に足を運んで、3分でいいからお話をして頂きたいと、こう私が願うものであります。
もちろん、スピーチを出して頂く、それ大事です。でも、おいでやさい、いらっしゃい、ここにおいで、って私は言いたい。スピーチ出してほしいってのは、とてもね、遠慮した願いなんですよ。みんな遠慮してるの。自分たちだけ、なんかしてるみたいに思われたくもないし、大げさにもしたくないし、だから遠慮してるけど、東京を惨劇に見舞わせないためには、都知事は足を運ぶべきだと、これは私個人の考えです。
今日はたまたまというか、お礼が言いたかったんです。本当は。やっぱり声出してくれると、全然違うんです。他にもね、妨害されて式で開かれなかったり、記念碑を撤去されたりする地域があるんです。でもそういうとこで、関心が薄いとそのまんまになってしまうので、やっぱり皆さんに関心を持っていただいて、声を出していただければ結果が出るんだ、そのことにお礼を申し上げに来ました。皆さん、ありがとうございました。


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