優しさって何だろう？

台風大丈夫？と地元の友達からLINEがくる。ミルクティー入れたよ！ちょっと甘くしといたよ。と彼が言う。胃腸が調子悪い時はおかゆにしようと自分で自分を労る。毎日優しさに触れて生きている。

がしかし、優しいと感じるかどうかはその人次第だなと思う事があった。

ある日、お菓子の差し入れをいただいた。スフレだった。食べ切れずにみんなで分けて持って帰ることにした。

すると1人の人が、みんながさっと持って帰れるように！と事前に分けてくれていた。それぞれに保冷剤をつけ、スフレが崩れないようにとプチプチでくるんで袋に入れてくれていた。

それを見て、

「わぁ〜ありがとう！さっすが◯◯さん仕事ができる！」と1人が言った。

「ありがとう！でも、ごめんなさい、スフレ一個だし、私そのままでいいや！袋とかゴミになっちゃうし」ともう1人が言った。

するとしばらくして、あと2人は「私も袋はいらないや！せっかく包んでくれたのにごめんなさいね」

「私、もう今食べちゃうね、持って帰ると子供に食べられちゃうし…」と申し訳なさそうに言った。

包んでくれた人は、その時いたメンバーの中で1番年上。とても気がきく。子供も3人育てている。おそらく何でもやってあげたいタイプ。そして、自分の言動や行動は全て正しいといつも言っている。

だから、袋いらないと言った人に対して、とても不満げな顔をしていた。

この時に、優しいっていったいなんだろう？と、ふと考えさせられた。私はその年上の方にはいつもお世話になっている。母親のようで、聞いたことはなんでも教えてくれるし、私ができないことは何でもやってくれる。だから私もいつの間にかその人に対して、イエスマンになってしまっていたようだ。その証拠に、私はその人の操り人形のようになってしまっていると周りから言われてることも正直なところだ。

私はこの一件に関して、何も言わなかった。というか、言えなかった。一言「ありがとうございます」と言っただけ。本当はゴミが増えるし、保冷剤溶けちゃうし、スフレちっちゃいし、もうその場で食べて帰りたかった。

良かれと思ってやってあげたのに。

その人がちょっと怒って言っていた。

これを優しさだと捉えるひと。ありがた迷惑だと捉えるひと。本当に人は様々。

んー…優しいって難しい。

スフレはとても優しい味だった。

#日記 #優しさ #人