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#17 メキシコウィンターリーグで学んだこと

皆さんこんにちは!

今回はメキシコウィンターリーグ(LIM)で学んだ事についてお話しします!
更新が遅くなってしまい申し訳ございません🙇‍♂️


ウィンターリーグ成績



LIMでの成績(シーズンとプレーオフを合計)
6試合(6先発)2勝1敗 32回 防御率1.69
被安打29 与四球4 与死球3 奪三振36


ウィンターリーグで学んだこと


同じ球種でもスピード帯を変えることで打者にとって嫌な球になる


今回プレーしたLIMでは本拠地メキシコシティが標高2500mを始め、山間部で標高の高い地域で試合をしていました。標高が高いと打球が飛びやすく、変化球が曲がりにくくなります。(影響が出にくい変化球もありますが、ここはまた後日話します!)
私の生命線であるカーブも標高の高い地域と低い地域では変化量が約20センチも差が出ました。ボールの直径が約7.3センチほどなので、ボール3個分ほど変化の幅が変わります。
高地で投球するとどうしても変化しない分、打者から見て打ちやすいボールになってしまいます。いくら思いっきり投げたり、際どい所に投げたとしても、簡単にバットに当てられたり、見極められてしまいました。
そこで参考にしたのは同じチームに所属していたもう1人の日本人の工藤優太投手の投球です。
彼はスライダーが3種類、カットボールが3種類投げられるとても器用な投手です。それらを駆使して、相手打者を簡単に打ち取っていました。
そこで同じ球種でスピード帯を変える事は参考になると思い、次の試合から利用してみました。私のカーブはだいたい120キロほどですが、110キロのカーブを投げたり、125キロのカーブを投げてみました。そうすると打者が戸惑ったような反応になり、簡単に打ち取れるようになりました。ピッチャー不利の環境の中にも戦える手段があり、大きな自信になりました。

言語が話せなくてもキャッチャーとコミュニケーションを取ることは大切

私は英語もスペイン語も全くできません。メキシコの野球選手は英語を話すことができるので、拙い英語や通訳さんを通してサイン交換し、試合に臨んでいました。しかし試合中にサインミスをして違う球種を投げてしまっていたり、テンポが合わないことが多々ありました。これでは投球に集中できません。
それをなんとか改善する為にベンチに戻ったらコミュニケーションを取るようにしました。『次の打者はインコースを使おう』や『あのボールは甘かったか』などのほんと簡単な確認作業をしただけで、どうしても伝えたい事やキャッチャーから確認したい事は通訳さんにお願いしていました。これをする事によりお互いの考えがわかり、終盤の大切な試合でも結果を残すことができました

なんとかして相手に伝えようとしたり、相手の考えを聞こうとする姿勢があると言葉は多少分からなくても、通じ合う事ができるというとても良い経験をさせていただきました。
ただ英語は野球界では共通語になるので、今日本にいる間に勉強し直して、次はもう少し円滑なコミュニケーションを取れることを目指します!


ご覧いただきありがとうございました‼️

次回は海外で野球をする為に必要な事についてお話ししたいと思います!

次回もお楽しみに!

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