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#16 シーズン終了!メキシコのウィンターリーグってどんなリーグ?

みなさんこんにちは!

プレーオフも終わり、日本に帰国しました!
プレーオフの結果はこちらをご覧下さい💁

今回はメキシコのウィンターリーグ、主に自分の所属したLiga Invernal Mexicana(ここから略してLIMという表記をします)について詳しく説明したいと思います。日本ではあまり馴染みのないリーグとなりますので、海外野球に興味がある方はぜひご一読して下さい🙇‍♂️


LMPとLIMってどんなリーグ?


まずメキシコには大きなウィンターリーグが2つありLiga Mexicana del Pacífico(LMP)と今回私が参加したLIMがあります。海外野球に詳しい方だと、LMPは聞いたことがあるかも知れません。
それもそのはず、LMPはウィンターリーグの最高峰カリビアンシリーズにつながるリーグで、現役のメジャーリーガーも多数在籍しています。私は昨年LMPに在籍するチャロス•デ•ハリスコに外国人ドラフトで指名されましたが、残念ながら契約することはできませんでした。そしてこのチャロス•デ•ハリスコの現在の監督はWBCメキシコ代表の監督をされていたベンジーギルさんです。

ベンジーギル監督と筆者

このリーグにはチャロスを含め10チームがあり、リーグ戦を経て、プレーオフを勝ち上がると先ほど述べたカリビアンシリーズに進出することができます!カリビアンシリーズはメキシコ🇲🇽、ドミニカ共和国🇩🇴、ベネズエラ🇻🇪、プエルトリコ🇵🇷の4カ国で行われ、各国のリーグ戦を勝ち抜いたチームが代表として戦います。なのでリーグのレベルは非常に高いです!

一方LIMは2.3年ほど前に出来た新しいリーグとなります。メキシカンリーグのサマーリーグチームは2023年シーズン18チームあったのに対し、LMPは10チームとチーム数が少なくなる為、どうしても若手の試合出場が減ってしまいます。そこでサマーリーグのチームで結成されたのが、LIMです。チーム数は4チームですが、ほとんどのチームが合同チームになっています。特徴としては25歳以下リーグとなっており、メキシコ人のオーバーエイジが5人、外国人枠(年齢無制限)が3人登録することができます。とにかく年齢が若く、1番若い選手で15歳。チームの過半数の選手が10代とプロスペクトリーグとしての側面がありました。現にメジャーリーグのスカウトが試合に見に来る事もあり、シーズン終わりに16歳の選手がデトロイト•タイガースとマイナー契約を結びました。

デトロイト•タイガースとマイナー契約したルーゴ選手

私のような外国人選手やオーバーエイジの選手は来年のサマーリーグの契約を結ぶことを目標としてる為、とにかく結果が求められます。この選手達の存在により、LMPとまでは行かないものも、特に打者のレベルは高いと感じました。ここの詳しい内容は次回お話ししたいと思います。リーグのレベルや期間の長さ的に日本のフェニックスリーグにプレーオフを付け足したようなものだと感じました。

このリーグはカリビアンシリーズのような大きなプレーオフはありませんが、リーグの1位と2位のチームがプレーオフを行います。私の所属したメキシコシティ•レッドデビルスはリーグ戦2位だった為プレーオフに出場しました!若手リーグとは思えないくらいの球場の盛り上がりに、投げていてとても楽しかったです!

メキシコシティ•レッドデビルスは元々メキシカンリーグのサマーリーグのチームの為、私が来年度のサマーリーグと契約したとなっている間違った情報や記事が出回っていました。私は来年どのチームとも契約を結んでおりません。またこのLIMの存在を知っている方がほとんどいない為、このような記事を書かせていただきました。
メキシカンリーグは来年から外国人枠が20人に増えます。現時点で既に元横浜DeNAベイスターズの大橋武尊選手元群馬ダイヤモンドペガサスの田代大輝投手契約が決まっていて、これから日本人が増えてきて注目が集まるリーグになると個人的に感じています。なので私と一緒に正しい知識を学んでもらえたら幸いです!


ご覧いただきありがとうございました‼️

次回はLIMで学んだことについてお話しします!

次回も楽しみに!

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