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【日記】子ども向けアニメを侮るなかれ〜大人にこそ見てほしい理由〜

こんにちは、唐梨です。
今日は、なぜ大人にこそ子ども向けアニメが良いのかについて書こうと思います。
それでは早速いってみましょう。



日頃から対象年齢低めのものを紹介している私

もし私のTwitterとnoteを見てくださっている方がいらっしゃったならば、『美少女戦士セーラームーン』『カードキャプターさくら』『おジャ魔女どれみ』『プリキュア』などなど、本来の対象年齢が子ども向けの作品ばかり扱っていることにお気づきかと思う(とはいえ結局、20周年記念などで大人向けの販促対象にもなっているのですが)。

もちろん私がそれらを好んでいるからなのだけれど、じゃあなぜ好んでいるのかについては、あまり発言してこなかったので、これを機に書いてみる。



大学生になってたまたま再視聴した『おジャ魔女どれみ』

きっかけは、大学生の時にたまたま機会があって再視聴した『おジャ魔女どれみ』。

当初は、ただただ懐かしい気持ちで見てみたのだが、見ているうちに

「あれ?このお話ってこんなにメッセージ性強かったんだ!」
「うわ、こんな社会問題も切り込んでたんだ」
「大人でもめっちゃ刺さる内容やん」

と気づいたのである。

リアルタイム視聴時には全く知らなかった脚本、演出、監督、プロデューサー、現場スタッフといった裏側の存在が見えるようになったからだ。

当たり前のことながら、何か作品があるということは、必ず作った人がいる。そして、それが人である以上、必ずその人の何らかの背景や意図や想いや主観が混ざっている

このスタッフの方々は、テレビの前の子どもたちに向けて、何を思って番組を制作していたんだろう。きっと色々考えてくれてたんだろうな。と思うとじんわり嬉しくなる。



もともと裏側を知るのが好き

私の元々の気質として、「中の人」「舞台裏」「楽屋」「オフショット」といった裏側を見るのが好き、というのがある。

・CMのメイキングムービー
・映画や舞台の出演者インタビュー
・監督からのメッセージ
・収録現場の様子
・制作秘話
・本のあとがき

などなどが昔から大好き。肩書きや役名といった役割を解いた、素の固有名詞その人の様子を見るのが好きなのである。

この生来の気質と、子ども向けアニメがリンクした結果、ハマったというわけだ。



進化や変身は成長のメタファー

そして、子ども向けアニメの真骨頂は何かというと、成長が分かりやすくデフォルメされて描かれている点。

ポケモンの経験値による進化は、いっぱい様々な行動をして体験してきた努力だし、
デジモンの選ばれし子ども達の紋章による完全体進化は、それだけ子ども達が心の課題をクリアして次のステージへ進んだからだし、
プリキュアの変身は、変身者の心がたくさん動いて、自分で変身すると決めたからだし。

現実世界だとなかなか自覚しにくい「成長」を、分かりやすく表現してくれている。



まっすぐ綺麗事を伝えられる

子ども向けアニメなので、もしかしたらシナリオも綺麗事なのかもしれない。だが、それこそが子ども向けアニメの良いところ。大人向けの作品だと 

・脳内お花畑
・キラキラした部分しか描いてない

と揶揄されかれない部分を堂々と描ける。まっすぐな理想をまっすぐに描ける。



まとめ

大人になってなお子ども心を持ち続けられる人が真の大人だと私は思う。

思春期に差しかかると、一度は子ども向けアニメが幼稚に感じられて、恥ずかしくなる時期もあるだろう。だが、そのさらに先、社会人になって見る子ども向けアニメは、かなり見方が違うはずだ。

ぜひ、なんでも良いので、昔好きだったアニメを見てみてほしい。

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