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【魔法少女】木之本桜ちゃんの魅力

こんにちは、唐梨です。
今日は木之本桜ちゃんの魅力について書こうと思います。
それでは早速いってみましょう。



木之本桜ちゃんとは

知らない人はいないであろう、国民的超有名ヒロインですね!あのCLAMPさんの不朽の名作『カードキャプターさくら』の主人公です。

『カードキャプターさくら』を読んだことがない人はたくさんいるでしょうが、全く知らない人は少ないのではないでしょうか。

なにせ、私も調べてみて驚いたのですが、連載25周年なのですっ!!!特に1990年代生まれの女子には、世代どストライクな作品でしょう。

ちなみに連載雑誌は講談社の『なかよし』。同じく名作である『美少女戦士セーラームーン』や『東京ミュウミュウ』や『ぴちぴちピッチ』を生み出した少女漫画誌です。『なかよし』いい仕事するなぁ…!

もちろん『りぼん』も『ちゃお』も名作ぞろいで、私はどの雑誌も大好きなのですが、個人的に『なかよし』は時を経て何度もリバイバルされる息の長〜い作品に秀でたイメージです。何気に、同じく息の長いアニメである『おジャ魔女どれみ』や『プリキュア』シリーズも、コミカライズ版は『なかよし』での連載ですし。



公式設定で美少女

まずなんといっても容姿が可愛い!『美少女戦士セーラームーン』のように公式で「美少女」と明記されているわけではないのですが、

・お母さんがモデル出身で美人さん
・さくらちゃん自身、作中で様々な方から「可愛い」と評価されるシーンがある

の事実があるため、これはもう公式で美少女でしょう!

『カードキャプターさくら』は戦いの際、毎回代わりばんこに様々な衣装を着る設定なのですが、そのどれもが似合う似合う!というか、毎回こんなに可愛いデザインを作れるCLAMPさんすごい…!

私も、誰に感情移入して漫画を読んでいるかって、完全に知世ちゃんに感情移入して読んでいます。笑

⚠️未読の方のために補足⚠️
知世ちゃんとは、大道寺知世ちゃんのことで、さくらちゃんの親友。
とっても賢くて美人で手先も器用で歌も得意な才女。
実は上記のさくらちゃんの衣装は、全て知世ちゃんのお手製。
そしてそのたびに「超絶かわいいさくらちゃん」と、さくらちゃんの可愛さを連呼しながら、嬉々としてビデオを撮りまくる美人。
詳しくは下記リンク参照。



素直で健気で頑張り屋さん

でも!!!さくらちゃんの可愛さの秘訣は、私は容姿ではないと思います!!!一番は、やはりなんといっても性格の可愛らしさ!!!

こんなにいい子いる!?と思ってしまうくらい、本っっっっっっっ当にいい子。

素直で、ピュアで、健気で、頑張り屋さんで、優しくて、仲間想いで、元気いっぱいで、活発で、まっすぐで、のびのびしてて、芯が強くて、家庭的で、運動神経抜群で、でも時々おっちょこちょいで…。

名言「なんとかなるよ 絶対だいじょうぶだよ」は神シーンですね。

クラスにこんな子が一人いるだけで、周りの空気めっちゃ柔らかくなるだろうなって子なのです!!!

大人になって分かる、超現実的で無粋な目線で言うならば、さくらちゃんは男子にモテモテでしょうから、思春期の中学生ともなると、スクールカースト上位の気が強い女子から反感を買いやすいタイプだと思うのです。

でも、いざ反感を買われても、そのあまりの心の綺麗さに、反感を買った側も毒気を抜かれてしまう、そういう類の、ほんまもんの無邪気さがあります(もっとも、さくらちゃんの通う友枝小学校・中学校にそんなキャラクターは一切出てこないのですが。つくづく育ちがいい学校です)。

さくらちゃんの前に「打算」なんて言葉は存在しない。持って生まれた、一切の作り込みのない天然の可愛さ

兄である木之本桃矢と兄妹喧嘩をして「さくら怪獣じゃないもん」と反論する姿でさえ可愛いのだから、もはや可愛すぎて罪です。それくらい存在が可愛いのがさくらちゃんなのです。



実はとっても前衛的な漫画

そんな『カードキャプターさくら』、ここまで読むとすごく可愛らしくハートフルな漫画な印象なのではないでしょうか。

もちろんその通りなのですが、よくよく大人になって読み返してみると、なかなか当時の2000年前後にしては革新的な攻めた描写設定が多々あるのです。まぁまぁアバンギャルドです。

『なかよし』の年齢層によってカモフラージュされているかのように見えますが、親子ほどの歳の差恋愛、多国籍な恋愛、同性愛の恋愛、などなど多種多様な「愛」「好き」の形を描いています。それも、変わったことや特異なこととしてではなく、当たり前のこととして描かれているのです。登場人物の誰も、それに違和感を感じるという描写がなく、ごく普通の当たり前のこととして描かれている。

まるで今のSDGsやLGBTQの考え方を先取りしているかのよう。

いいえ、あえて穿った言い方をすれば、SDGsやLGBTQという単語があるということは「わざわざSDGsやLGBTQの言葉を使って表現しなければいけないくらい、世間的には認知度が低くまともでないことの裏返し」ですから、わざわざ特別なこととしてフィーチャーせず、ごく普通のこととしてサラッと流している『カードキャプターさくら』の方がもっと近未来的なのかもしれません(今はだいぶ減りましたが、「女流作家」とか「保父さん」とかも同じ類ですね)。

もちろん、どちらが良い/悪いと善悪を論じるつもりではありませんし、まして作家であるCLAMPさんの真意なんて知る由もありません。

ここで私が一番言いたいのは、それくらいいつの時代に何歳の時に読んでも楽しめる、とてもストーリー設定が練り込まれた名作ですよ、ということっ!

今も続編が絶賛連載中なので、ぜひ手に取ってみてください。

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