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発酵について

久しぶりにブログを書き始めます。
何でも興味のあることはやってみないと気が済まない性格のため、色々と手を出しすぎてしまったので、ちょっと整理をしようとブログにまとめていく事にしました。

もし誰かの目に留まり、その方のお役に立てる事があれば嬉しいです。

今日何となくキーワードになった事から書く事にします。
今日は「発酵」です。

実は数年前、発酵に夢中になった時期がありました。まだ塩麹が少しブームになりかけてた頃だったかな…仕事を辞めて、結婚し、誰も知り合いの居ない札幌へ夫と2人で行った頃です。
今でもハッキリ覚えてます。
札幌の紀伊國屋書店で「発酵マニア」という本に出会ったこと。
それまで発酵?なんですか、それ?くらいです。多分お料理の本を探してる時に見つけたんでしょうねー。
その本を読み始めたら、夢中になってしまい夫が買ったらいいでしょっと言うくらい、ずっと読んでましたwww

そこには私の知らない世界のことがたくさん書いてありました。一番最初に挑戦したのはお米の研ぎ汁で乳酸発酵をさせると言うものです。
ペットボトルに米の研ぎ汁、塩、黒糖を入れてシャカシャカと毎日振る。
材料もあるし、これならすぐに出来そうだと思ったのです。

何より私は見えない菌たちがシュワシュワに変化(発酵)する工程を想像して
萌えずにはいられなかったのです。

ところがいつになってもシュワシュワしない…なぜ?
何がいけないのか…黒糖のパッケージを見ると何やらサトウキビ以外の表示。コレか!とスーパーへ行きサトウキビのみの表示を探してみるとない。えーーっじゃぁ何処で買えるの。


調べてみるとオーガニック系のスーパーの名前が出てきて、そこへ買いに。何やら怪しいなーと思いドキドキして入った記憶があります。

それでもやっぱり発酵しない…なぜ?

次は塩です。
食塩では無かったと思いますが‥多分精製されたものを使ってたと思います。
これもオーガニックスーパーで高い塩買いました。←高い🟰間違えないってバブル世代の悪い癖🤣


最後はお米です。スーパーで普通に買ってるお米。色々と調べると精米して日が経ってると酸化が進んでしまうとのこと。
玄米は糠が付いてますよね、この糠を発酵させたのが糠床です。乳酸発酵してますね!
なるほどー米が原因なのね、と思い無農薬のお米を扱っているお米屋さんへ
しかもその場で、精米してくれる!今度こそ、これで発酵すると思い毎日にワクワクして世話をするのですが…思ったほどシュワシュワしなかったのです。

私のワクワクの圧が強過ぎて構い過ぎたのと、その頃の私と家に住んでる菌たちとがまだ上手く付き合えなかったのかなと今では思いますが😅

でもこれで発酵熱に火が着きました。
すぐにでも発酵の事をもっと学びたい!と思っていた矢先、八ヶ岳で発酵講座を開催してる投稿をFBで発見、すぐに連絡して次回の講座に参加したいと伝えました。
全くもって無謀です。札幌に住んでるのに八ヶ岳って。でも知りたい!お味噌はどう作るの?農薬って?菌たちの世界って?もう疑問しか浮かばない状態でした。

実際に八ヶ岳で2泊3日の講座は素晴らしい経験をする事ができました。
初めて自分でお味噌を仕込み、酵素玄米をつくり、毎日発酵の話しを聞けて…発酵の事で頭がいっぱいでした。
発酵というより目に見えない菌の存在が眩しく、こんな世界があったんだと。
あーこの地球も私たちも全部菌が集まって活躍してるんだと想像しただけで楽しくて仕方がなかったのです。

その頃本もめっちゃ読みました。中でも「もやしもん」私も菌がお喋りしたらどんなだろうといつも想像してました。
東京農業大学 醸造学部に憧れて、顕微鏡で毎日菌だけを見ていたい!考えていたい!とまで思ってましたから😂

まずは日本の国菌、麹菌。
アスペルギルスオリゼ!なんて可愛い名前からなんだろうと…日本にしか居ない菌。
この麹菌がなければ、お味噌もお醤油も味醂も日本酒も出来ないんです。
なんて愛おしい…

しかもこの菌を守っているのはもやし屋さんとよばれる種麹屋さんは全国にも数軒しかないんですよ。有名なのは京都の菱六さんとかですよね。
じゃぁこの種菌は何処からきたのかってー言うとーこれまた萌えちゃう話しなんです。
ちなみに種麹はカビですからね、そのカビの胞子を培養して良い種麹を作られてるんですよ。これ職人技ですよ!

この世界は菌に溢れてるんだよ💕

続きの菌ワールドはまた書きますね。

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