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発酵講師になったけど・・・

水星1ハウスお喋りで呼吸するりんりんです。
さて、菌大好き発酵大好きの熱が大きくなり過ぎて
この素晴らしい世界をもっと知って欲しい!!と思いようになっていきました。

ちょうど発酵講座を受講していて、そのままプロ講座を受ければ
ディブロップメントを貰えるというのでそのまま継続して受講しました。
その頃(約8年前)はまだ発酵も今ほどの溢れている言葉でもなかったし
一般的にも手作り味噌を作っている人もそれほど多くなかったと思います。
とにかくこの菌たちの発酵の世界を伝えたいので、発酵講座を開催するようになりました。

最初の講座は納豆を作るでした。近くの区民センターの調理室でお友達4人で開催。初めてで段取り悪いのに受講している発酵講座と同じように納豆でできた試食を用意して、ちょっとオシャレな副菜3種くらい用意して・・・・バタバタで全然なんだか良くわからないうちに終了するwwww
そうなんですよねー。この試食やら副菜やらを用意するのが今後私の首を絞めることになります。
それからもお味噌、納豆、味醂、最後は麹まで作る講座を開催するようになりました。確かに発酵食品は素晴らしいし、講座をすれば喜んでもらえる。
楽しかったんです。もちろん菌の話も出来ますし・・・・
夢中になって講座をしました。発酵ってすごいでしょ!菌ってすごいでしょ!って

私は菌、自分の持っている常在菌や住んでる家にいる色々な菌たちは私たちの感情や状態に左右されると思っていました。それは割と早いうちからその感覚があって
自分の手で混ぜた発酵食品には自分の常在菌から情報を得て、その人に必要な情報が入った世界に唯一無の自分に合った発酵食品だと思っていました。
例えば便秘な人には腸の動きが活発になるような菌たちが増えるとか。


特に麹作りとかはその人の状態がとても良くわかりました。麹作りには4日間ほど温度管理をしてあげる必要があります。ずっと見てなくてもいいのですが、気にかけてあげないといけません。そーするとどのくらい自分を大切にしているか・・・不思議と穏やかな気持ちで丁寧に生活されている人は初めてでもちゃんと麹ができるんです。あっ私の講座は発酵器具などは使いません。誰の家にでもあるもので作って欲しいので。発泡スチロールの中でペットボトルにお湯を入れて保温してました。
いや勝手な妄想かもしれませんが・・・・あー菌たちって生きてるんだなぁ、ちゃんと意思があるんだって思ってます。

これも講座でよく聞かれることですが
発酵の腐敗の違いをどうやって見分けるのですか?・・・です。
今講座をされている方はどんな答え方をしているんですかね。
わたしは見る!ニオイを嗅ぐ!舐める!それでこれはヤバイは腐敗です。
もちろん黒カビが生えてたら、とか答えはあるのだと思いますが
味噌みたいに塩分が強いものは空気に触れている部分だけがカビてるので
取り除いてあげれば大丈夫です。すると何センチくらいですか?
って聞かれます😅
自分の五感を使って確認するしかないんだと思います。
あれ?ちょっと変かもって思うと動物ってペッて出しますよね・・・
でもこれもなかなか理解してもらえることではなかったです。
今ってこれが正解って答えを用意されていることが当たり前なので
自分の感覚を使うのが難しくなっているのかもしれません。
そんなこと受講される人には関係ないかもしれないですね。だってお味噌を
習いに来ているのだから・・・・そんな感覚の話をされてもですよね。

菌の素晴らしさを伝えたい気持ちと作り方を教えなちゃの間で講座を続けていくのがだんだんシンドクなります。
準備をするのも、アレンジ料理を考えるも、いや別に人と同じようにする必要なんて本当はなかったですけどね。講師として?とか思ってたんだと思います。
発酵はどこで学んだですか?確かに受講者さんからしたら気になりますよね。
でもあくまで民間の個人がしてる講座、認定講師ですからwww
どうしたら発酵講師になれますか?名乗った時点です(とは言えない)
色々なことが辛くなって、そして講座はもうしない!と決めました。
その頃には発酵ブームなのか、あっちこっちで講座が開催されていましたし、
今ならネットで簡単にレシピも公開されているし、YouTubeでも色々な発酵関係の動画が上がっています。もう私が講座をして作り方を教える必要は無くなったと感じたのも講座を辞めた理由の1つです。

講座は辞めましたが、お味噌や味醂、麹などはずっと作り続けています。お味噌は自分の家で食べる分と両親、仲の良い友達に分ける分で毎年15キロくらいwww
普通のマンション暮らしで作る量ではありませんが・・・・これって腐らないし、非常食にもなるので多めにあっても困りません。
なので、自分の中での菌愛は変わらずで1人でそれを楽しんでました。時々お友達の子どもたちを一緒にお味噌作りしたり、キャンプに参加した子どもたちと一緒に発酵の話やお味噌作って次の年のキャンプでそのお味噌でお味噌汁を作ったり。
発酵ってねと話すとみんな喜んでくれます。1人の子が学校の課題でこの発酵とお味噌のことを調べてくれたそうです。
あー嬉しいな。日本にしかいないアスペルギルスオリぜのことを知ってくれて!

これを書きながら気がついたことは、私は発酵食の作り方を伝えたいのではなく
それを作る菌たちの話がしたかったんだ!!!!!
もちろん学者でもないし、専門的なことは知らないことが多いと思いますが
いかに菌たちが素晴らしく、この世界で美しいものなのか。
菌というと微生物たちと共に生きていく世界。
そして光っている!そんな話を次回は書いてみたいと思います。

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