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人生は絶叫コースター

そんな、絶叫せなあかん、ということが最近あったわけでもありません。

今読み終わった、黒川伊保子さんの本「恋のトリセツ」の後書き、ラストの部分が心に沁みました。
抜粋します。


いろんな縁を味わって、「この世」というアトラクションを楽しむ。
私たちの脳は、そのために生まれてきたとしか思えない。
どうか、あなたのアトラクションを楽しんでください。
よき人生を。


多分、よく例えられることのある、人生はアトラクション、という表現。
不思議なもので、言葉というとものは、その時の心のヒダというか感じやすくなっている「あ、そこ」という部分に、奇跡的にマッチすることがあります。

私は平々凡々とした暮らしを送ってる割には、常に変化が目まぐるしく起こる人生なんじゃないか、と思うことがあって。
それもこれも、後で思えば、遊園地のアトラクションに乗ってきたんだなと、上の文章のように俯瞰的に捉えられる瞬間というのが、ごくたまにあります。

けれど例えば、昨夜は阪神タイガース応援に久しぶりに甲子園球場に行ってきたのですが、あの独特のお祭り感…
席が近くなったら人はみんな友達感…
物が落ちたら誰かが拾ってくれて、ビールを注ぐお姉さんは満面の笑みで会話してくれる。
小さな子どもがいたらお菓子を分けてあげて。

そんな幸せな気持ちの後にも、なんて楽しいアトラクションに乗ってきたんだろう、としみじみ感じます。

地球という場所を離れるとき、きっとそんな思いでいられるんじゃないか、くらいのあたたかな希望。

大きな意味では「命が守られている」絶叫コースター。
私の魂が向かうところへと、今日も明日も明後日も、新しいチャレンジに胸を躍らせる、そんな金曜日の朝です。

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