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カメラが選べないマン。ついに購入。

カメラの種類多すぎ問題

世の中にはいいカメラがなんと多いことか。自分にとっての最初の写真機を買うことができるというのに、選び始めてから2週間は経っている。
ミラーレスを買うことは決まっていたがそこから絞っていくのが大変。
安定のSonyか、フィルムのような描写が得意なFujifilmか、それとも最初からライカに手を出すか。。。
うーむ悩ましいが良い時間である。

選ぶのは楽しいのだ。購入ボタンを押すまでは。

まずカメラを使う目的を定義するところからスタートした。熟考した末にたどり着いた目的が以下だ。

「海外旅行先で手軽に使える。高山などの極地でも稼働する。盗難されにくい地味なデザイン。4K動画、log撮影もいける。レンズ展開が豊富。暗所での撮影も強い。ボディ20万円以下」

なかなか盛りだくさんになってしまった。こんなカメラあるのだろうか。
自分の我儘さを弁えつつマップカメラを見る。


最初に絞ったのは3つ

まず以下の三つに絞ることにした。

Sony α7Sii
Sonyのフルサイズミラーレス機のうち、高感度をウリにするモデルである。
フルサイズ機ながら画素数は1220万と少なく、暗所撮影と動画がめっちゃ強い。そして比較的コンパクトでレンズのライナップも豊富だ。
写真家の鈴木心さんがα7sをゴリ押ししている動画も見て影響された。
東前頭筆頭。

Sony α7sii

Fujifilm X-T4
可愛い。見た目が可愛い。ダイヤルがたくさんあってレトロ。F値、ISO、シャッタースピードをダイヤルで回したい自分にとっては機能性もバッチリ。aps-cだけど、印刷する予定もないしOK。友人が所有しているのを使わせてもらったことがあるので、写りの良さは請け合いだ。
西前頭筆頭。

Fujifilm XT-4

Sigma FP
軽量コンパクト。機能美。それでいて写りも最高。しかしファインダーがなくモニターも固定なのが痛い。それもあって上記二つよりは優先順位低め。
東前頭2枚目。

Sigma fp

大先輩モロイに聞く。

自分1人だけで判断するのも不安だったので、先輩写真家であるモロイに相談した。彼はあくまで自分の好きなものを買うのがいいと言った上でこう提案した。

「その条件ならLeica Q2もいいよ」

悪魔の囁きである。俺はLeicaによって金銭感覚を破壊され、高額なカメラを「安い」といって購入するカメラ廃人たちを幾度となく見てきた。
ただでさえ俺は「Leicaは価値が下がらないから実質0円」「金は使わないと稼げない」という死の商人による洗脳にかかり始めているというのに、、、
モロイはその手先だったのか!!

相談する前夜、ライカに入社する夢を見ていた。

モロイに相談する前日の夜、ライカに就職して楽しく働く夢を見ていたので思わずドキッとした。この男は人の欲望を観取できるのか。
とりあえずQ2のレビュー動画やスペックを見てみる。

めちゃめちゃいいなんだこれは。

確かにLogは撮影できないしモニターも固定だが、なんと言っても搭載しているレンズはズミルックス 28mm F1.7。さらにおよそ5000万画素のフルサイズセンサーで、35mm, 50mm, 75mm相当にクロップが可能。
レンズ交換できないのは裏を返せば故障するリスクも低いということ。防滴防塵なので海外でもガンガン使えそうだ。
描写は言うまでもなくカラグレが楽しそう。さすがはカメラ界の横綱である。
4時間は迷った末に決断を翌日に先送りすることにした。


布団からガバッと起床。心に決めた。Q2しかない。

世が明けてもこの想いは変わらない。ライカだ、ライカしかないんだ!
起床しPCを広げ、マップカメラを開く。Leica Q2の良品(60万円)をカートにいれ購入へ!!!!!

購入ボタンを押すことができない。

情けないことだ。60万円の負債を背負うことが恐ろしくて購入することができないなんて。この金額の買い物をするということは同時に60万円の資産が増えるということ。Leicaで金を稼げば60万なんてすぐ回収できるということを自分に言い聞かせても無理である。
嗚呼、俺はこれだから凡人なのだ。理性が強く直情的に行動することができない弱さがある。突き抜けた結果を残すことは一生ないのだ。。。等と情けない自分に対して自己嫌悪に陥る。
素晴らしい写真を撮る人で、この辺の感覚が僕と同じ人はいないのだろうか。。。


Leica Q2

揺れる気持ちを胸にぼんやりと散歩へ

一旦気持ちを整理する時間が必要と思い、近所にフラフラ散歩に出かけた。スマホも、モロイから借りているα7iiiも持たず。
もしカメラを持っていたらどんな画を撮るかを考えながら海の近くの駐車場を歩くと、普段よりもずっとシャッターチャンスが多かった。

飼い主を見つめる白いゴールデンレトリバー。
波打ち際で戯れる高校生
西陽を浴びて眠る鳩の群れ等

迷っているうちにどんどん決定的な瞬間を見逃していくことが感覚的にわかった。カメラのボディは正直なんだっていい。大切なのは愛着が湧き、手に取りやすいものを選ぶことだ。


決めた!Fujifilmだ。

カメラは工場で大量生産される製品なので、同じ型番の製品は全く同じ見た目をしている。(当然のことだが)
従ってその製品をカスタマイズすることで愛着が湧いて、自分だけのものになるのだと思う。その意味で俺は「レリーズボタン」をカスタムできる機材を選ぶことにした。英語では"Release Button"なのになぜ「レリーズ」と読むのかは謎だ。
とにかくその観点からミラーレスカメラをピックアップすると以下のカメラが該当する。

  • Leica Mシリーズ

  • Nikon Zf

  • Nikon Zf c

  • Fujifilm X-T1, T2, T3, T4, T5

  • Fujifilm X-pro, pro2, pro3

  • Fujifilm X-E1, E2, E3, E4

このほかにも絶対にあるとは思うが、とにかくこの中から選ぶことにした。
まずLeicaはありえない。ボディだけで100万もするのは耐えられない。今の俺に債務爆増大作戦に奔走する体力はない。
そしてNikonもなし。自分でもよくわからない話だが、NikonとCanonのボディは基本的に「仕事用のカメラ然」としすぎていて惹かれないのだ。ZFシリーズはフィルムカメラのような見た目なのでその特徴には該当しないが、単純に「レトロマーケティング」を狙いすぎている感がある。所有しても愛着がわかなそう。
以上の思考から導出されるのはFujifilmである。
ぶっちゃけこの段階ではもうなんでもよかった。強いていうならばX-proシリーズとX-E4はプレミア価格が付いていて気に食わないので、X-Tシリーズが優勢かなという感じ。
あとは最新のX-T5か1世代前のX-T4にするかだ。
迷う余地はない。


X-T4に決めた。

理由は2つある。
まずレンズにお金を使いたかったから。そしてマップカメラは中古ポイント5倍期間で、中古在庫があるX-T4を買えば1万円弱のポイントが入るからだ。
一緒に Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 もカートに入れ、決済!!
僕は50mmの標準的な画角が好きなので一切の迷いはなかった。それにしてもF1.2ってすごいなあ。


結論

カメラ選びは楽しい。X-T4が届くのが非常に楽しみである。
バッテリー、SDカード、ストラップ、レリーズボタンも買わなくては!








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