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【2021S3優勝】シティリーグレポート【グレイシアヨノワール】

はじめに

はじめましてこんばんは。りのつか(@rinotukafe)です。ポケモンカードを触り始めて大体3年になります。

やっていることはロック&遅延の嫌がらせ。そんなちょっぴり黒いところもかわいいグレイシアデッキを初参加のシティリーグ(6月26日ドラゴンスター神戸三宮開催)に持ち込んで幸運なことに優勝したので記念に色々語ります。グレイシア使ってみたい人に届いて少しでも参考になる部分があればいいなと。
こういった形で文章を書くのは初めてなもので稚拙な部分は多々あると思います。ある程度ポケモンカードゲームをプレイしている方が見る前提で書きますので略語や略称も使います。ご容赦ください。

グレイシアを使用した理由

中途半端に環境読んだ結果とか色々あるんですがグレイシア好きで拗らせすぎてイーブイヒーローズ発売前から色々構築を考えてた所参加できたシティリーグが一週目という爆弾持ち込むには最高のタイミングだったので持っていきました。全然予想通りではありませんでしたが結果的にマッチングに恵まれました。

使用したデッキについて

今回使用したのは相手の特殊エネルギーを無力化するヨノワールと組み合わせたグレイシアVMAXのデッキです。こちらのnoteを参考に作成しました。
発売前から考えてたとか言ってた割に実際使ったものは他の方が編み出したものを少しだけいじったものです。自分が思い付いた100%のオリジナルデッキみたいなものも憧れますが無理なものは無理。強者になるためには強者が作った強いデッキを使うしかない。(といいつつ少し歪めてしまいました)
採用枚数やらある程度の動きはノートに書かれています。ちゃんと読みましょう。
実際シティに持ち込んだものではムゲンダイナ意識にツールスクラッパー入れたり(特に役に立たなかった)非V、GX意識にピッピ人形を増やしたり(これは結構良かった)していますがやることは変わりありません。先行取って1-1-3-3と相手にサイドを取ってもらうことを強要していき、相手のアタッカーへ先にダイツララを宣言するだけです。

グレイシアについて


グレイシアVMAXというポケモンについてよく似た効果を持つザマゼンタというポケモンと比較される方を見ますね
同じVMAXポケモンからわざのダメージを受けない特性を持つザマゼンタとの差別化点としては
320という高いHPからマオ&スイレンを使うと実質耐久440になるので210点以下のダメージなら2回耐えられます。ザマゼンタならマオスイ込み耐久350なので打点170まで耐えられますね。タフネスマントを付けても耐久400で190までしか受けられません(フルメタルウォールを使っているとタフネスマント込みで220までの打点をマオスイ挟んで2回受けられるようです。あれ?)
・・・差別化しようと思ったんですがタイプもわざの打点も違うし進化とたねだし似てるところといえば4足歩行の動物っぽいとこだけでグレイシアの方が断然かわいいので差別化するまでもなくまったくの別物でした。

VMAXをメタ対象にした二つをあえて比較して特徴を言うのなら、メインを張ってガンガン殴っていくのがグレイシア。脇を固めて削り倒すのが(ルカメタ)ザマゼンタ。といったところでしょうか。要はグレイシアちゃんの方が脳筋なんですかわいいね

当日のマッチング

ここからは当日のマッチング。大会1週間後にうろ覚えで書き始めたものなので対戦相手の方、間違ってたらごめんなさい。

予選
ゲンガーブラッキー 先行6-2
ヨマワルピッピ人形エンドだったんですがヨノワールが立ってなんとかなりました。

連撃カラマネロ 先行6-5
カビゴンピッピ人形押し付けつつ裏でグレイシア育てて殴り始める。グレイシアに80点、120点の刻みダメージ入れられた返しに毎回マオスイで全回復に成功。3回目で8枚テンタクルでワンパンされるも2体目の育成間に合い勝利

ブースターVMAX(ブルー型) 先行5-3(種切れ)
グレイシアが立てられず苦し紛れにヨノワールたてる展開に。進化する前にボスでグレイシアVが取られ後がない展開に。一応ケアしてたけど雪道入ってなかったとのことでグレイシアVMAX突破できずブースターV、VMAXと取って種切れ勝利


予選3-0で2位抜けで決勝トーナメント進出

31人いたそうですが全勝卓が両負け、1卓が階段崩れで予選3回戦で全勝2名になり予選終了。

決勝トナメ

三神ニンフィア? 先行6-2
お相手最初ニンフィアスタート。れんげきならヨノワール立てると優位になるかな?と思ったのも束の間、ドーミラーが見え絶望。一応やれるだけはやろうとヨノワールを立てグレイシアにスノーリーフバッジを張り準備を進める。が、蓋を開けてみるとザシアンザマゼンタの類は入っておらずオーロラ、れんげきエネルギーの機能を停止させるヨノワールがぶっ刺さりニンフィアをグレイシアが止めこちらから殴り始め勝利。
なんかこの時点で今日行けそうな気がした。


悪パーフェクション 先行3-0種切れ
お相手マリガン分ドローするもブラッキー&ダークライしか立てられずエネを貼ることしかできない大事故だった模様。運だけの勝利。ポケカの怖いところ。
一応、グレイシアもヨノワールも刺さらない相手ではあるんですがウォッシュ水エネルギーでデッドムーンGXによるきぜつを無効に出来る点、主な打点がブラックランスの150、グリードクラッシュの210とマオスイを挟めば2回受けられる点、タッグチームはVMAXポケモンと違いダイツララの150×2で倒せるのでリーサルが近い点から勝負はできるかなーと思ってました。7エネあくのはどうは無理。あんまり練習してないマッチでしたがファイヤー挟まれるだけで結構きつそうです。

たけるとうきリザードンニンフィア後攻6-3
実は隣の卓で炎デッキでなおかつ非Vのポケモンが入っていると分かっていたため後攻をとりました。ごめんなさい。ボルケニオンだと思ってレシリザかマルヤクデかな、勝ったな!と臨んだ決勝。初ターンでリザードンとヒトカゲ見えた時ビビって声出そうになりました。早期にメロンが引けていたこともあり1体取られても最悪間に合うだろうとカビゴンピッピ人形を盾にし相手のリソースを枯らしつつグレイシア2体にエネを分散させる方針へ。もちろんお相手わかっているのでカビゴンもたおされずどちらが先に裏のアタッカーを倒せるかの睨み合いに。途中裏のニンフィアを縛ったりと時間稼ぎしながら2体とも動ける準備が出来た段階でふうせんエネでカビゴンを逃がし先にリザードンを取ることに成功。先にグレイシア取られるかリザードン3体目が立ってたらほぼ負けてました。残り時間も40秒。サドンデスになったら尚の事勝ち目ないのでかなりギリギリの勝利。


トータル6-0優勝。

210626シティ

初めて触ったデッキがグレイシアGX
思い入れのあるポケモンで結果を出せたのは本当に嬉しいです。

余談
スイスドローの順位決定に関してはほとんど知らないまま参加してたんですが3回戦の対戦相手の方に色々優しく教えていただきました。階段崩れ(全勝者と一敗者が戦い全勝者が負けること)という言葉もそこで知りました。シティリーグ初参加ということもあって大会の流れもわからなかった所を一回戦の対戦相手の方がすごく丁寧に教えてくれました。他の方々も対戦後に感想戦のような形で色々お話して頂けました。こういう紳士的な方が多いのはポケモンカードが楽しく感じられる要素の一つですね。私自身もそんなプレイヤーでありたいです。


デッキを回す際に気をつけたこと

ここからはグレイシアヨノワールデッキを回す上で気をつけた点をお話します。完全な主観で書くので「それは違うだろ」とか「こうじゃないの?」みたいな所があれば言ってください。私にポケモンカードを教えてください。


タッグサポート、ひとだましんか等のコストを消費する効果の使用について
回復やエネ破壊によって相手のテンポを遅らせるいわゆる防御系デッキ全てにおいて言えることですが、1ゲームが長引くのでリソースの管理はかなりシビアです。コスト払いたくないけど泣きながらトラッシュします。

切ってもいいカード
・そのゲームでは使わないポケモン、スタジアム
具体的に言うと3枚目のカビゴンとグレイシア、2体目(使わないゲームなら全部)のヨノワールラインですね。よっぽど余裕があればやまびこホーンのケアもして良いとは思うんですけど現環境にそんな多くないと踏んであまりそこは意識せずに戦ってました。
スタジアムの混沌のうねりは言わずもがな。相手もうねり採用なら確実に腐ります。ただ重要なカードではあるのでしっかり見極めて切ります。
・クイックボール、しんかのおこう
最序盤はもちろん重要なカードですが、1ゲームに必要なポケモンが多くないこのデッキでは早々に要らないカードになります。しんかのおこうは不要なヨノワールラインを持ってきて捨てる圧縮もしますがクイックボールは余裕がない限りそのまま捨てることが多いです。クイックボールもコストを消費するカードなので可能ならキャプチャーエネルギーで並べることを優先します。
・複数採用のサポート1枚目(シロナ&カトレア以外)
これはシロカトで回収するためですね。順当にカビゴンを倒されるゲーム展開やマリィを打たれた返しなど手札が細くなり序盤にシロカト使う盤面はかなり多いので最大限活用できるよう序盤にあえてマオスイやボスの1枚目はきっといていいかなと思います。もちろん対面のデッキ次第ですが。

切りたくないカード
・エネルギー
調子に乗って捨てると大体引けない。
・サイド落ちを確認できていない状況での各種進化先
グレイシアVMAX2枚サイド落ちしたりとか割とよくある。決勝トナメ1戦目で実際あった。

泣きながら切るカード
・タッグコール
タッグコール、1枚が2枚になるめちゃくちゃ強いカードなんですがこのデッキにおいてタッグコールで持ってくる2枚は確実に使う予定のあるサポートしかないわけで、手札を増やして捨てるような動きをするとゲーム後半確実に泣きを見ます。なのでタッグコールそのものを切ります。マリィリセスタの解決札にもなるタッグコールは山札内のサポートの枚数を把握して慎重に使います。

ここまで書きましたがとはいえサポート現物やエネルギーを切るしかないタイミングも来るわけで。後の展開考えてできる限り裏目にならないよう考えます。長考すると不利になるのはこちらなのである程度考えたら割り切るのも大事。

グレイシアV、その他たねポケモンの置くタイミングについて
グレイシアは置いたターンに技「ひょうけつかくせい」で進化させた方が強い場面は多いことを常に意識しておきます。序盤に2体並べられるならしんかのおこうで裏を進化させて前は技で進化。そんな動きをすることが多かったです。
グレイシア1体で戦えそうなとき、マオスイ後のクッションとして、と結構裏に出すことは多いんですけど攻撃宣言だけが正義ではないと知ったのはこのデッキを使って勉強になったことのひとつです。

ダイツララのベンチダメージ30点の乗せ方
これほんとわからないんでとりあえずアタッカーに乗せといたらいいだろ理論。特にガラルファイヤーには積極的に乗せる。
とはいえ適当にやってリーサル逃すのもよくないので基本的には150点で倒せるラインを意識します。VMAXがあと30点で倒せる範囲の時はあえて倒さず相手のベンチを空けない動きもします。

最速で回す
前述しましたが長考はこちらが不利になります。というよりシティなら時間切れは両負けです。自分のためにも相手のためにも最速で回せるようできるだけ早く意識します。相手のターンに次どう動くか考えて最速で番を返します。めっちゃエネルギー使います。

流行デッキとの相性

かなり有利(グレイシアさえ立てば大体勝てる)
アタッカーがVMAXのみのデッキに対しては軒並み有利が取れます
具体的に言うと
・リーフィア
・ブースター
・インテレオン
・はくばバドレックス
などなど。この辺は進化元のVポケモンも強くないのでマオスイの回復でどうにかなります。雪道も一回通されるくらいならなんとかなります。ならないこともあります。雪道入ってそうなデッキに対してうねりは後から貼るを意識

それなりの有利(ヨノワール立てば勝てる・・・かも?)
・ゲンガーブラッキー(もしくはブラッキー単)
・れんげきニンフィア(単)
・れんげきウーラオス
あたりですね。
こちらは特殊エネルギーへの依存度が高いデッキです。ただこのあたりデッキパワーがかなり高いので回り方や採用カード次第で普通に負けます。

相手次第(先行取れば行けるかもしれない。相手の理解度依存)
・ムゲンダイナ
・れんげきニンフィア(ガラルファイヤー入り)
・こくばバドレックス(マホイップ、ゲンミミオロヨノ)
・れんげきカラマネロ
・ズガドーン
既存のデッキ大多数がこのあたりになるのかなと思います。相手がグレイシア対面を知ってるかでかなり勝率が変わります。知ってる相手だと大体不利です。練習中はほとんど負け続けて心折れそうになってました。ガラルファイヤー大嫌い

大体不利
・ミュウツー&ミュウ軸(緑・赤・悪)
ミュウツー&ミュウを始めとするGXを中心としたデッキに対してはメタ取れてないので厳しいです。シャドーボックスミミッキュの採用は少し考えてましたが切りました。
・エネ割りハンデスのコントロール系
コントロール系は練習すらしませんでしたがエネの枚数的にもテンポ的にも厳しいので勝てなさそうです。
・れんげきウーラオス(いやしジャマー採用)
回復できなかったら詰みです。最近だとルカメタザマゼンタに対するメタカードとして入れられることも多いこのカード。防ぎたいなら隠密フード入れるしかない。これも切りました。

不利通り越して無理(デッキコンセプト時点で負けてるので5億回やっても勝てない)
・ザシアン系統
前述の通りブレイブキャリバー230受けたらマオスイで回復しても次のターン倒されるので弱点があろうとなかろうと無理です
三神のオルタージェネシスGXに関してはカビゴンとグレイシア1体取られるだけでゲームエンドしてしまいます。なんだこのカードは?
・ザマゼンタ
こいつに関しては突破方法すらないです。無理だって言ってんのにあいつらルカメタ出してボスの司令からエネ割って死体蹴りしてきます。出会ったら即投了が吉です。
・ジュナイパー
相手がもたついてくれたらチャンスあるかもしれませんが1匹でも立ってしまえばザマゼンタ同様投了です。
・こくばバドレックス(雪道採用)
ワンパンできるタイミングで雪道通されると無理です。うねり貼っても無理なく採用されているマーシャドーとつりざおで無限に割られます。

新弾デッキ
蒼空・魔天環境から新たに追加された気になるデッキに対して
・レックウザVMAX(相手次第)
パルスワン、クワガノンの採用が気になるところです。180の打点はマオスイ2回使うと3回の攻撃を受けることができるのでレックウザVだけが相手だとかなり有利です。こくば同様雪道貼られると無理です。

・雷バレット(相手次第だけど不利より?)
現状どういう形が主流になるか想像できませんが攻撃を受けた段階でマオスイで回復することを前提にしているためマヒは気にならなそうです。が、パルスワンビートや追加効果ありのライトニングライドGX、タッグボルトGXは厳しそうです。

・ジュラルドンVMAX(無理)
ドータクンやザシアンの採用に関わらず特性貫通する上打点も高いため無理です。

・スイクンV(相手次第)
メタ取れない相手ですがこちらもベンチを展開するタイプのデッキではないので相手次第です。白馬やチルタリスと合わせたデッキがよく見られますがそのデッキならメタカードの採用次第でしょうか。


終わりに

振り返ってみたらジャンケン全勝してるんですよね。マッチングも含めてかなり幸運でした。
グレイシアを使いたい方も、メタりたい方も、同じような構築のデッキを使いたい方にも参考になれば幸いです。

今回このような形で記事を書きましたが文章化することで得られるものも大きいですね。書きながら不利マッチ多すぎるなーとかよく初参加で時間かかるデッキ持っていったなーとか思ってました。ある程度ゲームプラン固められ、デッキへの理解も高い状態で大会に望めたのは普段からリモート対戦で遊んでくれる友達のおかげです。とても感謝しています。

現在の情勢でどれだけ公式大会や公認大会に出られるかはわかりませんが記事の作成はまたやりたいですね。そのためには結果も出したいところ。
あと今回はシティリーグ1週間後くらいから書こうと思い始めスキマ時間にポチポチ書いてましたが明らかに時間かけすぎたので次は一気に書きたいです。
直近の大型大会JCSは抽選に申込みはしたんですが残念ながら落選してしまったので自宅で甥と戯れつつ配信を見ることになりそうです。参加される方はくれぐれも体調に気をつけ食事睡眠はしっかり取って望んでください。体は資本。
いいなあ行きたかったなあ!

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