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発達障害って結局なぁに?~某ぶいちゅばのケース~

【一応のお約束】このnoteは、発達障害と診断されたイチ当事者が自身を振り返って書いたものです。すべての当事者・グレーゾーンの方に当てはまるものではありません。

あと、私は専門家ではないため、精神学的には間違っていることも数多く発信していると思います。詳しくはあなたの担当医さんとご相談頂き、私の書くことは決してうのみになさらないようにしてください。

それでは、あなたと私の未来に、幸多からんことを。


ご挨拶

年齢は『403』歳、forbidden!
こんにちは。魔女っ娘ぶいちゅば(バーチャルネットアイドル)・葛葉 璃乃です。

りのは発達障害当事者でして、ADHD、ASD、LDの特性を持っています。
二次障害としてうつ病を発症、機能不全家庭出身なので愛着障害も併発しています。
そんな自分を、りの自身はこう言っています。

『#ステータスの振り方間違えた』!

じゃあ、発達障害って何ぞや?

一言で言うと。

『ステータスが「生まれつき」ユニークな伸び方をする』こと!

あくまでイチ当事者の自分の感想ですが、こんな感じ。

現実のステータスの振り方は、ある程度自分で選べますが、レベルアップの時に伸び率が芳しくないもの、あるいは振ったのは1くらいなのに、異様に伸びるものがあります。
伸び率が芳しくないものは苦手なもの、異様に伸びるものは自分の得意なものですね。

諸外国は判りませんが、日本においては、義務教育さえきちんと受けていれば、このステータスのバランスはだいたいきれいになるように調整できます。義務教育さすがです。

ですが、それらのステータスバランスがあまりにチグハグな人が存在します。
これは本人の努力不足でもなんでもなく、ステータスが『生まれつき』ユニークな伸び方をする人たちです。
ひとはそれを、『発達障害』と呼びます。

葛葉 璃乃/『ステータスの振り方間違えた(かも?)』より引用

(あ、この本、私の発行した同人誌なんですけど

こちらから買えますので、ご興味ありましたら是非)

例えば、私は言語能力に割と振ってるので、言語能力はまぁまぁ高い(検査でもそう出ました)んですが、一方で一般常識に対するステ振りをしてこなかった(どうやらマイナス補正すらあるらしい)ので対人関係をこじらせます。

……といった感じです。

誰しもこういったステータスの偏りはあるのですが、それが顕著に出て、社会生活を営む上でなにかしらの不具合を生じる人が『発達障害』と診断され(て治療対象にな)る。
りのの理解としてはそういう感じです。

どんな症状があるの?

これ、本当にいっぱいあるから、すべての発達特性は書き切れない(のと把握しきれてない)んですけど、とりあえずりのはこんな感じ……っていうのを挙げていきますね。
あくまで私の場合で、他の特性の現れ方をしているヒトもいます。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

りのの場合は、じっとしていることが出来ません(多動)。じっとしてるとなんかぞわってする。
特に、なにか考え事をしているときや作業しているときは脚を組んで足首をぐりぐり動かしてたりします。舌を動かしたり、顎を動かすこともあるみたい。
忘れもの・なくしもの等が多い人もいます(注意欠陥)。りのもそうです。学校の教科書を一年のうちに何回買ったか分かりません。いじめで盗られたのか、失くしたのかすら定かじゃないです……。整理整頓ができない、汚部屋の主でもあります。
衝動性が強いのもADHDの症状に該当します。りのは衝動性が特に高く、カッとなってなにかヤらかす(精一杯の湾曲表現)ことも多かったです。
ちなみに前科がないことをお医者さまに褒められるくらいには衝動性が高いです……。

ASD(自閉スペクトラム症)

りのの場合はルーティンや薬を飲む順番にこだわります。服へのこだわりも実はものすごくて、小さい頃はとある服しか着なかったみたいです……。
目に見えない概念(時間・自分の気持ち・相手の気持ち等)は理解できないことが多い(というより、存在を認識できない)です。
皮肉や冗談が伝わりません。90%くらい伝わりません。ものすごいダークな冗談を言われて本気に取って、大号泣したことがあるくらいには伝わりません。たまに伝わるのが困ったところ。
ASDの中には感覚過敏のある人もいますが、りのもがっつり該当し、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚が過敏です。前庭感覚の過敏もあって、ブランコやエレベーターに乗れませんでした(今は大人になったので何とか我慢して乗れます)。一方、空腹感には鈍感で、カロリー足りなくなっていきなり倒れることがあります。ガチで困ります……。
あと、手先が不器用です。それ関係あるの?って感じですけど、なんか関係あるみたいですね……。

LD(学習障害)

りのの場合、計算が極端にできません(算数障害/ディスカリキュリア)。一桁の計算でも繰り上がりがあると怪しく、二桁の計算は何をどうやっても自力ではできません(これでよく高校数学まで修了できたな……偉いぞ自分)。
漢字が極端に書けません(書字障害/ディスグラフィア)。小学2年生レベルの漢字でも怪しいのがいくつかあります。なんかね、思い出すとみんなミノムシみたいにぐちゃって見えるんだ……。

(文字が読めない(読字障害/ディスレクシア)という人もいますね。りのはbとdが区別つかなかったりするので、ちょっとだけ該当するのかもしれません)

この3つの障害(ADHD、ASD、LD)は、そのうち別記事でも詳しくご紹介させて頂くと思うので、まぁこんなところで……。

診断されるには?

精神科の受診が必須です。

私は大人になってから診断されたのですが、10年くらい通っていたメンタルクリニックでは発見されませんでしたし、知能検査受けたいですって言っても鼻で笑われて拒否されました。
のちに医療機関を変えたら、即、知能検査受けることになりました。
案の定、私、発達障害でしたよね。ちくしょうばーかばーーーーか!

閑話休題。

知能検査(パズルを解いたりさせられます)のほかに、来歴調査、保護者または複数の担任への聞き取り、日常の動作の癖などを調査されて診断に至ります。

知能検査は自費でやってくれるところもあります(お値段見てみたけどウン万円します)が、本人に必要があると判断されれば保険適用です。
りのは保険適用でした。

検査結果は書類として渡してくれるところが多いみたいです。
りのも書類が手元にあります。
もちろん実物は見せれないのですが、なんか性格診断みたいなノリで書いてありました。
得意なもの、不得意なもの、とかそういう感じ。
すごく考えて書かれてるのか、グサッとはきませんでしたが『一般常識に興味が持てないんだな。もうちょい学ぼうか(意訳)』とは書かれてました。私、本当に、そこにステータスポイント振らなかったんだな……w

なんだかんだ言って

発達障害とは『ステータスが「生まれつき」ユニークな伸び方をする』ことという一言に尽きるのですが、それだけでかなりの生き辛さを感じたりします。

りの自身、かなり生き辛さを感じているのですが「その分、普通の人から見れない景色がきっとあるはず」をモットーに、いろいろ書き連ねていったりいこうと思います。

よろしくお願いしますね。

それでは、今日も元気だ床ぺろ日和。
りのちゃん、ねる!

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