かぐや様は告らせたい 感想


かぐや様は告らせたい 感想

今回アニメ二期を含めたコミック最新巻(7/17 19巻)を含めた大まかな感想を書いていこうと思います。
前回批判辛口記事から随分更新できてなかったのでとにかく萌えやら燃えを書いていきます。

初期のことは特に書いていないのでピックアップで好きなシーン。
主によかったところ記事です。
17話のかぐや様は愛でたいがすごく好き。

奇跡的相性【マリアージュ!】の猫耳回です。
会長とかぐやさんかわいくて悶絶したのはもちろんなのだけど好きな人が猫耳つけるとマリアージュになるのは本当にわかりみが深かった。
好きな相手(あるいは推し)に猫耳が付くというだけでかわいさの五倍マシ以上。かぐやさんと会長にとって
効果はバツグンだ‼(×4)という感じの回、すごく萌えました。

続いて一期アニメでは結構大見せ場だったんじゃないか?のあのシーン。視聴者兼ファンならかなりお決まりの「よき」回だったのではないだろうか。
【花火大会】!!
44話と45話 花火の音は聞こえない(のち会長の黒歴史話)

神はいない、愛もロマンも確率論にはなんの影響も及ぼさない

の、あれ!あれ!!この世に神はいない、愛やロマンスによる奇跡などは起きない、それが現実。リアリストな内容です。そういった野暮を文字(ないしは声)表記し、絵面では「こういう奇跡があってもいい」という激しいロマンチック。人気のシリアス&コメディがまさにマリアージュした瞬間ではないでしょうか。
正直、少女漫画以上のときめきを青年誌に感じました。※割と少女漫画がよく読むくらいに好きです。
最高のときめき展開だった分、視聴者の自分も、ああああ、翌週かぐやさんと会長はどうする!!??と自分まで照れてしまった。
しかし、ここが高評価です。次の話では会長は自身の行動を思い返して「~by白銀御行」と絶賛黒歴史更新中の心境。
代弁するかのように「好き避け」+「黒歴史だった」と二人の悶絶があり、安心して見届けられました。かぐやさんはうまく会話ができず、最後に出た言葉が「痛かったですよね」(ほうきを白銀にぶつけてしまったため)という言葉が会長にとどめを刺し、かぐやさんは思いをうまく伝えられず、終了。とてもいい流れの回でした。

少し続いて藤原書記。彼女には全然スポットを向けられていないので。

ママ系ヒロイン藤原書記。ポンコツ会長特訓でおなじみの彼女。特にアジを飼うことに決めたところがかわいくて好きです。さすがヒロイン、慈悲深い(?)。
藤原さんの好きなところは悪気がよくも悪くもないだけで、優しい子なところです。公式カップルの四宮かぐやと白銀御行の恋愛が大好きなので
時々藤原さん・・・わかってやってない・・・?と思ったりも多少はありましたが、必ず落ちはいい人なんですよね。
ボードゲームでなにかとイカサマしてしまうせこさとか好きです。
ラーメン女子なところも推せる。おじさんのお墨付きもらってるしね。最近では闇を抱えていたらいいなという声も聞こえるんですが、個人で言えば藤原さんのよさは頭の悪い優秀な子なので、この子には重たい話はほしくないな、というのが願い。あまり、似合うとは思えないことと、今までの藤原千花というキャラクター性がつぶれてしまうという危惧の方が大きい。

一番、かわいいなと思うのは面白みもなにもなくかぐやちゃんです。
賛否両論はあれど私的にはルックスが好きであるのと、若干解離性障害入ってるくらいに無自覚な努力家にならざる得なかった環境であったこと。
四宮かぐやは天才ということ。それがタイトルにもなっており、さも当然のように扱われていますが、かぐや自体の生まれ持ってのスペックは一般的だったように思います。
あの異常な教育下であれば、「天才」にならなければいけないし、四宮家で生ききる手段のようなもの。天才とは処世術だったのではないだろうか。少なくとも四宮家の人間には。かぐや兄も一般的にみれば「天才」に検討する人物でしょうし、自身をクズと称することがあるのも、やはり元は自分という「個」に関しては、自尊心が著しく低いかぐや(四宮のもの)と同様。
だから天才だとか、もって生まれたものが違うとかしばしばいわれているんだけど、生まれ持ったそれ。というのは、近日注目の高い新メンバー大仏さん、子安つばめのルックスや、石上優あるいは井伊野ミコの強すぎる正義感などもそうだけど、異端分子というのは悪口や差別偏見に等しく決して恵まれ徳「だけ」をしていることではない。
というバックボーンを含めて、四宮かぐや、そして白銀御行の優秀故の至らなさが好きです。

少し話は変わって、白銀御行の「なにももっていない・ダメな自分」(特訓で会長が運動音痴な面、というより感性や反射神経に分類される分野において苦手なものが多いこと)は少し深く話を掘られていたんだけど、自分の勉強をするときの部屋が書かれていましたが、四宮かぐや好きが行き過ぎてる
(ヤンデレ無自覚)感があり、かなり、いやすごくめちゃくちゃ好き。
性癖に刺さる。かぐやさんのほうも依存性強そうなので、白かぐ最高とだけは言っておきたい。三倍返しって、結婚しろ。待ってる。

かぐや様は上から目線だとか、人の気持ちがわからないとしばしばいわれているけど、それは「弱い」から盾なんですよね。もしも彼女がそうでなかったら、四宮かぐやとして、社交界に出されることはなく、本人は三つ子の魂百までと、しみついた悪い性格は離れないと言っているけど
悪さとよさは勾玉のようにあり、だからこそいいのです。すごく当たり前のことなんだけど。会長がそのあたりはかぐやさんに言ってあげていてましたね(クリスマス)ちまたで聞くような、かぐやは白銀のポンコツを知ったら失望するのでは?というアンチ(ではないのだろうけど)意見。

そこまで自分が欠落しているとわかっている四宮かぐやが、欠落した人間かつ好きな相手の底を知っても、ただそれは普遍的な愛になるだけではないだろうかと。なにもこれは二人の関係性だけでなく、自分と他人が歩み寄るというごく、自然なことで日々当たり前のように起きていること。

他のメンバーでもいえることなんだけど、石上くんは「ちょっと気味が悪い」発想と言われるくらい、ロマンチストと思いやりが入りまぜこぜになっていたりするだけで、実際そこまで人を思えるのは長所にほかなりません。
藤原書記はネタ的な意味でサイコパスとさらっと書かれたりもしているくらいですが、それくらいの無神経ともよべる自己主張の強い陽の部分ってあの場において不可欠なものだったと思います。(正しい意味でサイコパス的表現はいらないです、念のため)

一度解散からの再結成以降からのお話は、「生徒会メンバー」のお話。
というより、一年生を主体とした秀知院学園全体を通しての話という意識があるのでまた今記事とは違い、良い点もそうでないところへも、考え方自体が変わってくるので、今回の感想はここまでで。
ただ、私の中でかぐや様は告らせたいは15巻で一度完結した気持ちです。

二人が交際スタートして、なにかの横やりもなく幸せになってくれるのが一番の楽しみで、おもしろい話だと思っています。(何度か「おもしろい」を連発してはいるんですが、これはギャグだけをさしているものではない。展開的おもしろさを指す)

かぐやさんは家柄があるので、傲慢と偏見くらいに鉄板の身分差恋展開はあるにせよ、そこは含めて楽しみです。ただ・・・最近ミコちゃんと会長は別に親しくならなくてよかったんじゃないかなーとか、相変わらず早坂さんへの疑問はあります。今後そういう展開がないといいなと思いはします。

ミコちゃんはミコちゃんの相手がいてそちらのカップリングで人気があるのだし、あんまり男性キャラが絡んでおいしい人はいないんじゃないかなーというのはありますね。彼女にも報われてほしいです。まだ入学したばかりですからね。

前回記事の早坂愛さんに関しては「かぐや様に嫌われるのは一番怖い」が本当であって「それでも」的な展開はホントなしでお願いします。(バレンタインぎくしゃく解消必要性とやや思った。と、いうのも、まずは友達からという発言が過去ありますしね。あれは単なるブラックジョークであると信じますよ。

さすがに、これ以上は、「ない」と思ってますが。念のため。

これ以上の早坂愛さんに関しては疑問になりそうな話題なのでここまでにします。

展開自体はついては方針が今変わりつつあるので別記事で。次回はできたら、収束する前までに今話題の石上三角関係がどうなるんだろう?という予想やこうかな。という話も書きたいなと思う、時間との兼ね合いなんだけど。自分は主役二人が平和そうなので、今は展開追う組になっていますが、なるべくみんながうれしい形になるといいですよね。

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