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星屑 225 カメラばなし

2021年6月2日

 梅雨に入っていないのに梅雨明けしたかのような天気です。湿度がそれなりにあるので、辛うじて真夏ではない、という感じ。
 五月二六日は皆既月食でしたね。スーパームーンで皆既月食は二四年ぶりだったそうです。都内は夕方まで晴れていたので見れるかなと思っていましたが、夜は曇りで直接見ることができませんでした。ネット中継でちらっと見ましたが、やっぱり直接見たかったなあ……と少し残念。次はいつになるのでしょうか。
 初めてデジタル一眼を買ったとき、星が撮れるようになる!とマンションの屋上で夜な夜なカメラを構えていました。ただ、マンションの隣に新幹線が停まるだけの駅があり、その街灯が入らないようにするのにとても苦労した覚えがあります。当時はバルブを解放するという知識もなく、シャッターを直に押すのでよくブレブレになっていました。たぶん二秒タイマーを使って、三〇秒くらいシャッターを開きっぱなしにしていたら上手く撮れていた気がします。星を撮るのは難しかったですが、満月を撮るのはそれほど難易度は高くなく、頻繁に撮っていました。たしか数年前の月食は撮った記憶があります。カメラは完全に独学で、なんで写真実習があったのに授業取らなかったんだろうといまさら後悔しています。
 大学生当時は、一眼レフは一応持ってはいたけれど、ポートフォリオに使う自分の作品撮りや、遊びにいった先でスマホがわりに撮るといった使い方が多く、写真を加工したり、作品として仕上げるという意識はあまりありませんでした。光源の扱いやレフ板の意味、ストロボの扱いもあまりわからないまま修了してしまいました。
 今、事務所でプロ仕様の機材を使い、作品撮りをすることがたまにあります。ストロボを組み、光源を考え、構図をきちんと計算して組み立てる。楽しいですが毎回緊張します。素人なので組み立てるまでに時間を費やしてしまったり、なかなかOKが出ずにばたばたしたり……。その度に授業さえ取っておけば、と思いますが仕方がないので粛々と勉強しています。
 先日は、とある書籍の素材に使用する資料の動画を撮りに、カメラマンとして同行しました。隣に大御所の作家とデザイナー(社長)がいるなか、なんとか任務を遂行することができました。動画は動画として使用せず、ちょっとした細工をするのですが、その工程でAfter effectsを使わないといけないことが判明し、いま友達に質問しまくりながら作業しています。これも修行ですね。
 今回は、このへんで。

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