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星屑127 むかえるはなし

2018年1月9日

 遅くなりましたがあけましておめでとうございます。新年が明けてすっかり日常に戻りました。

 今年の年明けは尾道で大好きなひとたちと騒ぎながら迎えました。東京からわざわざ年越しのために来た友人とともに、山手の友人のシェアハウスでぐだぐだ過ごしました。噂に聞いていた商店街の年越しイベントは、噂通りの熱気と人でしたよ。地元の人たちの気合が入りすぎていて圧倒され、早々に参加を諦めて見ることに徹していました。そのあとは浄泉寺で鐘をついたあと、艮神社に初詣に行きました。こんなに賑やかに年末年始を過ごしたのは今回が最初で最後だと思います。あと三ヶ月、尾道生活を楽しみながら過ごします。

 新年の抱負は、と今年はよく聞かれる気がします。私の今年の抱負は生き抜くこと。春には新生活が始まること、慣れない環境に身を置くこと、理由は様々ありますがとにかく息さえしていればなんとかなる、と信じているのでこれにしました。あとは戌年で年女なので、駆け回る一年にしたいです。すでにばたばたと駆け回っているような気がします。

 興味のあること、行きたい場所、会いたい人にはたくさん会いに行く年にしたいとも思っています。今まで以上に、軽やかに、いろんなものをみたいです。

 さて、余裕ぶってはいますが、数日後に論文提出を控えているので追い込み作業をしています。六年間、論文を書かずに生きてきた人間なので、果たして読めるものができているのかどうか、とても不安です。あと少し。今日は進捗状況を確かめるために同期たちと読み合いをしてみたのですが、同じ素材でも視点が違うだけで全く別のもののように感じられるのが読んでいて面白かったです。それぞれの視点や課題を、今更ながら知ることができて有意義な時間だったな。同じ時間を過ごしていても知らないことがたくさんあります。

 論文を出し終えると、次は卒展に向けての準備期間に入ります。一気にすべてが終わってしまうような気がして少し寂しい。進んで進んで、気がついたら全部終わっている、そんな気がします。卒業の時もそうだったな。まるで文化祭の準備のような、みんなが同じ方向を向いていて、なんとなく連帯感が生まれて不思議な高揚感に包まれる時期。忙しくて大変だけど笑いながら乗り越えちゃうような、そんな感じです。卒業、という現実から目を背けているのかもしれませんね。

 年始のスタートはゆっくりになりましたが、星屑の更新ものんびり続けていきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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