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星屑124 さいかいばなし

2017年12月11日

 久しぶりのまとまった雨でした。冬の雨は苦手ですが、気温の差があまりないところはい唯一のいいところでしょうか。低気圧にやられてしまわないように暖かくして過ごそう。

 ずっと応援していたバンドが解散してはや一年がたち、いまだに去年の解散ライブのセットリストを流していたり、昔の動画を探していたりしていたのですが、つい最近、ボーカルがソロ活動を再開して歓喜していました。久しぶりの声と、変わらないスタンスの音楽にただただ浸っています。本当に嬉しい。サポートが元メンバーなのも最高です。

 最初に好きに音楽はなかなか嫌いになれないものです。特に中高生の時にすきになったものや支えてくれたものはなおさら。少ないお小遣いでCDを買ったり雑誌を買ったりしていたこと、塾の自習室でひたすら流しながら勉強していたこと、部活の前、試合の直前。集中したいときはいつも音楽を流していました。今も相変わらず集中したいときには音楽を聴いています。しばらく聴いていなかった曲も久しぶりに聴くと、改めて良さがわかったりもします。

 新しいCDを手に入れて、パッケージから出すときのどきどき、CDをセットしてはじめの音を聴くとき、歌詞カードをひたすら読み返すときのわくわく感は何にもかえがたいものがあります。

 ずっと同じものが好きなのはへんなのかなあ、とこぼしたことがあります。もう何年も好きになったひとたちを未だに好きなんて、しかももう名前も聞かないようなバンド。名前を出すと鼻で笑われたりすることもあります。りんみちゃん、そんなの聴くんだ。意外。まだ活動してたんだね。そう言われることもままあるので、自然と口に出すことも少なくなりました。

 そう言われるの、なんだかいやだなあとぼそっと呟いていたら、思春期にすきになったものは大人になっても好きなままの人が多いから堂々としておいて大丈夫、と言ってくれた人がいました。自分の根幹なんだから大事にしなさいとも。その人にとっては何気ない一言でもずいぶんと気が楽になりました。でも、しばらくは隠しておくかな。余計なことで心をすり減らしたくないし、好きなものに下手な共感はいらない。

 来週はいよいよ修了審査です。おそらくばたばたしているので更新できるか危ういです。審査の日を間違えて伝えられていたのもなかなか痛い。あと少し、気を引き締めてがんばろう。今回はこのへんで。


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