見出し画像

星屑126 しゅうごうばなし

2017年12月26日

 冬至が過ぎ、日脚は延びていきますが寒さはこれからが本番ですね。土日は思ったよりも暖かく、昼間はマフラーもいらないくらいでした。

 制作もひと段落したところで、少し足を伸ばして関西まで行っていました。目的はいくつかあったのですが、先月尾道で開催した「はじめて見つめるときのように」が大阪で開催されたので遊びに行っていたのと、地元の同級生と数年ぶりに会ってきたのでした。

 関西へは先月も行ったような気がするのですが、目的が打ち合わせで、車でとんぼ返りしたので、きちんと歩くのはいつぶりだったかしら。梅田はやっぱりダンジョンだと思います。歩けども歩けども目的地を見失ってしまう……。

 ワークショップは箕面にある「豆椿」で行われました。季節といなりのお店で、今年の営業は終わってしまいましたが、ワークショップでいただいたお善哉はとっても美味しかったです。はじめてお会いしたのにとても気さくに話してくださって、今度はきちんとお店でごはんをいただきたいです。大阪に通う理由ができました。ワークショップはもちろん素敵な時間で、一期一会や新しい発見がたくさんありました。また何か、関われたらいいなあ。

 そして、もうひとつの目的は地元の同級生に会うことでした。もう一五年のつきあいになる人たち。ことあるごとに会ってはいるのですが、いつも一緒にいた四人で会うのは実に数年ぶり。お互い仕事で忙しいし、住んでいる場所もばらばらなので今回集合できたのが奇跡のようでした。なんとなく連絡してみたらみんなふたつ返事できてくれて、久しぶりに地元の話をして懐かしくなっていました。あまり地元に対して執着がないので、年末も戻る予定はありませんが、数少ない友人関係は大事にしたいです。

 仕事の話や他愛のない話、高校の時の話をしていると、変わらないなあと思いつつもみんなそれぞれの道を進んでいるのだと実感します。それは専門的な話で会ったり、私の知らない人間関係だったり、生活を垣間見る時です。地元でもそこまで密に一緒にいたわけでもないのですが、知らない部分が増えていることに、なんとなく寂しさを感じたりもします。

 今年一年はひたすら動き回った一年でした。様々な出会いもあり、新しい動きもあり、たくさん本も作り、充実した時間を過ごすことができました。この勢いのまま、来年もどうぞよろしくおねがいいたします。

 みなさま良いお年を。


自費出版・完全手製本で冊子版星屑を制作しています。第三弾の制作費のサポートよろしければお願いします!