Michelle Obama『My Story』

このコロナでの“緊急事態宣言”下において、私の勤める会社も重い腰を上げて、#wfhを始めた。外資系企業に勤める夫は、とっくにwfhを始めており、憧れの眼差しで見ていたwfhが遂に始まると、とにかく、読書が出来ることに気が付いた。(私の仕事は待ちがとにかく多い)

そんな中で、この3月後半~5月に読んだ本の中で心に残ったものの中で、特に多くの人(女性はぜひ!)に読んでほしいのが、Michelle Obamaの『My Story』だ。

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Michelle Obamaの生い立ちからファーストレディの引退までを描いているので、詳細なあらすじはこちらで。

私が何より感動して、Michelleのことをますますリスペクトしたのは、スピーチで「自分が本当に思ったことしか言わない」こと。夫Barakの民主党の候補者選挙から、Michelleのスピーチはスタートした当初は、様々な酷評に傷ついたことも素直に書かれてある。Michelleの魅力は、この素直さにあると思う。

2008年、Barak Obamaが大統領に就任してからの8年間、Michelleがファーストレディになってから、私はMichelleが着ているもの、クリスマスのホワイトハウスの飾りつけ(これは代々、ファーストレディの仕事)、彼女のスピーチをいわゆるゴシップ記事で見てきた。それだけでも彼女がいわゆる普通の女性で、おしゃれで賢い人なのは分かった。そして、これを見て、Michelleのことがもっと好きになった。Michelle、イケてる!日本には皇室はあれど、ファーストレディはほぼいないに等しい(いるにはいるけれど…彼女をファーストレディとは呼びたくない)ので、こんなファーストレディがいるアメリカのことを以前よりもっと好きになった。

そんな彼女が今までの自分の人生を赤裸々に書いたこの本で、私はとても励まされた。私の会社はいわゆるドメ、年功序列、36歳の今、ある程度の自分のキャリアには見通しがついてしまう。「自分は何をしたいんだろう?」とこの本を読んで改めて考えている。ちょうど、今は大きな変革の時。Michelleは私に、18歳の時に考えていた「自分は何をして生きていこう?」と考えるきっかけを与えてくれた。まだ具体的に何かやる行動までは出来ていないが、私の中で長らく眠っていた「私の本当の声」は届き始めている。

日本の女性は「慎み深い」ことが古くから良しとされてきた。それもまぁいい。でも、「慎み深い=何も言わない存在」が良しとされ、「女性」というだけで蔑ろにされることは、ありとあらゆるところにありすぎて、正直、麻痺していて、当たり前として受け取っていることが多い。ただ、それが当たり前ではない、と気づいた時に、私の友人の子どもたちが大人になった時、こんな世の中ではいけないと強く思っている。私が動くことで、何かが変わるきっかけになるかもしれない。Michelleが本当に1人の普通の女性だったからこそ、私のこの思いも自分で潰すことなく、こうやって文章に出来た。

I respect Michelle Obama so much. She gives me the courage to start action which I really want to do from my teenager. And, she is my mentor who I’m looking for long time. 





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