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「謙遜」という文化

七夕ですね。皆さんはどんな願いごとをされましたか?
私は毎年、5兆円欲しいと短冊に書いています(あまりスケールの小さい願いごとだと叶わないそうなので、ならいっそドーン!とね)

選挙ももちろん行ってきました。国民の権利であり義務ですのでね。
出口調査で誰に入れたか聞かれたので「投票箱」と答えておきました。相手が誰であれ、誰に投票したかなど答えなくてはならない義務はありませんのでね。また聞いてきた方も、答えて当然と言わんばかりの態度で少々ムっとしたので。強ち間違ってはいないでしょ?(笑)

それはそうと、着物を新調しました(^^)夫が買ってくれたのです♪ちょうど呉服屋さんがバーゲンだったこともあり、紬なのに破格のお値段で(紬であのお値段は奇跡としか言いようがないです、紬は遊び着なのにお値段はお高いです)薄いピンク地に、横に苺の模様が入った、紬としては珍しい柄で、Xでフォローしている作家さんが(着物小物を作ってる作家さん)買われていたのを見て、呉服屋さんに訊ねたところ、奇跡的に反物が一本だけ余っていて、試着したらとても可愛かったのです(^^)夫が、一緒に試着した帯、コーデした帯揚げ、帯締め、帯留めも一緒に買ってしまおうと買ってくれたのです!めちゃ嬉しい♪

単衣なのでこれからの時期は着れませんが、それでも良いです。呉服屋さんに「素敵な旦那さまですね~!羨ましい!私買ってもらったことない」と言われ、私も「でしょでしょ!」と言っておきました(^^)だって私の夫は背も高くて顔も筒井道隆似のイケだしで、こうやって奥さん孝行してくれるしで花マル満点の夫ですもの、その通りでしょとしか言いようがありません。

そこでふと思ったのですが、ここで「いやいやそんなことありませんよ~」と謙遜してしまう方も少なからずいると思います。
そして思い出したのが「ダーリンは外国人」で、トニーさんが日本の文化にある「謙遜」というものがいまいち理解に苦しむようでして、さおりさんとさおりさんのお姉さんとトニーさんが談笑していて、お姉さんなんてダメダメで~的な会話をしていて、トニーさんの顔がだんだん曇ってき始め、悲しそうな顔で頭も斜めになり、ついには「どうしてそんなこと言うの…?お姉さんいいとこいっぱいあるじゃない」と首をふりふりしながら言いました。

お姉さんは「あ…ありがとうございます」と驚き、さおりさんも「いやいや、みんなお姉ちゃんを好きだけど「あえて」言ってんのよ、あえて」とフォローを入れても「どうしてあえるんだろう…」とトニーさんはいまいち腑に落ちなかったようでした。

この「謙遜」という文化、実は私も子供の頃から理解できず、今も理解していませんし、しようとも思わないです。
褒められたら素直に「ありがとう」と言えばいいのにと、子供心にいつも思い、社会人になってからも、褒められたら「いえいえ、そんなことありませんよ」と謙遜しなくてはいけない空気も理解に苦しみます。

外国では褒められれば素直にありがとうと受けとめるらしいです。褒められて「そんなことありません」と言い、また言わなければ「調子に乗りやがって」と後で思われるようなのは日本だけのようです。

私も会社で絵を描いて、それが表彰されたり、会社内の新聞に載ったりすれば普通に「ありがとうございます、とても嬉しいです!」と言い、いえいえそんなことありませんよなどとは言わなかったです。私の考えとして、そんなことありませんなどと返すのは、褒めてくれた方に失礼になりはしないかと思うのです。

私の母は、私の書いた作文が区のカレンダーに載ったとき、ママさん連中にすごいねぇと言われて、そんなことないわよ~と鼻をピクつかせながら、内心は鼻高々であったことをよく覚えています。

褒められたら素直に「ありがとうございます、嬉しいです」でいいのになと今でも思いますし、これからもその考えは変わらないと思います。


星に願いを

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