「Miss Saigon」@Hollywood

July 28,2019 @ Pantage Theatre in Los Angles

有名な「Miss Saigon」ですが、こちらレミゼの作詞・作曲コンビの作品です。そして、オペラ「蝶々夫人」のストーリーをベトナム戦争時に置き換えて作られたものだそうです。
1989年にロンドンで初演、ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に国と国に引き裂かれた人々の葛藤と悲劇を描いたミュージカル。

売春宿で働くベトナム人・キムとアメリカ兵クリスが恋に落ち、終戦後、キムを置いたままクリスは帰国し、後に子供が生まれていたことを知る。そして・・

うーーむ。
これはたぶん日本で日本人が演じるミス・サイゴンを観るのと、アメリカでアジア人として観るのでは、まったく違って見えるんじゃないかと思いました。とても、きつい。
まったくハッピーエンドではない、どこまでも重いストーリー。むしろ人種差別・女性差別で議論の的になってきたであろうと思うけど、ロンドンでもブロードウェイでもロングラン公演を記録した人気作品って・・と、終始とても複雑な気持ちで観ていました。この気持ち、私に自分はアジアンという認識があるからでしょうね。

それでもアメリカで、こうしたアジア人が主役になれる作品は少なく、たくさんのアジアンが頑張っている姿は勇気をもらえます。