見出し画像

「Jesus Christ Superstar」 @San Diego

November 19, 2019 at San Diego Theatre

昨年から少しずつ機会を見つけては、アメリカやヨーロッパなどの劇場に足を運んでいます。なかなかストレートプレイは細かいニュアンスがつかみきれず厳しいのですが、有名なミュージカルならストーリーも知っているし楽しめるかと思って。せっかく海外に住んでいるのにもったいですものね。

ミュージカル「Jesu Christ Superstar(ジーザスクライストスーパースター)」は、初見で、たまたまサンディエゴに行く時に上演していて、直前にチケットを取って行ってきました。

画像1

聖書を元にイエス・キリストの最期の七日間を描いた作品で、1971年にブロードウェイで舞台化、1972年にはロンドンで上演、1973、日本では劇団四季が舞台化しました。大御所アンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲、ティム・ライスが作詞を担当した彼らの出世作。全編にわたり音楽と歌曲のみで物語が進行する「ロックオペラ」です。現在も世界中で上演され、2度映画化されている作品で、今回は50th Aniversaryの北米ツアー。

画像2

画像4

私自身、ロックオペラというものを観たのが初めてで、いや、聖書をロックって驚くし、ジーザスが超普段着のフーディ着て、ハンドマイク持ってギター弾きながらシャウトするって、なかなか圧倒されて入り込めそうで入り込めない。それでもジーザスの苦悩と覚悟が歌という表現で胸に迫ってきて目が離せません。またジーザス役のAron LaVingneがジーザスのイメージピッタリな容姿なんです。と、観ながら、いろいろ感動したり、考えたり、これあり?と思ったり忙しくて、これはもう1回くらい機会があったら心落ち着いた状態で観たいな、と思いました。

今ではすっかりメジャーな人気作品なので受け入れられていますが、やはりここはキリスト教の国ですから初演時は、このイエス=キリストの扱い方、人間として表現したことなど、特にキリスト教徒の間で上演反対のデモが起きたほどだそう。上演中に席を立つ人も多く、それだけショッキングな作品だったと言うのもうなずけました。ちなみにこの作品、Rateは10歳+と書いてありました。
そういう意味では、キリスト教の国で観るのと、他の宗教の国で観るのでは、「観客」が大きく違うでしょうね。

同じ作品をロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンと場所を変えて見ると、もちろん演じる人種、キャストのレベル、演出の違いなど感じることも多いのですが、私が一番違うな、と感じるのは「観客」です。つくづく、どういう観客が観にくるか、も含めて作品だなと思います。

画像3


終演後、ジーザス(Aron LaVingne)が一緒に写真を撮ってくれました。
とっても優しいナイスガイでした。海外の俳優さんって、話しかければ立ち話してくれるし、サインはもちろん写真も喜んで撮ってくれて、本当にフレンドリーです。

また機会があったら、もう一度観たい作品でした。

Jesus Christ Superstar 50th Anniversary North America Tour
公式ページ



よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、日本や海外でのトークイベントやワークショップなどの活動費に使わせていただきます!ありがとうございます!